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48.仏教でいう慈悲

よく使われる慈悲(苦と楽)という言葉
慈悲=「楽(パーリ語sukha)を与え、苦(dukkha)を抜く」って意味で、楽は苦の対義語です。

苦=無意味 離れるべきもの 苦悩 ぐらいのニュアンスなのですが、
"楽"が曲者。

最古の経典スッタニパータSN759~によると、
五感や意を満足させること(例:美味しい物食べたり、快楽を満たすこと)を一般人は楽と考えるけど聖者的にそれは苦。一切皆=諸行 苦のことです。
"楽"とは、私たち俗物がいう楽しみではなく、五感とこころを静める 制御することで生まれるもの。⇔"苦"とは感覚器官と精神を制御出来ないことで生まれるもの。

まあ仏教ではこう定義してます。

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