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薬学部個人ノート「機能形態学・前半7」

こんにちは。ここでは、薬学部の主要科目の私個人のノートを載せています。今回は前回の「機能形態学6」の続きです。友達のノートを借りる感覚で見て頂ければと思います。これで機能形態学前半が終了です。
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<8>生殖系

➀男性生殖器:

*精巣・精巣上体・陰嚢・精管・前立腺・陰茎
*精巣の機能:ライディヒ細胞でのテストステロン生成。精巣間での精子形成。セルトリ細胞による精細胞の支持。

*テストステロンの作用:異性への性分化。男性器の発達、二次性徴。精子形成。タンパク同化作用。

➁女性生殖器:

*卵巣・卵管・子宮・膣
*性周期は4つの性腺刺激ホルモンに制御されている。
エストロゲン:卵胞ホルモンのこと。
プロゲステロン・黄体ホルモンのこと。性周期後半を担当
FSH:卵胞刺激ホルモン。下垂体から分泌。排卵促す
LH:黄体化ホルモン。下垂体から分泌。排卵促す

*性周期
前半(月経から2週間):エストロゲン分泌が増加。子宮内膜徐々に厚く。
排卵:エストロゲン高値が1週間続くとLH・FSHが分泌され排卵に至る。
後半(排卵から2週間):プロゲステロン分泌が増加。エストロゲンも。
月経:エストロゲン・プロゲステロン共に減少。内膜が剥離し月経に至る。

*基礎体温:
プロゲステロンの代謝産物により基礎体温が上昇する。
・よって性周期後半(排卵から月経まで)は高温期になる。
・妊娠に至らなければ、月経時にプロゲステロンは減少、体温は低下
・妊娠に至れば、プロゲステロンは分泌され続ける為、高温期が続く

*妊娠:
・排卵により卵巣から放出された卵子は卵管内で成熟卵子となる。送られてきた精子と受精が行われると、受精卵となり、子宮体に着床する。
・子宮内に胎盤が作られる。胎盤は胎児と母体を繋ぐ円盤状の構造で、胎児側からは炭酸ガスと老廃物を母体血へ、母体血からは酸素と栄養を胎児側へ送る。母体と胎児の血液が直接混じる事はない。
・胎盤で分泌されるホルモン
ヒト繊毛性胎盤性コナドトロピン(hCG):受精卵着床後、黄体機能維持。
プロゲステロン:オキシトシン感受性を低下させ、子宮収縮を抑制。


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