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過食嘔吐との10年記録

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質問箱からありがとう!

私も過食とは10何年の付き合いである。発症したのは15歳の時だった。それからずっと、共に生きている。

一番症状が強かったのは10代の時だった。毎日毎日コンビニとスーパーをはしごし、その場で歩きながら菓子パンを貪り続けた。家に帰ったら三合のお米を味付けを変えながら食べて、「炊いたばかりなのにそんなに食べたの?」とお祖母ちゃんに驚かれる日々だった。それでも食べ足りず、また近くのスーパーに出かけアイスやお菓子を狂ったように食べた。常に何か口にしてないと不安で、食べているときだけが自分の安心できる時間だった。

私は嘔吐が出来なかったので、日に日に体重が増えて行った。同居していた父から「お前おかしいぞ、そんなに太って、死ぬほど食べて。」と言われて連れていかれた精神科で、私は自分が過食症だということを知った。

カウンセリングで治していきましょうと言われたが、めんどくさがりな私がそんなのに通うわけもなく、過食症が治ることもなかった。

食べるのが辞めれず、ドンドン太っていく自分が嫌になり、体重が増えないように下剤をODしまくっていた。下剤が効きすぎて我慢できず、うんこを漏らしてしまっても、私は食べることをやめれなかった。いい年してうんこ漏らすなんてこの上ない情けない事態だったけど、そんな事よりも食べ物を口に運ぶ日々を選び続けた。食べて、自己嫌悪に陥って、また食べての繰り返し。

そのうち、依存するものが食べ物からシャブへと変わった。体重はどんどん落ちて食べ物に対する欲も減っていた。食べても太らない身体になり、夜ご飯を気を付けてさえいれば、体重をキープすることが出来た。朝しっかり食べて、夜は食べないという習慣がついたおかげで、過食から一時抜け出すことが出来たのである。

それでも、食べすぎたりカロリーを多く摂取すると自己嫌悪に陥るのは治らなかった。食べた後でなんとも言えない不快感に襲われるのである。心から食事を楽しむということは、過食が落ち着いた後でも出来ないままだった。


そしてつい最近、鬱になったのをきっかけに再び過食症を発症。鬱で不安な気持ちをどうにかするのに食べ物を食べまくって解消しているうちに、体重は六キロ増量。これじゃいけないと、じぶんの食生活を一度見直すことにした。

まず病院に行って、過食を抑える薬をもらった。これは合う合わないあるのでお医者さんと相談しながら。私は処方された薬があっていたので、過食したい気持ちを抑えられるようになった。

次に、日々の食事の節制。私は毎日決まったメニューを食べている。サラダ、納豆ご飯、スープ、サラダチキンをよく噛んで食べて満腹感を得るようにしている。毎日毎日同じもん食べて飽きるじゃんと思うかもしれないが、これは私のエサだと思うようにしている。エサならしょうがないし、黙って食べるのみ。

そして週に一回だけ、好きなものを好きなだけ食べていい日を設けている。我慢しすぎたり節制ばかりしているとどこかで爆発してまた過食してしまうので、一週間に一度のご褒美を作ることで発散している。食べていいのは消化しやすい昼間だけ、その代わりコンビニで食べたいものを買ってきて、ゆっくり味わうように食べている。毎日節制してるから思ったほど食べれないし、胃も小さくなってるのでそんなに食べずに済んでいる。私はこのご褒美デーに大好きな菓子パンを4つまで、と決めて食べている。この日があるおかげで毎日の節制も耐えられているし、ご褒美デーが楽しみで頑張れる。

そんな方法で、今は過食と上手く付き合えている。質問くれた方もうまく過食と付き合える日がきますように!お大事にね!

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