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昨日の夜、Twitterトレンドによもぎ蒸しがありました。

ヘルスビューティ系サロンのための中医学と薬膳を受講されている方のサロンでもよもぎ蒸しメニューがあります。Twitterを見てみるとテレビ番組の鉄腕ダッシュでよもぎ蒸しを体験するコーナーがあった模様。

よもぎ蒸しも合う人と合わない人、普段は体質的に合っているのにこんな時は止めておいた方が無難な時もあります。

今日は、こんな人、こんな時はよもぎ蒸しは避けたいというパターンについてお伝えしますね。

よもぎ蒸しの汗と一緒に元気が出て行く

薬膳の基になる中医学では汗をかくと一緒に「気」が出て行くと考えられています。

「気」とは元気、気合などメンタル的な時にも使いますが、生命力の源だったり臓器を正常に働かせたり、体のバリアを保つもの。

体力があって、胃腸が丈夫、揚げ物を食べても胃もたれしにくい、汗をかくとスッキリするタイプはたまには大汗をかいても大丈夫です。

運動するとスッキリするので激し目の運動にも向いているタイプ。

ですが、次のようなタイプの場合はよもぎ蒸しをしても、なかなか汗がかけなくてただしんどくなるだけの場合もあるので要注意です。

気虚タイプはよもぎ蒸しで大汗をかかない方が無難

疲れやすい、食後に眠くなる、食べているのに太れない、どちらかと言えば胃腸が弱い、体力がない方だと思う。

こんなタイプの人はよもぎ蒸しをして大汗をかくとさらに疲れを感じてしまいがち。

汗をかいてスッキリと言うよりぐったりですね。

普段はよもぎ蒸しが気持ちよく感じる人でも、疲れが溜まっている時や病気の後、運動で汗をかいた後などは汗をかいて「気」をもっと減らすことは避けましょう。

よもぎ蒸しに限らず、サウナや長湯で汗をかくことも同じですね。

よもぎ蒸しでデトックスできると思うのは正解ではない

なんとなく、大量に汗をかくとデトックスできると思っていませんか?

実際には、便からが75%、尿からが20%、汗からは3%しかデトックスされないのです。(毛髪から1%、爪から1%)

デトックスが一番できるのは腸が元気でしっかり排便できること。

デトックスを目的に汗をかこうとよもぎ蒸しやサウナに入るのは100%正解とは言えないのです。

ホットフラッシュや乾燥が気になる人もよもぎ蒸しなどは合わないタイプ

アトピーで乾燥が気になる時や、アラフィフ世代でホットフラッシュや乾燥が気になる人もサウナやよもぎ蒸しには気をつけたいタイプです。

体内の潤いが足りなくて陰陽バランスの崩れから陽(熱)が上っているからです。

そもそも体の潤いが足りないのに、大汗をかくことで血液がドロドロになり頭痛や動悸が起こる場合もあります。血圧高めの人も気をつけてください。

アラフィフがよもぎ蒸しをする時は十分水分を摂りながら、誰にでもよもぎ蒸しをすすめるのではなく「今日は他の方法にしましょう。」と体調を見ながらアドバイスをしてもらえるサロンや専門の施設で受けて下さいね。

よもぎ蒸しを扱っているサロンの方は事前のカウンセリングをしっかりすることをおすすめします。

お客様が伝え忘れていることはサロンの担当者がしっかり観察することも大切です。

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