劇団文机と熊『茱萸(しゅゆ)の酒』稽古見学
先日は劇団文机と熊さんの『茱萸(しゅゆ)の酒』の稽古を見学してきました。
詳しくは公式X(旧 Twitter)をご覧ください
主宰の木下航さんのことは大学生の頃から知っており、前進劇団の熊の宅急便企画の時から「面白い作品を作られるなぁ!」と思っておりました。演劇だけでなく、映画などの作品を見る目も鋭く、お話ししては勉強になっております。
今回の稽古は冒頭、主役と思しき2名の出会いのシーンと、中盤、そしてラストシーンの稽古をされていました。
一番試行錯誤できる時期
今はまだ稽古も始まったばかりでもあり、木下さんの中に役に対する明確なイメージがありながらも、出演者の方々発信の演技も検討しつつ、イメージのすり合わせを行われていました。言葉が早いので、かなり充実した時間が流れています。時には例として映画の作品名も挙がり、映画好きの筆者としても興味がノッてきます。
時間配分にも気を使いながらも、「時間をおいて頭の中を整理してからもう一度このシーンをやってみるか、とにかくやってみるか、どちらがいいですか?」と出演者のやりやすいように稽古の進め方をゆだねるなど、さすが作品作りの経験が豊富な方だな、と感じました。
余白を重視した渋めの妖怪エンタメ
今回はかなり台詞も間を開けて話すように指示されていた木下さん。普段他の、往々にして芝居のテンポは速めのエンタメ作品に出演されている役者さんが多いようで、かなり戸惑われているようでした。でも木下さんが試みられていることのすり合わせがよりよく進めば、とても見ごたえのある作品になると思いました。
2月23日~25日の本番、今から楽しみです!
以下稽古場でのお写真
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