痛みを根本から改善するために大切なこと(後編)
「痛みを根本から改善するために大切なこと」と言うテーマで前回の記事では前編として「痛みの根本原因は何か」と言うことを紹介しました。
前編をまだお読みになっていない方はこちらからご覧ください。
今回は後編として痛みを根本から改善するためにはどうすれば良いのかを紹介していきたいと思います!
痛みを根本から改善するための方法
それは、
①動作の改善
②動作習慣の改善
この二つになります!
動作を改善し、習慣まで変えていく、これができれば痛みを根本から改善していくことができるのです。
この二つについて詳しく解説していきます。
①動作の改善
前編では痛みの根本原因は「負荷のかかる動作の繰り返しにより、一部の筋肉や関節に対して負担が集中してしまったこと」と紹介しました。
よって根本改善を行っていくうえで大事になることは、
痛みがある部分に対してその部分に負荷がかからない身体の動かし方に改善していくこと
となります。これが「動作の改善」ということになります。
低年齢の子どもで腰や膝が痛いという人はほとんどいない、ということを考えると、人間にはもともとやわらかい身体が備わっていたと考えられますし、もともと備わっていたやわらかい身体に戻すことが痛み改善の一つのカギになると考えています。
つまり、ある一部分に負担がかからない身体の動き方を獲得し、‟全身が連動していく”ことが動作改善のポイントになるのです!
膝の痛みであれば、患部の膝ではなく例えば股関節や足関節の動きを改善していくこともありますし、肩関節や肘関節というような患部とは程遠い部位も検査、分析、改善していくこともあります。
これによって全身運動として患部に負担をかけないようにしていく、ということをまず一つ大事にしています。
②動作習慣の改善
結局痛みが生じてしまうというのは、間違った動作が習慣化してしまっていて、その間違った動作習慣によって、経年劣化、問題が起きてしまうことが原因であると考えます。
そのため、その場で良い動きや良い形に近づけることができたとしても、長年の動作習慣、生活習慣の中で元に戻ってしまうのです。
痛みが引くまで安静にしていたのに、ランを再開するとまた再発してしまったということがあると思いますが、それも根本原因となる動作を習慣から変えることができていなかったから、ということになります。
よって根本改善には動作の改善に加えて動作習慣を改善していくことが大切であると考えています。
そして正しい動作を再習慣化、新習慣の導入には約3ヵ月は必要だと言われています。
つまり、痛みの根本原因となる動作の改善、動作習慣の改善には継続が欠かせない、と言うことです。
この考えをもとに、僕が行う治療では3か月で痛みを根本改善と言うことをテーマにしています。
以上より、痛みの根本改善において大切なことは
①動作を改善させること
②動作習慣を改善し、正しい動作を再習慣化させること
この2つになります。
痛みに悩んでいたりする時には、ぜひこの考えを思い出して欲しいなと思います!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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