目的のある身体

↓これの続き的な考察です。

直立が良くないのではなく、「目的のない体」が画にならないのではないか、と思い始めた。
ここで言う「目的」とは、「表現したいもの、こと」のこと。ただ台詞を言うだけの体、即興で動くだけの体、では、目的が弱い。
演劇で台詞を言うなら、その役のひととなり、どのようなことを言うのか、そこがどういう状況で、どんな感情にあるのか、どんなものを持っていて、それを言いながら何を考えているのか……

そういうものを考えて、それを体で表現するにはどんな表情で、どんな姿勢で、体の向きはどうで、声の大きさはどのくらいで……

などを考えて、それでなお直立である必要があるなら、それは画になる直立になるのではないか、と思った。

もちろんこれは事前の準備として、であり、いざほかの役者と稽古をしたり、本番で演技するときには、「その時感じ取ったこと、感じたこと」などをその時に反映させないといけないので、上記のことがすべてでは到底ない。

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