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その魅力は危険な美しさTWICE"MORE & MORE"

最初にMVを見た感想は「この曲、MVで楽しむのが1番魅力的だな」という事、これだけは断言できる

個人的に感じた、歌詞に込められた意味やどういった魅力だったかを描き綴ろうと思う。


MVはこちら↑

この曲は彼女があなたに向けてのメッセージのように思う。あなたというのはTWICEに向ける全ての人の心に当てはまるものだと考える。


まずイントロ、冒頭には自然の中にいるTWICE、美しい雰囲気でおとぎ話や絵本に出てきそうなファンタジーさがある。

しかし、次の描写を見てみる。

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赤い画面の不気味さに木をつたう蛇が見える。
ヘビが持つ印象で美しさだけではない危うさ、危険さも感じられる冒頭だ。

ここで歌詞の意味を見てみる。
歌詞は分かりやすいように日本語表記化した。

私はそれが欲しいと知っている                           いいこと言うはもうやめる          私がそれを受ける資格があるからだ   

この歌詞、思うところは彼女が今までしてきたことをやめるという動機、心境。
その大きな理由として考えられるのは次の歌詞。

彼女は「自分が欲しいそれ」を受ける資格があると確信したから。しかし”それ”とは、何を指すの?という疑問が私に浮かんだ。
次を見てみよう。

もしちょっと私のことが嫌になっても心配しない
あなたを知っているから           私の目をしきりに避けてみて         あなたの気持ちをしきりに隠してみて     私から逃げてみて NO NO                                

変化した自分の事を嫌いになってしまうかもしれないという不安が彼女の脳裏を過ることだろう。でも心配しないと言える彼女。
なぜそう言えるのかの根拠は彼女にとってのあなたの存在であること。                     

ifの不安よりも知っているあなたのことを信用して出てくる言葉に見える。

閉じた目を開けた時             ふと私が思い浮かぶ時            あなたはまた私のものになる         

「ふと思い浮かぶ時」はあなたが彼女のことを思った時点でその時の心は彼女でいっぱいになっており、そんな心は彼女のものとも言えるのだろう。
それを彼女達は分かっていて伝えて来る様だ。


歌にとっては大切なサビの部分に突入する訳だがここでMVの描写を見てみよう。

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美しい自然、蛇、果実。頬張る彼女。ここから連想出来るのは禁断の果実という話。

禁断の果実(きんだんのかじつ、Forbidden fruit)とは、それを手にすることができないこと、手にすべきではないこと、あるいは欲しいと思っても手にすることは禁じられていることを知ることにより、かえって魅力が増し、欲望の対象になるもののことをいう。  引用Wikipedia

禁断の果実という話はどこかで1度は聞いたことのあるような有名な話だ。
蛇に嵌められ、食べてはいけない果実を食べてしまう話。

歌詞に戻る。

あなたはきっとこう言う  もっと もっと もっと
止められなくて  もっと もっと もっと
だからもう一度
欲しいのよ  もっともっともっと
止めたくなくて  もっと もっと もっと
だからもう一度

これを読むとあなたにとっての果実、つまり魅力の対象はこれまでの詩を見て彼女に置き換えられると思う。
そして、「止められなくて、欲しいのよ、止めたくなくて」という歌詞から彼女も果実の存在を求めていると分かる。

歌詞の歌い出しの文の
「私はそれが欲しいと知っている」
という“それ”とはあなたの心を示すのだろう。

「もっと」と何度も求める姿は果実に手を伸ばすかの様で、あなたは彼女に心が引かれてしまう。
そして彼女もあなたの心に手を伸ばして届くように求めている。努力をしてる。
結果、彼女の魅力は一層増してあなたは彼女の魅力にもっと惹かれることになる。
というループに、魅力に嵌る。

まるでトラップですよね。危険な美しさです。

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MVにも蜘蛛の巣の描写があり、罠を示しているように見える。



そして曲の終盤。


私は元々欲張りなの知らなかったらごめん
先に謝っておくわ
だって私はあなたがもっと欲しいから
意見はいらない盗むわあなたの心
私の虜になるわよノーとは言えない
私は野良猫今日だけはあなたを
捕まえに来たから待っていて
遠くへ行かずにまた私のところに来て来て

彼女の心境が分かってきたので、2番目の歌詞の内容は強気な彼女の言葉がストレートに伝わる。
自信溢れるその言葉はこちらを引っ張っていってくれる様。

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YEAH
もう一度
止められなくて もっともっと 
だからもう一度
止めたくなくて もっともっと 
だからもう一度

歌詞に何度も出てくる「もう一度」とは、
人の心自体は常に揺れ動くもの、そんな中で彼女のもとを離れるあなた(存在)もいることでしょう。
その心を欲する彼女は「だからもう一度」
と願いのように何度も繰り返す。

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ラストのカット。森の中からこちらを見る美女たち、美しいです。



次にごとりと何かが落ちる。



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ゾクリ、、




最後の描写にゾクッとした人は私だけではないはず。
終わり方はおとぎ話と同じ結末。
蛇の罠で実を口にしてしまった最後になる。


果たして今回場合、罠に嵌ったのは誰なのでしょうか?




きっと、罠にはまったのは魅力に取り憑かれた私やあなたなのかも知れませんね.....。





アイドルという存在は、人の心をひきつけて夢中にさせる力があります。
アイドル自身も上へ、上へと今以上に愛を求め続け、私達を笑顔にさせてくれますよね。
そんな私達と彼女達の関係性が素敵に表現されています、なんとも魅力的です。

私はこの曲を聴いて、ジャンルがまた変わって、惑うこともあるけれど、強くあとをついてきてくれるファンがいるからこそファンを引っ張って突き進んでいくTWICEが脳裏に浮かびました。
強い女性は美しいですね。


語りつくし長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださってありがとうございました。

他にもこんな意味がある!など考察している方はコメントでぜひ教えてください。

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