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マホメッツ連勝 一足早く100pt台に乗せる -第1節

おんJ天鳳部ペナントレース2022は2月5日に第1節が行われ、マホメッツがワレモコウ(ぎんこう)、すぱ(すぱいだ)が連勝。今季からルールに追加された「三連勝ボーナス」に王手をかけ、ポイントも3桁台に一番乗りした。

今節は昨季活躍した面々が苦戦を強いられた。前下痢雷電を支えたナウチカ、元アッスチームのエース梅野隆太郎、邪神ニキがそろってポイントをマイナスに。波乱の対局続きだった。

次戦第2節は2月12日に、四麻戦が行われる予定。


・エースの座は譲らない おまかせあれ、チーム1勝目 -1回戦

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東4局、おまかせあれ(点棒)が皐月二十三(アッス)から跳満を和了した場面

1回戦はアイScream、点棒配りおじさんズ、アッスの子供が生まれたーズ、魚の組み合わせ。それぞれナウチカ、おまかせあれ(ツケに自信)、皐月二十三(yuuki_windwood)、Shoebill(ハシビロコウ)が出場した。

東1局は流局し、同1本場。配牌で赤2枚と自風の西が対子のおまかせあれは、早々に西をポンして手を進めていき、6-9筒テンパイ。これをナウチカからあがって3900。戦いの火ぶたを切る。

そこからもShoebillが2和了しておまかせあれを追いかけ、迎えた東4局。おまかせあれがドラがないながらもテンパイにこぎつけ、7順目に6-9萬待ちでリーチ。さらに、ドラ対子でタンヤオに寄せていた皐月がポンした7筒を加カンし、カンドラがおまかせあれに乗る。最終的に皐月がツモってきた9萬を打ち出し、おまかせあれが和了。裏ドラ4枚乗せる跳満で、再びトップに躍り出る。

放銃で飛びが見えるところまで落ちた皐月は、南場に猛反撃。南1局に満貫、南3局に3900、オーラスにも1000-2000和了でなんとか3着に浮上。Shoebillも追いかけたが、おまかせあれが逃げ切った。

ナウチカは周囲の速攻についていけるような配牌やツモに恵まれず。和了機会が少なかったこともあり、焼き鳥に終わった。


・魔境2回戦 狼煙(アッス)ファインプレー連発 -2回戦

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南2局、狼煙(アッス)が跳満を和了した場面

2回戦は定時ケエリタイガースから副オーナー・銀河に喝、とっとこマホメッツから水本ゆかり(あこび)、アッスの子供が生まれたーズからオーナー・狼煙(さるのこしかけ)、魚から梅野隆太郎が登板した。実力者が一堂に会する1戦。会場の注目が卓上に集まった。

先制パンチは狼煙。東1局、好配牌にツモがかみ合い、三色も見える形に。6順目に平和・ドラ・高め一盃口の手でテンパイし、リーチ。これにすぐさま梅野が追いかける。だが、梅野はこの追っかけが裏目に。狼煙の和了牌である高めの9萬をつかみ、放銃。7700となる。

2度の流局と銀河の和了を経て東4局。チャンタ模様の手を鳴いて進める梅野はドラが暗刻になり、対々にシフト。しかし、12順目に狼煙が6-9索でリーチ。さらに456の三色が濃厚な水本ゆかりがオタ風の南をポン。6萬でしかあがれないながらもテンパイを取る。

この場面で梅野のツモは6萬。リーチ者の狼煙に通る9筒を切り、6萬単騎に取る手もあったが、6萬をプッシュ。そして、水本のロンの声。この7700放銃で、梅野は一気に苦しくなった。

南2局。配牌に恵まれた狼煙はツモも好調。赤ドラを2枚引き込んで、5順目に3-6萬リーチ。なかなかツモれず、水本が鳴いてテンパイをとる中、14順目に3萬をツモ。これが跳満となり、リードが広がる。この後、水本の和了があったものの、2局続けて流局しそのまま対局は終了した。

勝利した狼煙は、南1局に銀河の和了牌の5筒を止めてフリテンテンパイ、南3局に絶妙な海底ずらしで梅野の和了を阻止するなど、守備の面でも活躍。名だたる強敵を抑え、自らチーム初勝利を持ち帰った。


・展開はジェットコースター 高打点の応酬制したワレモコウ(マホメッツ) -3回戦

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南2局、親番のワレモコウ(マホメッツ)が荒木比奈(定時)から満貫を和了した場面

3回戦はアイScreamからオーナー・イリューシン、点棒配りおじさんズから邪神ニキ、定時ケエリタイガースから荒木比奈(チャンス×白崎)、とっとこマホメッツからワレモコウ(ぎんこう)が登板。こちらも実力者ぞろいの卓となる。

対局は東場から高打点が飛び交う。東1局に荒木比奈が2順目にドラ単騎リーチ。これに邪神ニキが一発で振り込んで満貫とすると、さらに東2局にはまたも荒木が邪神から7700を和了。現役鳳凰民が、昨季の最優秀防御率受賞選手に襲い掛かる。

東3局、ワレモコウは筒子の濃い配牌とツモも、素直に手を進めていく。2枚目の赤ドラを引き入れて、5順目にリーチ。2巡後にツモって満貫とし、トップを追いかける。

東4局にはここまでいいところのなかった邪神がなんとか和了。南場に突入すると、一気に流れが変わる。南1局、トップを走っていた荒木がワレモコウに2000を振り込むと、続く南2局には親番のワレモコウの2萬・東のシャンポン待ちリーチに、対子の東を落として痛恨の満貫放銃。トップどころか2着も危うくなってくる。

同1本場、ここまで影が薄いながらも慎重に打ちまわしていたイリューシンがワレモコウから2000を和了。リーチしていた荒木のリー棒も回収し、2位に立つ。

ひとりラス目から抜け出せずにいる邪神は南3局にワレモコウから満貫をあがるも、オーラスは切る牌がことごとくワレモコウに鳴かれた上に7700を放銃。これにて対局が終了した。

本局は序盤からは想像もしえない、ジェットコースターのような波乱の展開に。そんな豪快な乱打戦を制したのは、ワレモコウだった。


・すぱ(マホメッツ)トップでマホメッツ連勝 ぎが・内川魅せる -4回戦

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東1局、すぱ(マホメッツ)が超獣ぎが(点棒)に追っかけリーチし、3900オールを和了した場面

今節最終戦となる4回戦は点棒配りおじさんズから超獣ぎが、とっとこマホメッツからすぱ(すぱいだ)、アッスの子供が生まれたーズから内川畜一、魚から恵体凡投が登板した。

東1局、いきなり大物手が炸裂する。内川畜一が軽く鳴いて手を進める横で、超獣ぎがが7順目に2-5索待ちの平和・ドラの手をリーチ。これにすぐ追いかけたのが起家のすぱ。赤ドラ1枚の役なしをカン4筒でリーチ。そしてこれが一発ツモ。3900オールで早速トップに躍り出る。

同1本場にもすぱが和了し、続く同2本場。ぎがが副露でチャンタに手を寄せていき、1萬と1筒のシャンポンでテンパイ。内川も7・9筒でテンパイし、あとはいつ恵体凡投の手から1萬があふれ出るかというところだったが、ぎがが1萬をツモって1000ー2000。これで2着に浮上する。

東3局1本場、この局は内川が魅せる。比較的索子色の濃い配牌から萬子を落としていき、白をポン。さらに対子の5筒も落とし、手牌はどんどん索子へ。そんな中、凡投が喰いタンで2-5索テンパイ。手の入り方次第では2索が出かねない内川の動向に注目が集まったが、最終形は1・2索のシャンポン待ちとなる。

だが、ここにぎがが1筒2索のシャンポン待ちでリーチ。それでも内川は、無理を通して道理とするような押しで、1索ツモの満貫和了。2着に立つ。

しかし、南場に入るとぎがと凡投が巻き返しに出る。南2局に凡投が3900、すると南3局はぎがが5800と壮絶なあがり合い。オーラス、親番の凡投がすぱから4800をあがって2着に浮上するも、同1本場にぎがが着順を上げる満貫和了で終局。すぱが逃げ切ってトップとなり、熾烈な2位争いはぎがに軍配が上がった。


・第1節終了時点のチーム順位とポイント

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・Owner's Voice

毎節悪チームのオーナーの声をお届けする「Owner's Voice」。第1節の今回は、アッスの子供が生まれたーズのオーナー・さるのこしかけ氏。

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──初戦はほろ苦いスタートでした

「別に負けてもエエと思っとるよ。今はな」

──最終戦を任せた内川選手について

「今年は去年みたいに犠牲の気持ちで打たんでエエんよ。去年赤星は61盗塁したけど、半分以上の31個が同点の時やった。今年は相手のこととか考えず自分の打牌をしたらエエ。」

──対戦相手への対策は

「データは使わんでエエ。頭に入れとけばエエんよ」

──今日の試合、オーナー自身の責任は感じてますか?

「なんでそんなんを、さい配のアレを言われなアカンのや!」

──では最後にファンに一言

「そんなもん、オマエ…」


・Play of the Day -Presented by Ryutarou Umeno

今年から本紙に記者として加わった梅野隆太郎氏が選ぶ、各節の好プレーを紹介するこの企画。第2回目となる今回は、第1節3回戦、定時ケエリタイガース・荒木比奈選手のプレー。

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おん天スポーツ観戦記者です。
今週は通常節開幕戦、非常に印象的なプレーがたくさん見られました。
しかしここは目に見えたファインプレー・配信で盛り上がったプレーを紹介する場所ではありません。
配信や本記事で触れられなかった、ささやかなワンプレーを取り上げていきます。

今回紹介したいのは、タイガース・荒木比奈選手の妥協しない攻撃的意識が見られたワンプレーです。

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局面は東4局0本場、7巡め。
荒木選手は38700点持ちのトップに立っています。
345の三色が見える非常に良い手です。
東は2枚切れ、安全牌として使えます。
3mを切って形を決めてしまう選手も多いのではないでしょうか。
しかし荒木選手の選択は・・・

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東切りでした。
瞬間の受け入れは東も3mも、36p4sの3種類で変わりありません。
しかし3mを残しておくことによる好形変化を最大に見ました。
現状トップ目でもこのままトップでいけるとは限らない、この手は安全牌を持たずまだまだ攻めるという気持ちが見える強い一打です。

この後対面・ぎんこう選手が仕掛けを入れ、下家・邪神ニキ選手からリーチがかかります。

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この一発目に荒木選手は無筋3sを強烈なプッシュ。
この押しからも、この局での加点が本当に重要と見ているのがわかるでしょう。
残念ながらこの後有効牌を引けず邪神ニキ選手のツモ和了で終了してしまいましたが、トップ目に立っても妥協せず加点に行った姿勢が非常に印象的でした。

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ペナントレースの詳細やおんJ天鳳部については、以下のリンクからご覧ください。


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