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畑のはなし

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北海道八雲町の小さな農園のはなし
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2022年4月の記事一覧

穀雨

穀雨

【穀雨】

山の芽吹きを呼び起こすような雷鳴が夜の空に轟く。ザーっと雨が大地を叩きつける激しく。静かに聞いていると、何かが自分の内も呼び覚ますような気がした。
あっ、そうかこの雷雨はサインであり起点だ。山も畑もこの一雨で一気に緑が深まるだろう。
畑はこれから春本番の忙しい日々が始まる。

古来これは百穀を潤す慈雨であるとする。
#八雲山水自然農園 #穀雨 #二十四節気

畑の春

畑の春

不耕起に取り組み続けているので、雪がとけたばかり春一番の姿でも土がすっかり露出している場所が少ない畑の景色となります。

先日の八雲は南西風が強く吹いてPM2.5の霞む空でしたが、畑の土はしっかりとカバーされているので表土が風で飛ばされることもありません。北海道では露地野菜の植付けがまだ行われていないこの時期、強い風が吹くと砂埃が立つ畑をよく見かけます。生命感があまり感じられないそうした畑は一応に

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