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夢の話

改めて言うほどのことではない、「夢」の面白いところは、目が覚めてみると現実ではどんなに道理の通っていない経験も、体験者がその一切をあっさり受け入れてしまうことだ。その世界の常識をこの現実で考察するところから超現実は見え始める。そこで僕たちは自らの深層心理と会話する。

現実で「道理が通る」とはあくまで物理的法則のことで、まだ我々が知らない現象は宇宙、あるいは地球上で、空中で、山奥で、深海で、僕たちの足下で起こっていても、おかしくはない。

現実も不条理なことばかりだ。
その中で夢を見続けるということが、僕の創作なのかもしれない。

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2ヵ月前に初めて陰湿集団で形にしたのは、台詞や段取りなど、「演劇」において物語を形成する多くを排除して新たなルールを加えたミニマルな作品「rule」だった。

今はありとあらゆる方法で主観を排除して深層心理と会話し、無意識を意識し、受け入れ、反応することを試みている。頭の中で。そして夢を見る。

その上で新たな要素を外部から取り入れ、刺激を与えた時に、新たな反応が見られるはずだ。

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