MAYU 【ウィーン留学記】

文系博士課程。古典文献学。お酒が好き。現在、ウィーン留学中。

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【再掲】はじめに。【ウィーン留学記】

※この記事は2024年7月1日にアップしたものですが、あやまって削除してしまったので、再掲します。(スキを付けてくださった方、コメントを下さった方、すいません。) ウィーンから、こんにちは。 4月のあたまに日本を出発してから、3か月になる。京都から、オーストリアはウィーンへ、はるばるやって来た。少しずつ、こちらの生活にも慣れてきたので、ぼちぼち雑感を言葉にしていこうかな、と。 簡単に自己紹介をすると、文系の博士課程の学生。文系の中でも文献学を、扱っているのは古典テキスト

    • ハイデルベルク(Heidelberg)へ①【ウィーン留学記】

      はじめに 7月のなかば、ドイツへ行ってきた。ハイデルベルクに1週間、そしてミュンヘンに移動して2日滞在という、9泊10日の旅。目的地はハイデルベルク大学。知り合いの先生から、ぜひどうぞ、とお誘いいただき、授業やワークショップへ参加してきた。 今回は、ドイツへの旅、ハイデルベルク編、その1。 早速、遅延の洗礼を受ける 7月にハイデルベルクに行くんです、という話をすると、確実に言われたのが、ドイツの電車はよく遅れるよ、であった。鉄板ネタである。みんな一つは電車が遅れてト

      • 何食べてるの【ウィーン留学記】

        はじめに 日本にいる家族、先生、先輩、友人からされる質問の第一位は「何食べてるの」である。この質問、けっこう返答に困る。具体的な食材を言えばいいのか。自炊してるのか、外食で済ませているのかの二択なのか。いつもテキトーに、ちゃんと食べてます、と正解かわからない答えをしてしまう。 今回は、何を食べてるのか、について。 ヨーロッパのご飯 わたしは「おいしい」の基準が低い。それは、もうめちゃくちゃに低い気がする。わりと何でも、食べたら「おいしい」と思う。もうちょい塩気が欲し

        • レモンティーと夏の夜【ウィーン留学記】

          はじめに 夏は嫌いだが、夏の夜は好きだ。今、ウィーンは夜8時ごろにやっと西日が差してくるほど昼が長い。太陽が沈み、あたりが薄暗くなってくると、気持ちが落ち着いてくる。 今回は、ある夏の夜に飲んだレモンティーの味について。 Sommerfest 6月いっぱいでサマーセメスターが終了。いよいよサマーブレイクという名の自分の研究を進めなければならない期間に突入した。 そして6月末、セメスターの終わりのタイミングで、パーティーが開催された。学科に所属する学生や教員をはじめ

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          6本

        記事

          毎週月曜日に記事をアップするつもりだが、今週はお休みを。ただいまミュンヘンに滞在中。連日、猛暑&カンカン照りで、鼻の頭が焼けて赤くなってしまった。

          毎週月曜日に記事をアップするつもりだが、今週はお休みを。ただいまミュンヘンに滞在中。連日、猛暑&カンカン照りで、鼻の頭が焼けて赤くなってしまった。

          ブラチスラヴァ(Bratislava)へ【ウィーン留学記】

          はじめに ウィーンから電車で一時間、スロバキア(Slovenská republika)の首都ブラチスラヴァ(Bratislava)へお出かけ。最近ちょっと煮詰まりすぎていたため、新たな空気を吸いに行ってきた。観光地として有名なブラチスラヴァは、観光客でにぎわっていたが、旧市街の古い町並みにはゆったりした空気が流れていた。 ブラチスラヴァという地名は、google mapを眺めているときに目についた。聞いたこと無い地名だな、と思って調べると、大きな街ではないから日帰りに

          ブラチスラヴァ(Bratislava)へ【ウィーン留学記】

          ミュージカル【ウィーン留学記】

          はじめに ウィーンといえば音楽。ウィーンに出発する空港で、楽器を背負った音楽教室ご一行に出くわし、やはり音楽やりに行く人が多いんだな、と思っていた。今身を置いているアパートでは、夕方になるとヴァイオリンを練習している音が外から聞こえてくる。 スーパーマーケットにクラシック音楽のCDが売られていたり。ベートーベンの名が入った地名があったり。まだ訪ねたことはないがモーツァルトが暮らした家がミュージアムとして遺っていたり。 今回は、そんなウィーンでミュージカルを見に行った話

          ミュージカル【ウィーン留学記】

          岡山へ:おかやま文学フェスティバル

          ここ数日で気温はぐんぐん上昇、春めいた日差しに目を細めつつ、岡山までお出かけを。一泊二日、太陽光を浴びまくった。 岡山へは、およそ10年ぶりくらいの来訪。今回の旅のお目当ては「おかやま文学フェスティバル」。岡山県は文学創造都市としてユネスコ創造都市ネットワークに加盟し、「文学による心豊かなまちづくり」に取り組んでいるそう。めっちゃ、ええやんですね。 およそ一か月をかけてさまざまなイベントが開催されていたのだけど、3月11日・12日に開催されたおかやま文芸小学校にのみ参加。

          岡山へ:おかやま文学フェスティバル

          「ちょうどいい」について

          この前、友人を訪ねて東京へ。 修士課程の二年間を共に駆け抜けた戦友とも呼べる友人。お子が誕生したとの知らせを受けたのが九月で、会いに行きたいとメラメラしていたが、やっと、やっと会いに行けた。 東京駅に着き、八重洲北口で合流しよう、と言われるも、降り立ったのは南口。とりあえずそこに居て、と言われ待っていると、超ハイテンションな友人が登場。会うなり、産後の抜け毛が酷い件、搾乳がつらい件など、近況トークが止まらない。あぁ、なんか懐かしいなこの感じ、と相槌を打ちながら、隣でちょっと

          「ちょうどいい」について