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一期一会

周さんのブログを愛読している。そこに気になることが書いてあった。ハッと気づかされた。

一度会って、話をしたり時間を過ごした経験があると、次にいつ会えるのだろう、もしかして今回が最後かもしれないと思う時がある。

会えることが無限ではないことを分かりはじめたとき、
突然の出会いも、突然の再会も、大切なものだと思えるのかもしれない。

「一期一会」
この言葉が、頭をよぎって、胸まで降りてスーッと染み入った。

一期一会を辞書で調べてみる。

一生に一度だけの機会。生涯に一度限りであること。生涯に一回しかないと考えて、そのことに専念する意。もと茶道の心得を表した語で、どの茶会でも一生に一度のものと心得て、主客ともに誠意を尽くすべきことをいう。▽千利休の弟子宗二の『山上宗二記やまのうえそうじき』に「一期に一度の会」とあるのによる。「一期」は仏教語で、人が生まれてから死ぬまでの間の意。

goo辞書


なんとなく、学校で習った千利休の言葉で、縁や機会を大切にしよー!みたいな言葉だと思っていた。

でも、この言葉を味わってみると、もっと生々しい響きがあった。

次はもう会えないかもしれない。

そう思うと、使う言葉ひとつ、表情ひとつが変わってくる気がしてくる。もっと変えなければならないような思いに駆られる。

僕には妻と2人の子どもたちがいる。常に生活を共にいると、残念ながらどうしてもキツく当たってしまったり、そっけない態度をとってしまうこともある。

だけど、その後、もう会えないとしたら、同じことをするのだろうか。僕の答えはノーである。

仕事で愚痴りたくなってしまう時もそう。仕事の相手方や愚痴を聞いてくれる仲間にしても、それが最後のコミュニケーションになってしまうのだったとしたら、きっとネガティブな話より、感謝を伝えたくなるだろう。

もしかしたら僕にも不運なことが起きるかもしれない。そうしたら、いま関わってる全ての人が最後になる。最後にさせてしまう。

最後に会った時、僕は笑っていたい。

次に周さんにお会いできたら、僕は笑って感謝を伝えようと思う。

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