見出し画像

セルフで出来る/爪が見違える甘皮処理

やくさひろです。

今日はセルフで出来る、爪が見違える甘皮処理について必要な道具も紹介します。

甘皮処理が爪の印象を左右すると言っても過言ではありません。甘皮にも、必要な甘皮と不要な甘皮があるのをご存じですか?不要な甘皮を放置していると、爪の見た目も良くない上に、ささくれといった爪トラブルの元になってしまうことも。正しい甘皮処理を学んで、早速セルフ甘皮処理にチャレンジしましょう。

【甘皮は爪を守る砦】

甘皮は爪の後爪郭(爪を根元で固定している部分)から伸びている皮のことです。爪の根元にできる爪上皮(そうじょうひ)や、キューティクルとも呼ばれますが、意味は同じです。甘皮には、爪に雑菌やごみが入るのを防ぐ役割があり、爪の根元を守っている「キューティクル」と、薄皮部分の角質である「ルースキューティクル」に分かれています。

私たちの爪を菌や汚れから守ってくれている甘皮ですが、甘皮が広がりすぎたり厚くなりすぎたりすると、ささくれの原因になってしまいます。爪と皮膚の隙間から飛び出たささくれは、見た目も良くない上に、服などに引っかかると痛みがあります。ふとした拍子に、衣類や物がささくれにあたり、痛い思いをした人もいるのではないでしょうか。ささくれを放っておくと不要な刺激を爪に与えてしまい、爪にも良くありません。

甘皮は部位によって、キューティクルとルースキューティクルと呼ばれる部分に分かれます。キューティクルは爪の最も根元にある部分で、細菌や雑菌が入るのを防いでいます。甘皮=キューティクルと思っている人も多いです。

では、ルースキューティクルとは何でしょう。爪の表面をよく見てみてください。薄く白っぽい膜が爪の表面を覆っているのが分かると思います。この膜が、ルースキューティクルです。ルースキューティクルは、甘皮が角質化して爪と一緒に伸びているもので、爪の構造上不要なものなのです。そればかりか、ルースキューティクルを放置したままにしていると、肝心の爪へいくはずの水分や油分が十分に行きわたらず、爪が弱くなり、二枚爪になってしまうこともあります。爪の健康のためにも、ルースキューティクルは取り除いた方が良いのです。

画像1

【甘皮処理をするメリット】

甘皮処理をしないでいると、マニキュアやジェルネイルといったネイルをするときに、甘皮に塗料がついて、せっかくのアートやデザインが落ちやすくなってしまいます。甘皮処理をすることで、ネイルを長持ちさせることができます。また、ネイルの塗りなおしによる爪の負担も減らせます。正しく甘皮処理を行えば、健康な爪をキープできる、ネイルを長持ちさせられる、ネイルによる爪への負担を軽減できる、とたくさんのメリットがあるのです。

【甘皮処理のやり方】

♡超簡単編
手軽に簡単に甘皮処理をしたい!という人は、ハンドクリームと綿棒があれば、甘皮処理ができます。やり方もとても簡単です。

1. ハンドクリームを甘皮部分によく塗りこみます。これは、甘皮を柔らかくするのが狙い。事前に甘皮を柔らかくしておくことで、この後の処理が楽になります。

2. 爪をお湯につけて甘皮をふやかします。お湯の温度は38~40℃が目安です。10分くらいお湯につけて、十分に甘皮を柔らかくします。ここで焦りは禁物です。

3. 十分にふやかしたら、綿棒で甘皮を擦り上げます。甘皮を優しく押し上げるようにするのがポイント。ある程度甘皮が剥がれてきたら、綿棒でくるくると拭き取ってください。うまく甘皮が押し上がらないときは、再度お湯につけてみましょう。

4. 甘皮処理の後は、爪が乾燥しないよう、忘れずにハンドクリームを塗ってくださいね。

道具を使ってネイルサロンのような仕上がりの爪を手に入れる編
甘皮処理に使う道具はこちらです。
● キューティクルリムーバー
● お湯(フィンガーボウル一杯分)
● コットンスティック(キューティクルスティック+コットン)
● ガーゼ
● ニッパー
● ネイルオイル/キューティクルオイル
どれもドラッグストアで安価で購入できます。

甘皮処理の手順

1. キューティクルリムーバーを爪に塗ってなじませます。キューティクルリムーバーの役割は、爪に不要なルースキューティクルを柔らかくして剝がれやすくすること。甘皮処理はデリケートな作業です。ニッパーやスティックを使うとき、甘皮が硬いままだと爪を傷つけてしまうおそれがあります。

2. お湯の入ったフィンガーボールに指先を入れて皮膚を柔らかくします。

3. 何もしていない状態の爪まわりの皮膚や甘皮は、硬くなっています。38~40℃くらいのお湯に指先をつけて、甘皮処理をする前に指先全体を十分に柔らかくしておきます。目安は10分くらいです。ここで焦らないように、しっかり指先をふやかしてください。

4. 皮膚が十分に柔らかくなったら、もう一度キューティクルリムーバーを爪に塗ります。続いて、コットンスティック(キューティクルスティックにコットンを巻きつけたもの)の先を少し水につけて湿らせたら、端から甘皮のラインに沿って円を描くように動かして、甘皮を押し上げます。力は入れず優しく押し上げるようなイメージで進めましょう。

5. 甘皮がある程度押しあがったら、指にガーゼを巻きつけ、先端を水で少し湿らせます。甘皮のラインに沿って円を描くように動かして、爪表面のルーススキンをしっかりと取り除きます。

6. 続いて、ささくれがあれば、甘皮専用のニッパーでつまむようにして取り除きましょう。ニッパーを使うのが難しいときは、ハサミでも大丈夫です。最近は甘皮処理専用だけでなく、まゆ毛用と兼用できるハサミも売られているので、使い勝手の良いものを選んでください。

7. 余分な甘皮を取り除いた爪は生まれたての赤ちゃんと同じ状態です。ここで、忘れずネイルオイルやキューティクルオイルを塗って、栄養補給と保湿をしましょう。

一つ注意するのは、

甘皮処理は毎日行うものではないということ。

甘皮処理は、1~2週間に1回を目安に行うようにしましょう。やりすぎは爪の乾燥や、雑菌・異物が入り込む原因になってしまいます。

甘皮処理を行うだけで、爪は見違えるほどきれいに見えます。甘皮は人間の体のパーツの中ではとても小さい部分ですが、お手入れをするかしないかで、手全体の印象を大きく左右する重要なファクターです。

若々しく美しい指先は生命力が感じられ、それだけで相手に好印象を与えられますし、手全体が美しく見えるのです。仕事や家事でネイルアートができない人も、甘皮処理をするだけで、美しい指先を手に入れられるので、ぜひ甘皮処理を取り入れてみてくださいね。


やくさひろです。 記事が広くシェアされ、手のお手入れを通して誰かの幸せに繋がることを願っています。 いただいたご支援は活動費として使用させていただきます♡