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#Nature travel diary May vol.2


 春が加速してくると、動物も動き出します。ヤクザルの出産シーズン。毎年、群れの中に2〜3頭の小猿が生まれ、愛くるしい姿は母親といつも一緒。標高を登っていくと、里よりも少し遅れて新緑が眩しくなり、たくさんの花が咲きます。ナナカマド、ヒメコイワカガミ、チャボシライトソウ、フタリシズカ、サクラツツジなど枚挙にいとまがありません。そして、屋久島のソウルフラワーともいえるヤクシマシャクナゲも咲き乱れます。
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皆川 直信/みながわ なおのぶ

屋久島公認ガイド、フォトグラファー、ビデオグラファー、元DJ
 1976年12月16日生まれ。秋田で産声を上げ、新潟で育ち、東京へ。大学卒業後、就職した会社の社員旅行が屋久島。この島を訪れたとき、「住まなければこの島の魅力は知り尽くせない」と思い屋久島へ単身移住。今では2児の父としてイクメンにも精を出しています。椨川集落在住。
 「屋久島に住んでいるのだから、屋久島でしかできない仕事をしよう」とガイドとして毎日のように山に入っています(ガイドは2005年から)。そのかたわら、暇をみつけてはカメラを持ち出し、写真や動画を撮っています。被写体は屋久島の自然風景から文化や日常まで様々。写真もガイドも根本的には同じ事をしていると考えています。屋久島の魅力を伝えるための活動を精力的に行なっています