勝負下着が分からない
僕は「女性とはそもそもそういうものである」とか「男子たるものこうでなければならない」みたいな類型的なアプローチは大嫌いで、普段からそういう思考経路に迷い込まないように気をつけているつもりです。
でも、やっぱり女性と男性はこういうところで究極的に違うな、と思ってしまうことが時々あるんですよね。なんか、根本的な感性の違い、みたいな。
勝負下着
そういう絡みで僕が例に挙げるのは「勝負下着」です。いや、ひょっとしたら最近ではもうそういうのは全然流行っていないのかもしれませんが（笑）
いずれにしても、ある時期から僕はそのことが気になって、自分のブログに２回も記事を上げていました。てっきり１回書いただけだと思っていたのですが、検索してみたら２件ヒットして、そんなに気になっていたのか！と自分でもびっくりです（笑）
「勝負下着」について真面目に考える（2010/9/27）
勝負の行方（2014/5/18）
上記２つの文章を読んでもらっても良いのですが、長くなるので結論だけ書くと、
どうして女性はそういうところにこだわるのだろう？
そもそも男性は女性の下着にそれほど意味を見いだせない。
下着で男は落とせないだろう？
ということです。
そしたら、当時僕のブログをよく読んでくれていた女性がコメントを書いてくれました：
結論から言うと、勝負下着では男性を落とせません（笑）
（中略）勝負下着を身に着けていくということは、「今夜はその気」ということなんですね。そういう雰囲気のいいシチュエーションになることは織り込み済みという。
つまり下着で勝負するのではなくて、勝負をかける気でいる、そういう自分を鼓舞するんです（笑） ちょっと女豹的でアレですけど。
勝負下着を着けているだけで、そういうフェロモンが出るのです。ほんとですよ。
武道家が武具を身に着けるとテンションがあがって、気迫が出るのと同じです。
まつげにも色気が宿る…というような。
つまり、女性は自分のために勝負下着を着けているようなものなのです。
え？ そうなんですか？ じ、自分のためだったんですか！ 僕は思ってもみなかった回答に大いに驚きました。
ということは、男性側は彼女のそういう思いを感じてあげなければならない、あるいは、感じ取ってあげられる男性は素敵、ということでしょうか？ それとも、あくまで自分のためのもんなのだから、男性側はそういうのには無頓着で構わないということ？
いずれにしても、僕はそれまでそういう目で女性の下着を見たことがありませんでした。
男の視点からすれば、極論すると女性の下着は、ただ、エロいかエロくないかということしかありません。そして、逆に自分が自分の下着を選ぶ際には、それが女の子にどう思われるかということだけが選択の基準なのです。決して自分のためではありません。
そう、男性の行動原理は大抵は好きな女性のため、あるいはもっと下世話な言い方をすれば、「女にモテるため」であって決して自分のためではないように思うのです（違うかな？）。少なくとも僕の場合は、もう、中学に上がった頃からずっとそうだったように思います。
ダイエット
それに関しては、同じブログにこんなことを書いています：
80％の思い（2018/7/31）
これも全文読んでもらうのは申し訳ないので要約すると、もっと痩せたいと言っている女性に、我々はついつい「男はそのぐらいの体型のほうが好きだから、今のままでいいんじゃない？」などと言ってしまうのですが、そういう発言に対してある女性が twitter でこんなことを書いてたのです：
女の子の 80％ 以上は男のためにやせたいなんて思っていないから
これにも仰天しました。え？ 女性の場合は「異性のため」以外の目的が存在するのか！と心底驚きました。
思うに男性の場合、もっとカッコよくなりたいと思うのはほとんど 100% 女の子にカッコいいと思われたいからです。自分のためなんてことはほとんどないし、同性の目なんぞは全く眼中にありません。
痩せるのも鍛えるのもひたすら好きなあの娘のため、あるいは、誰でもいいから女にモテたいからなんです。これも中学生ぐらいからずっとそうです。
だから、女の子が痩せたいと思う理由が、彼女が思いを寄せるどこかの男子のため、あるいは男性一般にモテたいためではないなどとは、全く及びもつかないのです。
もしこれが男女一般の感じ方の差異だとすれば、そこには千里の径庭があります。
で、この感覚のズレが、ひょっとしたら時々、世界のあちこちでひとりよがりな恋愛を産み落としていたりするのかな、なんて思ったりもするのですが、皆さん如何でしょうか？
僕の場合は何しろ、そういう下着で「勝負」された経験もないので、なんとも断言はできないのですが（笑）
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