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とうたん(お父さん)が子どもからもらったもの 36

「田舎」


田舎っていいもんだ。
自然があって、海があって、山があって。
道が広くて、遊ぶところがたくさんある。

私は都会に住んでいたし、住んでいる。

田舎の暮らしをしたことがない。


私が出張中のために、妻が息子を連れて実家に帰る。
妻の実家は田舎にある。

広い道を散歩し、つくしをとって息子が遊んでいる。
そんな写真を妻が送ってくれる。


私はそのような遊びをしたことがない。

あると言えばあるだろう。
親戚の家に連れて行ってもらって、ほんの少しの時間。

子どもの頃の遊んだ経験ってすごく大切だと思います。



私は、水泳が苦手だった。
というより、習うことがなかったからだ。

習ったり、経験したりすると自然と出来るようになる。
その経験が乏しかった。

スポーツばかりやっていた。
だからスポーツはできた。

でも自然で遊んだり、山に行ったり海に行ったり、スキーをしたり。。。
そんなことは小さい頃にして来なかった。

水泳に関しては頑張って覚えて、人並みに泳げるようになった。

スキーに関しても、すごく練習をして、インストラクターまでできるようになった。
スノボーも人並みにできるようになった。


でも、すごく思う。


もっと早く出来ていたら。。。


だからこそ、息子には色んな経験を積ませたい。

親のエゴにならない程度に。


一つのことだけでなく、この世界にはたくさんの覚えることがあり、楽しめることがあることを教えてあげたい。


そのためには、凄く必要なこと。


それが"田舎"の経験だと思う。

田舎をバカにしているわけでは全くない。
むしろ都会のモノの多さが自分には必要ないと思っているほどだ。

何を選択すべきか分からなくなっている。

何もないということは、満たされてないということではない。

何が幸せか、自分で考える時間がたくさんあるということだ。

なにがしたいかを選択し答えを見つけていく。

そんな選択をできる様な、そんな息子になってほしいなと思う。


田舎にいる妻と息子が羨ましい。

広い田んぼ道で妻と私で息子を挟んで、手を繋ぎのんびり歩きたいものだ。

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