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転々暮らし 1/23 sun ワークショップ2日目

今日は村川拓也ワークショップ2日め。と言っても村川さんは大切な急用につき不在。参加者で昨日頼まれた宿題に向き合う。

昨日は5名の参加者のうち、現地にいた4名それぞれの従事してきた印象的な仕事についてインタビューをされた。私は新卒でしていたお酢工場の仕事と、現在行っているフットマッサージについて話した。

本日依頼された宿題は、その仕事の再現を構築すること。

出勤から退勤まで何をしていたか、再現してほしい。仕事場の間取りは大事にしつつ、実際の部屋のサイズに収まらなければ歩いている廊下などの部分を省いても良い。繰り返しの動作などはダイジェスト(縫い物の動作など同じ動きを10回しているところを3回にする、みたいなこと)にしてもいい。手の動きや触っているものの感触は大切にしてほしい。

ざっとこのような内容だった。

今日向き合ってみたが、ものすごく根気がいる作業だった……。ものすごく疲れる。およそ3年半前の工場の仕事だ。話したり、書くだけなら簡単だったのに、いざ動きを再現するとおそろしく細かく、長い。エレベーターに乗っている時間、階段を降りる、何度もコンベアの下をくぐる(「やってはいけない」と張り紙されていたが、ついついやってしまっていた)等など……。なかなか退勤までたどり着かない。しかもやっているうちに忘れていた細かい作業を思い出し、更に終わりが遠のく。20分くらい、ということだったが、多分明日実際にやったら45分、いあ60分を越すかもしれない。

だがやっているうちにその時の感情や言われたこと、忘れていたエピソードなどを思い出して、とても興味深かった。

そして宿題の内容を聞いていて妙に意外に感じてしまったことがある。「手の感触」に重きを置くところなど、以前習っていたスタニスラフスキーシステムにも通じるものがあるのだ。それを以て何を求めているのかは違うかもしれないが、古典的演技法と現代的な作品で評価されている演出家に通底するものを感じたのは面白かった。

明日どのようなことを言われるのか、好奇心が高まっている。

成果発表は1月30日㈰15時から。観覧予約など詳細は以下。ぜひ。


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