薬膳初心者にとって、五行論や五臓にまつわる諸々はかけ算九九や算数の公式
【きちんとわかる薬膳の基礎(全五回)】の三回目でした。
今日のところはいよいよ五臓一つずつの特徴と働きについてです。
五臓の一つずつには、季節、味、色、不調があると体のどの部位に症状が出るのかなどの関係性があります。
特徴と働きを頭に入れたら、次にこの関係性を知っておく必要があります。
それは、薬膳の基になる中医学では血液検査や検尿などで得られる数値で人の体の状態を知るのではなく、まだ検査というものがなかった時代から経験と実績を重ねた統計学のようなもので、人の体に出て来るあらゆることの観察で成り立つ学問だからです。
なので、検査結果では異状なしでもどこかに不調がある人は、中医学に基づいた食事=薬膳や漢方薬で健康を取り戻すケースがある訳です。
五臓にまつわる色や味、季節、感情などは算数の公式と同じ
初めは、脈絡ない事柄を全部覚えなくてはならないとちょっとため息交じりの方もいらっしゃいました。
けれど、これが基礎なのです。
つまり、数学(算数)で言えば公式です。
例えば、長方形の土地面積はすぐに出せますが、複雑な形状の土地面積を出したい時は、小学校で習った公式を使うこともありますよね?
三角形の面積を出す公式や台形の面積を出す公式など。
数学というより算数です。
または、掛け算九九と言っても良いでしょう。
9×9は九九はちじゅういちと覚えていれば、わざわざ9+9+9・・・と9回足して行かなくても答えはぱっと81と出ますよね?
仕組みを理解したうえで、基本は暗記しておくことも必要なのです。
つべこべ言わずに暗記せよ!
これが結局は早道なのです(笑)
この基礎が頭に入っていれば、後は文章問題を解いていくような物です。
頭に入っている基礎を使って紐解いて行く。
ただその基礎の覚え方も、私自身が理解しにくかったことはわかりやすいようにしています。
なので、使っていけるようになるのです。
自分の体に出ていることを学んだ知識で読み取ろう
受講されている方の中に、最近の自分の体調と今日お伝えしたことをすぐに結びつけて、質問された方がいました。
今の段階ではまだ正解とまでは行きませんでしたが、考え方は正しかった!驚きました。
食べたら良いものまで、私はこう考えているのだけどどうですか?
と言われて・・・
めちゃくちゃ惜しかったです。
次の回では今日触れなかった五臓の残りの部分。
シリーズも後半です。
お伝えしたことは、自分なりに覚えやすい方法で書き冷蔵庫に貼っておくと、直ぐに使えます。
冷蔵庫が嫌な人は(貼るのが嫌な場合は)とにかくキッチンに置いていつでも見れるようにしておいてくださいね。
五臓の一つずつと取り巻く単語、これは算数の公式ですから覚えてしまう!
これができていると、その先がするすると結びついて楽しくなってきます。
この【きちんとわかる薬膳の基礎(全五回)】次の開講は9月です!
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