ばったん 

記憶のあの子は目くらぼう
ふらふらふらふら連れ出して
赤い血見せて、と幼い声で
隠家でふたり 道連れて

金属製の柱が折れた
冷たい蝶々がぶつかった
笑いつづけるおかしなあの子
とうとう静かになっちゃった

大切にしてた人形は
焼かれて灰に散り吹いて
夢を見ようよいつまでも
夢を見ようよいつまでも

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