痛みを根本から改善するために大切なこと(前編)
ランニングやその他スポーツ、また日常生活の中で痛みを感じる経験は多くあると思います。
その中では、気づいたら痛みがなくなっていたというケースもあれば、一方で長年痛みに悩まされていて満足に走ることができない、だましだましで何とか走っているという方も少なくないように感じています。
そこで、今回の記事では「痛みを根本から改善していくために大切なこと(前編)」として、「痛みの根本原因は何か」について考えを共有していきたいと思います。
痛みの根本原因は何か
痛みを根本から治していくためにはまずその原因を知ることが大切です。
まずはわかりやすく車や日用品で考えてみたいと思います。
正常な使い方をしていたのに長年使っている中で壊れてしまった、不具合が起きてしまったというケースはよくありますよね。
これは基本的には使っていく中で負担が積み重なってしまったことが原因と考えます。
つまり人間の身体で言えば、膝が痛くなる、腰が痛くなるというのは
負荷のかかる動作をしているから一部の筋肉や関節に対して負担が集中して痛みに繋がってしまった
と考えるわけです。
その現象として筋肉の損傷や炎症、軟骨がすり減ったり、膝で言えば腸脛靭帯炎や鵞足炎、腰で言えば椎間板ヘルニアなどといった診断名がつくこととなります。
いきなり筋肉が損傷したり炎症が起こったりするのではなく、何かしら原因があって痛み・怪我へと発展してしまうのです。
その根本となる原因が「一部の筋肉や関節に負担が集中してしまうような動きを繰り返してしまったこと」であると考えています。
ランナーで言えば、
ロードの走り過ぎ
合っていないシューズの使用
急に走行距離を伸ばした
休まず走り続けた
といった様々な関連する要因が考えられますが、それらすべては上記の根本原因に集約されるのではないかなと思います。
例えば、もともと膝に負担のかかりやすい動きをしてしまっていたために、急激に走行距離を伸ばしたことで膝に過度な負担が集中して痛みを発症してしまった、と考えるわけです。
よって痛みを根本から改善していくためには、
痛みがある部分に対してその部分に負荷がかからない身体の動かし方に改善していくこと
が重要なポイントとなります。
よく怪我を治すために、柔軟性を上げよう、筋肉をほぐそう、筋トレをしよう、フォームを改善しようということをよく聞きます。
この考え方自体は素晴らしいと思います。
しかし、根本を解決するためには負担のかかる身体の動かし方を改善する必要がある、と前提を知っておくことが非常に大切であると僕は考えています。
次回の後編では、痛みの根本改善の方法についてより細かくまとまて行きたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました☺
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