見出し画像

ママ友、主婦同士のビジネスを卒業するなら家庭の事情をむやみに出さない

今は、ハードル低く女性でも主婦でも個人事業主になれます。

何か習い事をして、その知識を誰かに伝える仕事や、これまで長年携わって来た仕事で身に付けたスキルを使うなど、誰かの「困った」や「お悩み」を解決するのが仕事です。

「仕事」と言ったのは、ママ友や主婦同士の売り買いではなく、全く知らない人や企業がお客様になるという意味です。

公にしている仕事の時間(営業時間)が10:00~18:00だったとします。
これ、私の営業時間なんですが。ちなみに土日祝日はお休みとしていますが、実際は休日はあってないような物。

その時間内のお問合せに全く対応しないとか、何か理由をつけて打合せなどを断るとかってどうでしょうか?

それが、突発的ケース以外の家庭の事情だったとしたら聞いたお客様、打ち合わせ相手はどう感じるか考えたことがありますか?

結論から言うと、よほどのことが無い限り家庭の事情が理由だったとしても
それを言わない方が良いです。


家庭の事情を言って休めるのは雇われている立ち場の時

薬膳講師を始める前は、フリーで照明コンサルタントと照明器具の販売の仕事をしていました。

フリーとは言っても決まった数社から仕事をいただいていたので、営業はほとんどしなくても良い状態でした。なんとありがたいことに!です。

その仕事を始めたのは娘が小2の時です。

夫の転勤で海外に行き、そのタイミングで専業主婦になりブランクが10年。
実家が近くなら帰国当時2歳だった子供を、母に預けてまた照明のプランニングで働く予定でした。

けれども、帰国したのは知らない土地、働いた事の無い土地です。

子供も日本に慣れていないし、日本人なのに初めての日本での子育てになるため、働くことを諦めました。

そして、6年後、子どもが小2になった時、照明の仕事に戻りました。

夫の転勤前は会社勤めだったので、仕事の段取りさえつけておけば有給休暇で休めます。突然具合が悪くなったとしても、誰かが代わりに何とかしてくれることもあります。

けれど、フリーになってからは、「突然子供が熱で・・・」とか「学校の行事で・・・」とかが言えなくなりました。

当日の代理は無理なんですよ。仕事に穴を空けるのは。

いえ、言えるんですよ。

ただ、お声かけいただいた仕事をお断りする訳なので、次にまた声をかけてもらえるかはわからないということです。

なので、私が選んだのは、土日メインの仕事でした。

土日は夫が休みで子供を見て貰えたからです。

学校行事予定が出るのが遅い時や、娘の試合のスケジュールが遅い時は行けないこともありました。

その代わり、初めは仕事は平日は入れず土日と祝日が中心でした。

平日の子供の行事には支障は無いし、低学年の頃は習い事の送迎もしていました。

フリーランスで仕事をするとは、一人会社の社長と同じ。

仕事を代わってくれる人はいません。なので、優先順位をどうするかは家庭でしっかり決めておくことと家族の協力がめちゃ重要なのです。

当時の私は、子供の母としてもある程度しっかり務めたいし、仕事もしたいしという状態だったのです。

誰にでも家庭の事情、プライベートな事情はある

親の介護のこと、自治会のこと、子供のこと、PTA役員のこと、ボランティアのこと、趣味の習い事のこと・・・etc

誰にでもそれぞれ事情はあります。

良くあるじゃないですか?

PTA役員がしたくなくて、できない事情をいろいろ言ってもよほどのことが無い限り(24時間親の介護とか、自分が重い病気だとか)、前年度の役員さんはそれを理由と認めない。

誰にでも事情はあるからです。


職業人として子供っぽく見られる

子供より仕事が大切だと言っている訳ではありません。

価値観、大切にするもの、それも人それぞれです。

けれど、一人の職業人としては家庭のプライベートな事情を公にするのはどうなのだろうか?

子供っぽく見られてしまう可能性があります。

子供が小3か小4の頃、平日も含めて土日の仕事が増え始めました。

通しで1週間、毎日マンションの現場に張り付きのことも。

朝は子供より早く出て、帰りも子供より遅くなる。

カギを閉めて出ること、習い事に一人で行くこと、電話が鳴っても出ないこと、玄関でピンポン♪されても出ないことなどを親子でルールを作って子供も自分で自分の身を守れるように練習しました。

車で送迎していた場所へは一人でバスで行かせたり、そのためにキッズ携帯も持たせて。

初めは、
家を出たら、電話する。
バス停に着いたら、電話する。
バスに乗ったら、電話する・・・

というルールを子供も守ってやってくれていました。
今考えると、ずいぶん迷惑で面倒なことをさせていたものです(笑)

でも、万一、何かあったとしてもどの時点まで無事だったかの証拠が残ると考えたのです。私も心配でした。一人の親ですから。

初めは不安がって、一人でバスにも乗れなかったのに一人で行けるようになります。鍵はたまにかけ忘れる(笑)

なんでも親がしてしまうより、子供も成長するものです。

もちろん、仕事の休みの日や、普通に考えて業務時間以外の夜などは送迎もすればいいと思います。

だって、かわいいかわいいわが子ですから。


心配・協力が得られないならまだ仕事をするタイミングではないのかも?


これはあくまで私の例で、これが正解とは思っていません。

子供の性格や発達度合いによっても違うし、兄弟姉妹の年齢や一人っ子だと一人で夜の留守番は難しい場合もありますよね。

あ、うちも一人っ子だけど、周りに親戚も無いので仕方がなかったのです。

でも、ママ友が助けてくれました。特に夏休みや冬休み。

毎日の仕事ではないため、学童クラブに入ることもできなくて。

長い休み中に、土日以外に入る平日の仕事の時、朝ご飯を食べてから宿題を持って9:00頃からお邪魔させていただいたこともありました。

自分一人で抱え込まず、まずは家族に理解してもらう。
できれば家庭内で何とかする。

それが無理なら周りの協力を頼む。

家庭の事情を仕事に持ち込まない。

もし、毎週親の病院の付き添いや子供の送迎が決まっているなら、思い切ってその日は休業日にしてしまい、仕事がらみの予定を入れない。

それならその時間のアポを入れられない理由を言う必要もなくなります。

100%仕事だけをしなければならないわけではないし、誰でも仕事以外の顔があります。

もしかして、平日なのに休業日にするのが躊躇われ、家庭の事情でアポを断っているとしたら、今は本格的に仕事をするタイミングじゃないのかもしれません。

自分が個人事業主となり、10:00~18:00を営業時間に決めていても、結局それ以上仕事をしています。

小さい会社をしていた父が晩ご飯の後に、毎晩また事務所に戻り仕事をしていたのが今なら理解できます。

仕事の相手に家庭の事情をエクスキューズとして言わなければ回らないなら、厳しいようですがまだ今はタイミングじゃないのかもしれませんね。

公務員、会社員の定年の年齢が上げられます。

昔より仕事をする年齢が上がるということ。
個人事業主はそもそも定年が無いので、焦ることは無いと思っています。

焦らないと先が短い私は、人より努力しないと!です(笑)

【関連記事】



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?