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国家試験会場で抱いたモヤモヤ

第31回鍼灸国家試験が行われた2月。
鍼灸国家試験の受験会場前で感じた事。

会場前の歩道に百名以上の受験生が、輪になり騒いでいる光景。
生徒同士で輪になって騒ぐ集団があちこちで見られた。

歩道を歩けないおばあちゃんやベビーカーを押したママが道路を歩いている光景。

専門学校の教員の方たちが歩道で生徒にカイロを配り声掛けをしているさなか、通行ができない方たちが困惑していた。

試験要項に書いてあったはず。近隣の迷惑にならないようにすること。

こういった事、小さな事をちゃんと守れるか、試験前に高揚している気分の中でもモラルある行動をとれるか。
こういったことが大切なんだろうなと感じながら試験会場へ足を運んだ。

気分が高揚しているとき、自分自身を客観的に見れなくなる。
・3年間がんばったのだから
・終わったあとの開放感半端ない
・試験前の緊張感や切迫感

わかるんだけど、どんなときでも冷静な自分でいたい。

専門的知識や技術のみならず、その人の人間性たるものが
実は最も求められているのではないだろうか。

鍼灸は一対一で行うデリケートな施術。自分の身体に向き合いたいと願う方の想いや背景、環境を大切にしながら関わっていく仕事なのだから。

やくさひろです。 記事が広くシェアされ、手のお手入れを通して誰かの幸せに繋がることを願っています。 いただいたご支援は活動費として使用させていただきます♡