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天鳳シリーズまであと少し! 編集部が優勝を予想します -特別編(コラム)

11月19日に開催されたプレーオフによって、天鳳シリーズ最後の1枠はアイScreamに決定。これで優勝を争う4チームが勢ぞろいし、あとは開幕当日を迎えるのみとなった。

そこで今回は、おん天スポーツ編集部がこれまでの取材をもとに、戦力分析を行い優勝を予想。注目選手も挙げさせていただいた。ぜひご覧いただき、読者の皆さんにも優勝チームを予想してほしい。


・とっとこマホメッツ -覇道をひた走る"強者"たち

今季から参戦した2つの新チームの一角がとっとこマホメッツ。VIPで天鳳スレで打ったことがある人にはおなじみのメンツが、昨季まで魚に在籍していた夢乃マホ選手をオーナーに据えて、殴り込んできた。

リーグ戦開幕前から首位通過、優勝を予想する声は少なくなかった。折り紙付きの実力者たちをそろえた選手層の厚さ、誰もが認める強豪チームだと言える。事実、リーグ戦では序盤こそ2位に甘んじていたものの、中盤に差し掛かるあたりから首位を独走。一時はまくられたものの、最後は定位置にすっぽり収まった。

中でも目を見張る活躍をしたのはすぱいだ(登録名:すぱ)。四麻戦は5戦して5勝。三麻でも1回出場して1勝しており、今季は6戦6トップの戦績を残した。たった1人で250ポイント超を稼ぐ大暴れ。プレーオフでもその闘牌に注目が集まる。

圧倒的なすぱいだの戦績。シリーズでも活躍を期待せざるを得ない


リーグ戦最多登板となった副オーナーのネコアルクは、すぱいだに次ぐ167ポイントを稼いだ。特に後半戦は3トップしてラスは1回のみの連対率.750と首位奪還に貢献。マホメッツを陰に日向に支えた大黒柱となった。シリーズでも、安定感ある成績を残すことができる選手として、大いに期待される選手だろう。

登板数の割に安定した成績が、ネコアルクの実力を示している


わずか2戦の出場ながら、強烈なインパクトを残したのがかにぱん(登録名:えち越前リョーマ)。光速リーチばかりが口にされるものの、たった1回出場したリーグ戦では70ポイントに迫るトップを獲得。短期決戦でも期待が持てそうだ。

シリーズへの出場は未定も、楽しみな選手の1人だろう

・編集部評

上ではすぱいだやネコアルクの活躍を挙げさせてもらったが、課題は勝ち頭とそれ以外で戦力差が生まれつつあるところだろう。最終盤5節を見ると、13半荘を戦ってトップは4回。そのすべてがすぱいだとネコアルクのものである。
さらにラス回数も4回。2着の多さでプラスには持っていけているが、シリーズではトップ数そのままに、いかにラスを減らしていけるかがカギとなってきそうだ。


・定時ケエリタイガース -勝利に飢えた猛虎

序盤と終盤で首位に立ちながらも、最終的には3位転落も見えるほどの僅差で2位に。オーナーとして参戦して3年目、原住民選手の一貫した方針に基づくチーム編成の答えは、天鳳シリーズによって導き出されることになった。

そうそうたる顔ぶれがそろい、Aクラスから落ちてくることはなかった。しかし、首位の壁は高かった。とっとこマホメッツとの熾烈な首位争いは見どころ満点だったが、特に最終盤の競り合いはぜひ配信アーカイブをご覧いただいて、その熱気を感じていただきたい。

チームトップスコアラーとなったのは小見川千明(登録名:桜小路才華)。3トップでラス無しと安定感は抜群。連対率も7割超。魚での修業が効いたのか、古巣復帰となった今季は目を見張る大活躍。シリーズでも注目すべき選手だろう。

今季は自己最高の成績を記録。また、3季連続でラス回数0も達成した


魚からの移籍組でいえば、おはDポテトも今季が自己最高の成績を記録した。昨季に移籍も結果が出ず、それでもプロテクトで残留。オーナーの期待に見事応えた。チーム最多タイの出場数でトップ4回、2着3回の連対率7割超。実力相応の結果を出した。

小見川との2枚看板でチームを支え、Aクラス入りに貢献した


そして、今季一番の目玉はバースの再来のペナントレース参戦だろう。原住民はすかさずバースを指名。当初は三麻を中心に戦っていたが、四麻戦にも出場し、チーム3位の総ポイント数を獲得。後半戦にかけて調子をあげてきた。

おそらく今シリーズでもっとも注目を集める選手かもしれない

・編集部評

好選手が集まるチームではあるが、こちらもマホメッツと同様に勝ち負けの偏りによる戦力差が出ている。先に挙げた3選手以外にも、ポストシーズンを戦ううえで重要な"ラッキーボーイ"の登場が待たれる。
オーナー、副オーナーの戦績に不安を抱く人もいるが、原住民はイベント戦ではむしろ好調。実質オーナー戦では役満もあがった。銀河に喝も要所でいぶし銀の活躍。現実的に見て、優勝は当然狙えるだろう。


・魚 -悲願成就、さらにその先へ

シーズン折り返しの際に執筆した特別編では、昨年まで2年間在籍した筆者の率直な思いを書かせていただいた。魚というチームにかかっていたある種の「呪い」は選手たち活躍によって消え失せ、彼らはさらにその先を見据えて戦うことになった。

ドラフトでは前年度覇者であるアッスの子供が生まれたーズに在籍していた選手を多く獲得。その編成はおおむね間違ってなかったと言っていいのではないか。長く4位に位置して3位の点棒配りおじさんズを見据えていたが、いつしか順位は入れ替わり、最終節ではあわや2位というところまで追い上げた。天鳳シリーズでも、おもしろいものが見られそうな雰囲気はある。

リーグ戦でもっとも好成績を残したのは給料泥棒(登録名:胡瓜泥棒)だった。依然としてトップラス麻雀が続くものの、今季は昨季と真逆にトップを量産して大量得点。特に第21節の76.9ポイントの大勝はお見事だった。

ラスをものともしないトップを狙う麻雀は、他チームからは脅威だろう

給料泥棒とともに残留したハシビロコウ(登録名:Shoebill)。エースの名にふさわしい活躍を見せた。ポイントを3ケタ台に乗せたのもさることながら、ラスも0回ときっちり仕事を果たした。今季も安定感ある麻雀で、チームを支えたのは間違いない。

魚のエースと言えば彼。毎年しっかりと結果を出している


昨年まで、耐え忍ぶ麻雀が続いていたのはセキネコ。アッスチーム時代はイニングイーターとしての役割を果たしていたが、なかなか結果がついてこなかった。しかし今季は3トップと花開き、総ポイントはチーム3位に。スクランブル戦での勝利も記憶に新しい。

魚と水があったのか、移籍初年度の今季大ブレークした

・編集部評

イベント戦い強いチームカラーはそのままに、リーグ戦は終盤にかけて調子を上げていった。悲願だった天鳳シリーズ進出を叶え、チームの雰囲気も上々。特に定時ケエリタイガースの強力なライバルとして立ちはだかるかもしれない。
不安要素はやはりポストシーズンの経験のなさだろうか。いくら優勝経験者が多くいるとはいえ、チームとしては初めての大舞台。相手に流れを渡して、そのままずるずると後退しないよう、適度に力を抜いて戦っていきたい。


・アイScream -ミラクルは2度起こる

プレーオフの結果は、おそらく多くの人の予想を裏切るものだったかもしれない。よほどのことがない限り、点棒配りおじさんズの勝ち抜きだと思われていた中、その"よほど"を起こしたのがアイScreamだった。

リーグ戦での三麻戦績は、オーナーであるイリューシンからすれば想定外の結果だった。トップは1回、ラスが6回。それに対して四麻は拮抗。イベント戦での収入でなんとかやりくりしていた。プレーオフに条件を残し、そして勝ち抜き。苦しい中でも最善を尽くし続けて、最後の1枠を勝ち取った。

アイScreamに移籍して覚醒したのがとたん屋根。昨年度の選手名鑑ではエースになれるポテンシャルを持った選手だと紹介させてもらったが、今年の活躍は正にアイScreamの"エース"というにふさわしいものだったのではないだろうか。

後述するMHaLLNMとともに、チームの柱となった


そして前半戦、最もチームにポイントをもたらしたのがMHaLLNMだった。第7節から第11節までの3連勝でボーナスポイントも獲得。後半戦は2戦出場して連対は取れずも、貢献度の高さは言うまでもないだろう。

後半に調子を落としたものの、実力の高さは周知のとおりである

そして、その背中でチームを引っ張ってきたのが新米オーナー、イリューシン。もともと三麻の実力者ながら、今季は四麻で大活躍。2トップにラス無しで連対率7割越えと、天鳳シリーズでも期待が持てる成績を残している。

頼りになるオーナーが、再びミラクルを起こす

・編集部評

プレーオフからいい流れで天鳳シリーズに入っていけるのはアイScreamの強みになる。中でも、イベント戦で目覚ましい活躍を見せたたいしらちゃんや、リーグ戦の不調を払しょくするような勝利を見せたラキシス、Q&Aなど、希望はある。
問題はあまりにも大きいポイント差。今度の対戦相手はAクラス勢だけあって、12半荘で差を縮めるだけでも大変な戦いが待っている。2度目の奇跡は起こせるか、目が離せない。


・編集部予想

◎  定時ケエリタイガース
〇  とっとこマホメッツ
△  魚
大穴 アイScream


おんJ天鳳部ペナントレース2022天鳳シリーズは11月26日開催予定。どうぞお楽しみに!


ペナントレースの詳細やおんJ天鳳部については、以下のリンクからご覧ください。


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