見出し画像

おじさんズがタイガースに肉薄 マホメッツ微減もトップ揺るがず -ペナントレース第14節

おんJ天鳳部ペナントレース2022は7月23日にリーグ戦第14節が行われた。個人・チーム3連勝チャンスが複数ある注目の対局ぞろいだったが、結果的に大きくポイントを伸ばしたチームはなく、アイScreamが4位に再浮上して今節は終了した。

圧倒的首位から転がり落ちてきた定時ケエリタイガースをとらえたのは点棒配りおじさんズ。今節で33.2ポイントを加点し、現在2位のケエリタイガースと24.2ポイント差に接近。次節では久しぶりの2位浮上の期待がかかる。

次戦は7月30日、リーグ戦第15節が行われる予定。

マホメッツ2回戦のホモ選手は今節から加入


・トップの行方は二転三転 粘りの麻雀でおはDポテトが競り勝つ -1回戦

オーラスにあがったのはおはDポテト。自らの手で勝利をもぎとった

今季は好調を維持しているものの、第13節には2度の被ダブロンでMVPに選出されたおはDポテト(定時)。挽回の機会を得た彼の前に立ちはだかるのは強敵ばかり。前節のラスを引きずらない闘牌ができるか、注目だった。

おはDポテトは東1局に先制の和了を見せたものの、そこからは我慢の時間。花澤香菜(マホ)の小四喜テンパイを満貫で蹴った邪神ニキ(点棒)、2000-3900和了でトップに立った横断歩道を4人で(アッス)を追いかけて親番の南2局に7順目9萬・7索のシャンポン待ちリーチを打つも、結果は一人テンパイで流局。
しかし同1本場、対々を作りに4筒を鳴き、9萬・4索のシャンポン待ちでテンパイすると、4筒加カン後に横断歩道から9萬がこぼれて7700のあがりとなる。

ここから連荘してさらなる加点を目指したが、そううまくはいかなかった。同2本場には邪神が1300-2600和了。南3局には花澤が横断歩道の先制リーチに追いかけて一発ツモ。これが跳満となり、全員にトップの可能性が残る大接戦となった。

オーラスはおはポが8順目にペン3索でリーチ。邪神や花澤が仕掛けて和了を目指すも、これでおはポの手に和了牌が舞い込み満貫に。これにて対局は終了、おはDポテトが今季2勝目となる名誉挽回のトップを獲得した。


・疾風怒涛の3連続和了 ぴゃあがチームを引っ張り上げる1勝目 -2回戦

東3-3の3900オールは会心の一撃。2回戦に南場は訪れなかった

前回出場時はアッスチームの秘密兵器に翻弄されたぴゃあ(アイス)。今節も下家にドストレートな名前の新人選手がいたりと不安はあったが、ふたを開ければ激しいデッドヒートが繰り広げられた。

東1局にぴゃあから先制のあがりを決めた銀河に喝(定時)。ここから地獄が待ち受けていた。東1-1に恵体凡投(魚)に1300を放銃すると、東2局にはホモ(マホ)の混一色に再び放銃してこれが跳満。さらに東3局はリーチに追いかけられて、東3-1は先制リーチもまさかのぴゃあと凡投からタイガースの伝統芸能ダブロンで5連続放銃。気づけば点棒は300点と、リーチもできないほどに減ってしまっていた。

一方のトップ争いはホモが37000点で2着目の凡投に5200差でリード。3着目のぴゃあとも6100差と、予断を許さない展開。決着の時はすぐそこに迫っていた。

東3-2、ぴゃあが凡投の5筒をチーしてカン6萬でテンパイすると、同じくテンパった凡投がリーチを宣言。その宣言牌がぴゃあの和了牌だった。この5800でトップに浮上すると、東3-3はなかなか進まなかった手が最終盤で進み、16順目に4-7索でテンパイ。これを次巡に即ツモして3900オールとなり、銀河が箱下となったことで終局した。

ぴゃあはこれで2020シーズン以来となるトップを獲得。プレーオフ圏からの脱出を目指して奮闘するチームに、大きな1勝を持ち帰った。


・大接戦で西入 アラフォー賢者がチームを救うトップを勝ち取る -3回戦

西1局のアラフォー賢者のあがり

若さあふれる女子中学生は円熟の波に飲まれました。

スーパーまほっち(マホ)はこの対局が個人3連勝チャンス。立ちはだかるのは歴戦の猛者ばかりである。

派手なあがり合いがみられるかと期待して見れば、点棒の移動こそ頻繁だったものの全体的に打点は低調。副露を多用した速度重視が目立ち、最高打点はアラフォー賢者(アッス)の2000-3900だった。

東1局からまほっちが連続和了も、すぐにミルモンヌ(点棒)が反撃。東4局にはアラフォーがリーチ一発ツモで2000-3900をあがり、東場が終わってようやく3万点を超える選手が現れた。

だが、直後にミルモンヌがアラフォーから2000を和了。アラフォーは今季リーグ戦初出場のラキシス(アイス)からあがるも、南4-1に3900放銃で再三の3万点割れ。対局は西入する。

配牌のいいまほっちや仕掛けるミルモンヌを尻目にアラフォーが6順目にテンパイしてリーチ。これが一発ツモとなって1300-2600。またも3万点を超え、これでようやく終局。アラフォーが円熟味あるトップで、赤字に転落したチームを黒字へと引き上げた。


・またも岡田レイがかき回す 幻惑麻雀を抑え込んだ勝者は… -4回戦

南3局のおまかせあれのあがり。岡田レイが端に寄せていた2萬に注目が集まった

アッスの子供が生まれたーズが誇る秘密兵器、岡田レイ。今回の挑戦者はおまかせあれ(点棒)、桜小路才華(定時)、ぬるぽくん(魚)の3名。はたして、岡田の幻惑麻雀に打ち勝ったのは誰なのか。

多彩(?)な副露で場を支配する岡田麻雀も、東1局は普通に手を進めて普通にリーチする普通の打牌。これには解説席からもブーイングの嵐。ならお見せしましょう、岡田レイの麻雀を。

という間に桜小路、おまかせあれのあがりが続出。東4局、南1局に岡田は連続和了も、南1-1におまかせあれに満貫を放銃。南3局にはまたもおまかせあれに11600に放銃して虫の息。

圧巻は南3-2、打点のほしい岡田は早々に中を鳴いてドラ1枚で果敢な攻撃。これをツモって500-1000で加点に成功した。打点…。

そんなこんなでトップ争いはオーラス、トップ目の桜小路が親番で場風の南をポン。おまかせあれも手を進めていくが、先にテンパイしたのは、ここまで息を潜めていたぬるぽくん。7順目にリーチするとこれを一発でツモ。跳満で桜小路をまくり2着かと思われたが、わずかに900点届かず。そして、おまかせあれのもとにトップが転がり込んできた。

そろそろ神通力が切れてきたか岡田レイ。鳳凰民2人相手に惜敗したスターの明日はどっちだ!

3番目の選択肢をくれ


・第14節終了時点のチーム順位とポイント


・Owner's Voice

みんなが忘れたころに帰ってくるオーナーズ・ヴォイスのコーナー。

今回は匿名のタレコミで、アイScreamオーナー・イリューシン氏がとある人物と密会しているところをスクープした。心してご覧いただきたい。


アイScreamの会合 都内某所にて―

イリューシンオーナー 「今回はどんな感じでしたかいのう」

??? 「軽うしばいたったわ、まぁこんなもんじゃろうて」

イリューシンオーナー 「さすがオジキじゃのう」

??? 「ワシの事はええわ、鉄砲玉のラキはどうなった」

イリューシンオーナー 「久しぶりのシャバでまだ本調子や無いみたいじゃったわ」

??? 「ほうか…ほんだらちょいと面子集めぇ、ワシと打てばラキも思い出すじゃろ」

イリューシンオーナー 「オジキそれがじゃな…今はチマタで流行り病が噂でな、人が集まらんのじゃわ…、来れそうなのは房総の凡くらいじゃ」

??? 「やっちもねぇのう…しゃあない、"個室"なら打てるじゃろ、集めえ」

イリューシンオーナー 「オジキはワガママじゃのう、ほんなら"個室"に話通して来ますわ」

??? 「誰がワガママじゃ🤬🤬🤬」



・Play of the Day -Presented by Ryutarou Umeno

今季から観戦記者としてペナントレースをウォッチし、選手としても活躍する魚・梅野隆太郎氏がお送りするこのコーナー。

記念すべき第20回は点棒配りおじさんズ・邪神ニキ選手のプレー。


おん天スポーツ観戦記者です。

今期はペナント前に順位予想が行われており、点棒配りおじさんズはやや前評判が低いチームでした。

しかし蓋を開けてみれば後半戦でもAクラス、堂々たる戦いを見せています。

 
点棒配りおじさんズといえば「バーサーカー」の異名をとるオーナー・ミルモンヌを筆頭に、かなりの攻撃型が揃う印象でした。

そんなおじさんズに今期加入したのが、昨年まで低い放銃率でいぶし銀の活躍を見せていた邪神ニキ選手です。

今節はかなりの激戦となった初戦に登板、慎重な打牌でチームに2着を持ち帰りました。

 
東1-0の親番7巡め、手にドラがない状況から8mを切って二向聴に戻します。

筒子が下に伸びればベスト、白を鳴いた時にはノベタンか両面で待ちたいという意図でしょう。

親番でもこの手で愚形リーチはしない前提の面白い一打です。

 
しかもドラの3pを引いてきたところで迷わずツモ切り。

打点を捨て、形の良さに最後までこだわりました。

しかしこの局上家・下家両方からリーチを受け放銃、できるだけ安全に進めようとしたのに結果放銃になってしまうのが麻雀の怖いところです。

 
邪神ニキ選手は東4-0も、2巡目に早々に形を決めに行く3s切りを選択しました。

全体的に、瞬間の安全度を大事に手作りしていた印象を受けます。

 
最後に興味深い選択だったのは南3-0、7巡めの東ツモ切りです。

これは自分の手だけを見ると、かなり損な選択に見えます。
9s切りをする方が多いのではないでしょうか。

しかし東を切っておくほうがチーの仕掛けがしやすいと見たか、この手を一気通貫が上手くいった時だけ頑張ろうという意図なら面白いと言えます。

実際先制リーチを打たれた直後、全く粘らず7mを抜きました。
この手の価値を相当低く見ていたことがわかります。

 
この半荘は手組のミスがあった一方、絞り・守備で邪神ニキ選手らしい戦いを見せてくれました。

今期は残念ながらマイナススコアに甘んじていますがまだ出番はあるはずで、次回以降の堅実な戦いに期待しましょう。


【記者紹介】梅野隆太郎

アッスチームに2年間在籍し、今季から魚に入団した現役選手。ンゴンゴ杯では6度の優勝を誇り、ヨンマ・サンマそれぞれで連覇も記録している。ペナントレースでは2021シーズンにおいて最多ポイント、個人最高得点、天鳳シリーズMVPの三冠を受賞した。今季はここまでスクランブル戦四麻予選首位・決勝2位、同三麻予選3位。リーグ戦に3戦出場してトップ1回、2着2回、ラス1回。


・Play of the Day -週間MVP

今回のMVPは2名。交流戦からはとたん屋根(アイス)、オールスター戦からえち越前リョーマが選出された。

とたん屋根&そらまる組は途中まで勝利が見える位置にいたものの、不運に泣かされた。

コンビのどちらかが箱下に入ってしまえば勝利ポイントも最多得点のボーナスポイントもなくなってしまう窮地。それでも屋根のツモり四暗刻テンパイと、そらまるが魅せた魂のテンパイ。それによって最多得点のポイントは確保された。

見せ場を作ってくれた屋根だけでなく、他チームのパートナーのために最後まであきらめなかったそらまるの姿勢もMVPに匹敵するプレーであったことは付け加えさせていただきたい。

えち越前リョーマは爆速リーチでその名をはせた、マホメッツが誇る"打てる人間5G"。対局では序盤苦しんだが、南場に入って超ンゴンゴダンス(魚)から満貫(もちろん爆速リーチ)をあがって追走。最後は超ンゴンゴダンスのあがりによってトップを獲得した。

なお、MVPの選手よりファンタジスタしてたのは定時ケエリタイガースのオーナーの模様。

ともかく、MVPを受賞した2選手に称賛を送りたい。最近はトップじゃなかった選手の記事を書いてたおかげで文章が浮かびませんでした。すみません!


・公示

ペナントレース運営から公示が出されました。

とっとこマホメッツより、以下の選手に対して自由契約が通告されたことをお知らせします。

つるべ(今季出場試合なし)

また、とっとこマホメッツに以下の選手が新たに加入したことをお知らせします。

ホモ(第14節2回戦に出場)


ペナントレースの詳細やおんJ天鳳部については、以下のリンクからご覧ください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?