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【#DraftRank21】第3回結果、全日本大学野球選手権の注目選手

どうも、やまけんです。
5月17日から、「ファンが選ぶドラフト候補ランキング」(#DraftRank21)の第回を実施させていただきました。今回は、その結果をご報告させていただきます。

※本イベントの詳細および前回の結果についてはマガジンにまとめてありますので、お読みいただけると幸いです!

投手編①:センバツ未出場の高校生がランクアップ!

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今回も投手から結果を確認していきます。
第1回、第2回に続き今回も1位は佐藤隼輔(筑波大)投手。今春のリーグ戦成績では2勝4敗と負け越してしまったものの、41回を投げて40奪三振、防御率2.63という成績で、実力に関しては今更疑う必要はないのかもしれません。

2位以降は、センバツ未出場組の森木大智(高知高)投手、風間球打(ノースアジア大明桜高)投手が相次いでランクインしました。森木投手は今春の四国大会で154キロ、風間投手は153キロとそれぞれ自己最高球速を更新するなど、元来持っていたポテンシャルの高さを遺憾無く発揮しており、これがランクアップした要因であると考えられます。

また、高校生や大学生が台頭している中、4位にランクインした社会人の廣畑敦也(三菱自動車倉敷オーシャンズ)投手も高い評価を維持しており、この点は非常に素晴らしいと言えるのではないでしょうか。

投手編②:10位台の顔ぶれにも変化が

10位には長谷川稜佑(青森大)投手がランクインし、前回の27位から大きく評価を伸ばしました。今春のリーグ戦では最速155キロを計測し、インパクトを残しました。

11位の北山亘基(京都産業大)投手は、スカウトから「最終的に12人(ドラフト1位)の中に入ってくる可能性もある」とコメントが出ており、前回のランク外から大きく評価を伸ばした形となりました。

12位の山田龍聖(JR東日本)投手も前回の46位から大幅に順位を上げました。昨年までは主要大会での登板機会は多くありませんでしたが、高卒3年目の今季は4月に行われた日立市長杯で最速150キロを計測するなど大きく成長しています。

余談ですが、今年の社会人野球の大会の多くはスカウトや報道関係者を除いて無観客で開催されており、まだまだスポットライトの当たっていないドラフト候補選手が多くいる可能性もあります。6月29日から開催される日本選手権が有観客になるかはまだ発表がありませんが、この大会で評価を更に伸ばす社会人選手もいるのではないかと楽しみにしています。

追記:社会人野球の日本選手権ですが、ほっともっとフィールド神戸で行われる1回戦は上限5000人での有観客となる見通しとのことです!

投手編③:新たな選手も続々ランクイン!

センバツ終了後の前回から高校生は春季都道府県大会や各地区大会、大学生は春季リーグ戦、社会人は日本選手権対象大会などが行われ、続々と新たなドラフト候補が誕生しています。

前回のランク外から今回新たにランクインした投手は14名おり、これまでランクインしていた投手の順位にも上下に大きな変動が見られます。

特に参加メンバーから評価が高かったのが43位の川船龍星(拓殖大)投手。これまで東都リーグ二部に所属していたこともあり注目される機会が少なかったですが、直球の球威や球種の引き出しなどの投手としての総合力が高く、今春のリーグ戦では41回1/3を投げて防御率1.52と抜群の安定感を披露しました。

また参加メンバーからは今回ランクインしなかった投手の名前も出てきており、投手に関してはドラフト候補と呼べる水準の選手が充実してきたように思います。今後も、全日本大学選手権大会や社会人野球の日本選手権、高校野球の夏の都道府県大会を経て、ドラフトまで目まぐるしい順位の変動がありそうです。我々ファンも目が離せません!

野手編①:上位陣の顔ぶれは変わらないものの…

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野手では、全体1位に阪口樂(岐阜第一高)選手が選出されました。2位には梶原昂希(神奈川大)選手、3位には有薗直輝(千葉学芸高)選手がランクインし、それぞれ評価を伸ばした形となりました。

前回から上位14選手(参加メンバー7人×2巡でこのような表現をしております)の顔ぶれには変化は見られなかったものの、細かな順位変動が多く、昨年のドラフトにおける佐藤輝明(近畿大→阪神)選手や牧秀悟(中央大→横浜DeNA)選手のような絶対的な選手は現れていません。

仮にこのままドラフト本番を迎えた場合、このランキングの順番に名前が呼ばれるというよりも、球団のニーズやスカウトの好みによって左右されそうな雰囲気を感じます。場合によっては、2019年の小深田大翔(大阪ガス→東北楽天)選手のように「サプライズ」と思われるような選手の1位指名の可能性まで考えられそうです。

野手編②:春のリーグ戦で頭角を表した大学生野手

前回、一足早く開幕した東都一部リーグから山本ダンテ武蔵(國學院大)選手や中川拓紀(中央大)選手らが新たにランクインしましたが、山本選手は27位に、中川選手は25位にそれぞれランクアップしました。

春季リーグ戦で5本塁打を記録し、最高殊勲選手にも選出された山本選手は、社会人球界志望であることを表明し、話題になりました。しかしこの春のリーグ戦の活躍により、今後の希望進路に変化があるのかも注目です。

この他にも、春季リーグ戦での活躍により前回から評価を高めた選手がおり、前回の37位から26位にランクアップした池田来翔(国士舘大)選手や47位から31位にランクアップした山城響(富士大)選手などが例に挙げられます。特に山城選手は、リーグ戦で本塁打王打点王の二冠を獲得し、今春からコンバートされた二塁でベストナインも獲得しています。

貴重な右の大砲候補としての素質を感じさせた鵜飼航丞(駒澤大)選手や東怜央(立教大)選手なども新たにランクイン。秋季リーグ戦でも引き続きアピールをし、この春の成績がフロックではないことを証明したいです。

野手編③:高校生野手も続々登場

高校生野手もセンバツ後の春季大会で台頭した選手が多く、前回ランク外だった選手の中から新たに6選手がランクインしました。

33位の松本龍哉(盛岡大付高)選手は高校通算57本塁打(4月末時点)という左のスラッガー候補。同じく左のスラッガー候補と呼ばれる1位の阪口選手や15位の田村俊介(愛工大名電高)選手などはドラフト市場における「ライバル」とも言えるでしょう。

46位の金井慎之介(横浜高)選手は最速140キロ台後半のストレートを投げる投手でしたが、この春は不調で思うような成績が残せず、投手としては今回ランキングを外れました。しかしチームで3番を打つ非凡な打撃センスが評価され、今回は野手としてランクイン。実際にプロのスカウトが打撃面をどの程度評価しているかも含めて、今後も気になる選手の1人です。

次回:大学選手権終了後開催予定!注目選手は?

第4回は大学野球選手権終了後に開催を予定しています。6月7日から13日まで、明治神宮野球場と東京ドームにて有観客で開催されるので、ぜひ皆様球場に足を運んでみてください!
※今回は上限5000人の全席指定で、各種プレイガイド経由のみでの販売となっております。球場での当日販売はございませんのでご注意ください。

今回も、参加者の皆様に大学選手権での注目選手をお伺いしたので、こちらでまとめて紹介させていただきたいと思います。

右投手:小向直樹(共栄大) 下山泰輝(西日本工業大) 牛島樹(天理大) 
左投手:隅田知一郎(西日本工業大) 黒原拓未(関西学院大) 木下隆也(佛教大)
捕手:福永奨(國學院大) 古間木大登(東農大北海道オホーツク)
内野手:永江大樹(福岡大) 山城響(富士大) 藤本誠啓(国際武道大)
外野手:ブライト健太(上武大) 山脇彰太(上武大) 井上絢登(福岡大) 福元悠真(大阪商業大)
(敬称略、順不同)

そして、高校生も夏の大会前に急激な成長を遂げる選手がおり、大きな大会こそ少ない時期ですが目が離せません。

大学選手権での新たな好選手との出会いに期待し、締めさせていただきます。次回も是非お楽しみにお待ちいただければと思います!

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