潤いアップには水分だけでなく増やすものがある!

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毎日暑くて焦げそうです。

水分は体温以上の温度で摂る

冷たいもので少しでも涼しくなりたいですよね?でも、冷たいものを食べたり飲んだりする機会が多いと、常に胃を冷やしていることになります。

薬膳の元になる中国伝統医学(中医学と言います。)では、胃は食べたものを受け取り、消化して形を変えて小腸に送り小腸できれいなものと濁ったものに分けると言います。

きれいなものは栄養となる成分です。濁ったものは水分と固形物に分けられて水分は尿として、固形物は便として排泄されます。

胃が常に冷えていたらうまく消化ができませんから、未消化の状態で小腸に送ってしまい、せっかく食べたものが効率よく栄養とならずに排泄されてしまうことになります。

また、汗で失う水分の補給も常にキンキンに冷えたもので摂っていると、吸収されずにそのまま素通り。喉の渇きを止められないし、カラダもいつまでもカラカラです。

更年期世代はカラダの水分が不足の「陰虚」と言う状態になるケースが多いので特に水分補給は大切です。冷たいものではなく体温以上の温度で摂ることが必要になります。

美と健康、メンタルの安定のためには「血」を増やす

そして、体内の水分を補充するには同じく液体である「血」を増やすことも忘れてはならないことです。

筋肉や各臓器に栄養、酸素を運ぶ「血」。

肌の潤いや顔色だけでなく、視力の安定や筋肉がスムーズに動くためには「血」が十分になければなりません。

豊かでツヤのある髪、滑らかでハリのある肌、メンタルの安定にも「血」が必要です。

その「血」は食べたものが胃で消化されて作られるのです。だから、胃を常に冷やしていると「血」が作られないから髪がパサつく、肌の色つやが悪くなりクマができる、夜よく眠れないから疲れやすく不安やイライラの原因になりやすいのです。

飲むお茶で「血」を増やせたら一石二鳥

食べ物で「血」を増やすなら、レバーや牛の赤身、マグロやカツオなどの赤身の魚、ベリー類ぶどう、にんじん、赤パプリカ、なつめ、クコの実などの赤い食材、黒ごま、黒豆、黒きくらげなどの黒い食材です。

この中で、お茶として飲めるものはベリー類、なつめ、クコの実、黒ごま、黒豆などになりますね?

いくつかブレンドして温かいお茶にして飲めば喉も潤せて「血」を増やせる薬膳茶になります。

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薬膳の本場、中国や台湾、香港では冷たい飲み物は子どもの頃から飲みません。お母さんから教えられる食習慣です。

特に食事の前に冷たいものは厳禁。これから胃に働いてもらわなければならないのにあえて冷やして弱らせることはありませんからね。

私達も見習いたい習慣にしましょう。


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