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ハラスメントと医療業界の未来

島根県作業療法士協会から40周年の記念品として、名前入りのボールペンを頂きました。
私、臨床に出て35年。島根県作業療法士協会が発足して5年目に入会させていた抱いたことになります。当時は15人ぐらいのメンバーだったと記憶していますが、最近では500人を超える会員数になったと聞きます。
凄いですね。

さて、最近島根県に限った話ではありませんが、知り合いのPT・OT・STから実習がやりにくくなったとの声を聞きます。

PT・OT・STの学校では臨床実習が義務づけられています。最低限の知識と技術を臨床に結びつけるために現場で学ぶのですね。
臨床35年の私でも足りない知識や技術があると感じて色々学ぶ機会を持っているわけですから、学生は当然、臨床に役立つ知識や技術など殆ど持ち合わせていないわけです。
ですので、臨床で、足りない部分のレポートを命じられたり、技術の練習をしたりと寝る間も削りながら色々するのですね。厳しいものでした。〜私の時代の話ですね。

現在、現場の人達は、そういった技術や知識の伝達が“ハラスメント”という壁が出来たので出来なくなったと嘆いておられるわけです。
まぁ、そうでしょうね。
国家試験は勉強さえすれば通るので、その後、新しい知識や技術を学ぼうとするか否かと言うことになりますね。
つまり、卒後、実際の場面で臨床実習の様な経験をしなくてはならなくなるわけです。

まぁ、やらなくても免許はあるので、行ったセラピーに対して医療保険点数はつきます。病院や施設にとっては、学んでいようが学んでいまいが稼ぎは一緒ですから余り問題にならないかも知れませんけれど。

今後どの様な世界が待っているのでしょうね?


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