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伝説のスプーン曲げ少年 清田くんの話とアロマトリートメント

5月から始まった全身トリートメント講座に加え、8月からのコースもスタートし、
今は月に5回トリートメント講座を開催しています。

近年なんだか理学療法士(リハビリ)の方の受講が多くなっていて、なんなら専門学校で教えられていた方まで。
フィジカルのプロフェッショナルである方達が、棘のアロマトリートメントに別の何かを見出して、それを学びに来てくださっているということもあり、
ますます棘のアロマトリートメントとは何なのか、何を思って何にアプローチしているのかをはっきりとして伝えられるようでなくてはと思い、取り組んでいます。


さて、

昔、超能力少年として一世風靡した清田くんを知っていますか?

私もリアルタイムでは知らなくて、ちびまる子ちゃんでまる子が影響されてスプーン曲げに夢中になってたなというので名前を知っていた程度でした。

最近、YouTubeで清田くんが語っているのを見ました。
御歳60歳だそう。

その中で、スプーン曲げどうやるんですか?と聞かれて話されていたことが、
私がトリートメント講座で話していることと同じ!と、思わず手を止めて聴き入ってしまいました。

まず大事なのは「息」と。
(清田くんいはく、呼吸よりも息の方がしっくりくるらしい)

息を整えてゆくと、起きているのか寝ているのか分からないまどろみの状態になってくる。

そして、「曲がれ曲がれ〜」ではなく「曲がったら嬉しいなぁ」という気持ちを乗せてゆく。

それから、曲がった時の瞬間、どんな風にスプーンが曲がって、自分がどんな気持ちになって、周囲の反応がこうなって、という場面が自分の中で100%、脳の全てがそうなった時に、スプーンは曲がる、
と。
そんなような感じで話されていました。

それって同じこと!

まずは支度、姿勢を整え、触れてご挨拶、香りを手に取って自分の中を巡らせる、
その一連の行為を何かのお作法のように、ゆっくり丁寧にめぐる中で、深く深く呼吸を整えてゆく。
一段一段普段自分がいる世界から降りてゆく感じです。
香りが自然に降ろしてゆき、まどろみへと連れていってくれます。

そして、こっているところがあったりしても、取れろ〜とグイグイ手の力でなんとかしようとするのではなく、
スムーズで気持ちの良い状態を思い浮かべ、こうなったらいいと思うんだけど、そう思わない?と語りかけてゆく。
言葉でお話しするコミュニケーション同様、無理強いはしないしお相手の意向が最終的なんだけど、弱気な提案ですぐに引っ込めても仕方ないし、
圧倒的なキラキラ世界観で「ね、ね、♡」と包み込んで、お相手がそれに呑まれて「や、やってみようかな…」という気になるような、そんな加減(笑)。

人の身体に接するのが初めてというような受講者さんには基本的な骨格構造をまず示したりもするけれど(骨はここでしか繋がってないから、ここはもっと動くはずなんだよというように)

それを把握した後はその概念を外しにかかります。(体のお仕事されてる方には特にこれ)
ここがこうだからここが固くなってる、
のかもしれないけれど、
それを一旦全部ゼロに外して、
体の内部はどうにでも動くただの水の空間だと思い、
それがどこまでも気持ちよくこちらの手に合わせて動きを変えてゆく楽しさを共に味わう。

それをしていると、するするするとそんな感じのゆらゆらふわふわに変わってくるのです。

言葉では説明しにくいのだけど、
体は、向き合っている人がその体、存在をどういうものだと捉えているのかでそのように様相を変えます。
だから、一方で今の姿をそのまま受け取りつつも、最高の状態(学んだ骨格構造の限界なども超えて)の世界に連れて行ってしまう。
やる側も最高の状態のイメージを味わっているからやってて本当に気持ちが良くて幸せなのです。

これは、何かに基づいて構築したメソッドというよりは、そんな感じでやっている時の方が断然変化してくるな、という気づきの重なりで今のやり方が生まれています。

スプーン曲げも同じ感じでやるんだ!

と思ったら、
棘のトリートメントで体に起こることというのは、スプーンが曲がるという実際の物理現象くらいの変化が起こりうる、起きてるかも、とドキドキしました。
(脳が全部その状態に、というのがまだできてるとは言えないので、その部分を高めてゆけばよいのだな、ドキドキ♡)

私は超能力的者ではないのだけれど、
こういうことって誰にでもできることなんでしょう。
そしてアロマのトリートメントは香りや体の反応を受け取ることなどから、自然とそうなってゆく。
素晴らしいなぁ。

そして、向き合う側(施術者)がお相手の体なり存在なりをどんなものとして捉えているかが一番大切。
というのが大事なポイントになりますので、
今やっている座学の方の講座(棘トリニティアロマセラピー講座)では、
話が壮大で具体的な精油の方があんまり出てこないよーと思ってる方もいるかもしれないけれど、
人というもの、精油という物質に一面的なこれまでの捉え方ではいつまでも理解できないので、
固定観念を外して広げて、多層的に人や世界をとらえれるようになるように。
それがまずまずアロマセラピーや自然療法を理解する上で大事なことだと私は思ってます。

そして、何より呼吸が大事なんですね。

呼吸が全てを生み出しているのかも。

自分と合わない呼吸を続けていては、快適な未来は生み出されてこないとも言え、その気づきも大きかったです。

8月ゆっくりさせてもらって、やることに追われて焦ったり、呼吸を忘れたり乱れたりすることもなく、自分と呼吸が合わさってきたので(だからこうして文章を書いたりもできる)

9月以降、この呼吸を大事に保ったまままたスタートしていこうと決意した、8月の終わりでした。


動画はこちら。
大西つねきさん、三宅洋平さん、岡本よりたかさんたちが中心となり、新しい生き方をしている人たちをzoomで繋いで語り合う、「いのちの本質サロン」毎回面白いので結構聞いてます。

スプーン曲げの話は29:15くらいから


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