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24節気「雨水」

こんにちは。大阪は雨模様の週です。
今日は春の節気について書いていきたいと思います。節気を知ることで、自然界の動きを知り、自然に寄り添い自然に合わせた養生をし、、予防や対策を前もって考えられます。
優しい気持ちで、読んでいただけば嬉しいです。



24節気について

季節の変化を表した24節気は、太陽暦で世界中で使われている暦です。太陽が地球の周りを一周するのにかかる時間を1年として、四季に分け(春夏秋冬:4等分)して、さらにそれぞれを6つに分ける季節を表す暦です。
中国の戦国時代の頃に発明されました。


私と「節気」の出会い

恥ずかしながら、中医学を学ぶ前までは「節気」の言葉を知るくらいで、言葉が綺麗だということ、そして自然の状態を示していることくらいで、どんな風に24節気とお付き合いするものなのか、正直わかりませんでした。
その後中医学で学び「気(空気)」を意識しだすと、自然の移り変わり記されていて、自分の体調を事前に予測できるものだと知りました。

風が冷たくなったり、雨が降ったり、花壇の花が咲いたり、芽吹く姿を見つけたり。そんな小さな自然の変化とともに、生活を寄り添わせていきます。


立春から立夏までの「春」

(4つの節目から6つに分けた24節気)

・立春(りっしゅん)1月節2月4日頃
雨水(うすい)  1月中2月19日頃
・啓蟄(けいちつ) 2月節 3月5日頃
・春分(しゅんぶん)2月中 3月21日頃
・清明(せいめい) 3月節4月5日頃
・穀雨(こくう)  3月中4月20日頃

雨水は、冬の寒さで大気中の水分が雪から、春の温かい風で雨に変わる時期です。なのでこの時期は、雨がよく降る時期になります。

事前に雨が多いとわかっていたら?
お買い物の時には、水を出す食材を買っておこうと予定を立てることができます。また体調が崩れやすそうだから、予定を詰め込みすぎずゆっくりしよう。
と生活をコントロールできます。



微細な自然の移り変わりを記した72候

24節気をさらに5日ごとに分けた節気です。
ドライブへ行くと山に霞がかかって幻想的な景色を見たいと思えば、2/24~28に行動すると見たい景色に出会えるかも?となります🎶

2/19~23頃土脈潤起(つちのしょううるおいおこる)土が雨で湿り気を帯びる
早春の暖かな空気で雪が雨に変わり、雨が大地に降り注ぎ潤う時期
2/24~28頃霞始靆(かすみはじめてたなびく)霞がたなびき始める
霞がたなびき始め、山の景色に趣が出る時期
3/1~5頃草木萌動(そうもくきざしうごく)草木が芽を吹き始める
しだいに陽の光がやわらぎ、草木が芽を吹き始める時期





雨水の養生

<食養生>
暖かい空気で雪が雨になるこの時期は、雨が多く湿気が高くなります。
そんな日には、湿を飛ばす食材を使い、体の余分な水分を体外へ排出する食材を食べるのがおすすめです。またこの時期はまだ冷さが残っているので、体を温める食材で冷えから体を守ります。

体を温める食材)ネギ、生姜、茗荷、ニラ、
湿を取る食材)もやし、豆苗、大豆、黒豆、とうもろこしなど

ニラともやしのナムルや、豆苗の生姜スープで体を温めながら湿を取ることができます。


お茶タイムには、珈琲も体を温めながら、利尿効果で体の水分を出してくれます。

<生活養生>
早春は風邪が体に入りやすいので、首や足首、手首を温め、日中暖かいと感じたら洋服で調整できるような服装を心がけます。
この時期にミニスカートや、薄着は寒いですよね。

<感情面>
頑張りすぎず、自分にやさしく丁寧に扱うことも大切です。春は肝が活発になりテンションが上がりやすいですが、自律神経が乱れやすくイライラして、気が詰まりやすい季節でもあります。気が詰まると、お腹のつっかえ感や食欲不振だったり、肋骨の下あたりが硬くなり呼吸が浅くなりがちです。

普段から、肋骨周りや脇腹のストレッチをすることで、横隔膜が動きやすくなり深い呼吸のサポートとなります。仕事の途中でちょこっとストレッチしてみてください🎶




季節に寄り添って食材を選び料理する日々

薬膳生活3年になり、季節の変化を以前より繊細に感じられるようになりました。雨が降り湿度が高ければ、水を出すような食材を使い、寒ければ体を温める食材を使い、乾燥したら潤す食材を選ぶこと。
そんなシンプルな考え方が、私には心地よく自分に優しい考え方だと思っています。
朝、窓を開けて今日はどんな野菜を使って何を作ろうかな〜と想像するだけで、幸せを感じられる。そんな毎日に感謝です。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

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