日記①20220305


山手線は下水道
流される私は鼠

群れからはぐれて
土曜日の夜

粘土でできた体は
手足が伸びており
それが人間を模したものと
理解するのには
時間がかかるだろう

簡単な言葉で片付けずに
はっきりと魂の形だと
こねくりまわされた
沢山の指紋で汚れたそれ

仕事終わりにライブに行きました
混乱したので
最後の曲が終わったら
すぐに帰りました

昔、宇宙は無限だ、大きいと聞きました
その後に加えて
ミクロ、すごく小さな世界もまた無限とも

結末のところで虚無が待っていると
そう言い切るのは簡単なことでしょう

ここから希望


20220305
塚本 龍太郎(HIJOSEN)



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?