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【第7回】薬剤師100人カイギ:薬剤師の未来を再定義する100の旅 - 第7回レポート


薬剤師100人カイギとは?

  • 世間的には「ただお薬を渡すだけの人」と思われている薬剤師ですが、薬剤師のキャリアや価値観は本来もっと多彩。その奥深い可能性を引き出すことで、未来を創る力が秘められています。「薬剤師100人カイギ」は、薬学のフィールドから集結した100人の薬剤師が、キャリアの軌跡、そこにかける想いや情熱、挑戦の体験などを共有する舞台。20回にわたるセッションを通じて、あなたに新たな視点を提供し、キャリアの選択肢を広げるきっかけを与えます。

  • 薬学生、薬剤師、そしてその他の薬学に関わられる皆さんが、自分自身のキャリアパスを大胆に描き直し、新たな挑戦に勇気をもって飛び込む一助になることを期待して、「薬剤師100人カイギ」第5回目のレポートをお届けします!

薬剤師100人カイギHP

https://100ninkaigi.com/area/yakuzaishi

第7回目(2024年5月18日 開催)まとめ

~ 登壇者紹介 ~

一人目:話せるメディカル株式会社外表取締役 木下将吾
皆さんはどうして薬学部に入ったのでしょうか?
薬剤師になるきっかけやタイミングは人それぞれですよね。
"医療専門家と患者をつなぐ"話せるメディカル株式会社代表取締役の木下将吾さんからは、スポーツ少年から薬剤師になるに至ったこれまでの出来事や、会社を立ち上げて目指すこれからの医療への思いをお聞きしました。(⇒詳細レポート

木下将吾さん

二人目:NPO法人薬剤師緊急対応研修機構 理事長 山口 勉
山口さんはかっこよく生きたいという思いを持ち、学生時代からモデルに挑戦、薬学部卒業後、小児科の門前薬局にて働きだしました。かっこイイ薬剤師になりたいという思いを持ち続け、NPOや薬剤師イベントを0から立ち上げ、0からスタートの独立開局経験、経営者となった今だから伝えたいことを語ってくれました。。(⇒詳細レポート

山口勉さん

三人目:株式会社薬けん 代表取締役 野中牧
野中さんは病院・薬局で薬剤師として勤務した後、人手不足の薬局にスポットで勤務する薬剤師として、勤務していた2児の母としての一面も持ちます。
子育てをしながら薬剤師として働く野中さんが、大分県で「ふぁーまっち」のサービスを開始することになったのか、そのきっかけや今後の展望について語っていただきました。(⇒詳細レポート

野中牧さん

四人目:大鵬薬品工業株式会社 経営企画部新規事業推進課 森下真行
大鵬薬品工業株式会社 経営企画部 新規事業推進課にてイントレプレナー(社内起業家)として活躍されている森下さんは、数々の製品のマーケティング責任者を経験され、社内新規事業の立ち上げをされています。
そんな森下さんが大切にしていることは、”WHY ME?”、「なぜ、自分は事業をするのか?」ということ。薬剤師100人カイギでは、学生時代から現在に至るまでの原体験とWHY MEを語って頂きました。(⇒詳細レポート

森下真行さん

五人目:株式会社ヴィンテージ・クリエーション 代表取締役兼CEO 椎木 倫太郎
ベーリンガーインゲルハイムでMR、プロダクトマネージャーを経験した後、株式会社アイノスでの活動を経て、株式会社ヴィンテージクリエーションを設立しました。
ベーリンガーインゲルハイム時代にはプレゼンテーションコンテストでの優勝、シニア人材に関する論文や本の執筆も行っていました。
そのような経歴を持つ椎木さんの活動のコンセプトがこちらになります。
「薬剤師をなりたい職業ランキングTOP10入りさせる」
現在、このコンセプトを軸に3つの活動されている3つの活動をされている椎木さんの熱い想いをプレゼンしていただきました。(⇒詳細レポート

椎木 倫太郎さん

一人目:話せるメディカル株式会社外表取締役 木下将吾 
経歴迷子な薬剤師

登壇者資料より

皆さんはどうして薬学部に入ったのでしょうか?

薬剤師になるきっかけやタイミングは人それぞれですよね。

"医療専門家と患者をつなぐ"話せるメディカル株式会社代表取締役の木下将吾さんからは、スポーツ少年から薬剤師になるに至ったこれまでの出来事や、会社を立ち上げて目指すこれからの医療への思いをお聞きしました。

登壇者資料より

5歳から"モトクロス"の競技に熱中し、プロとしてスポーツの世界で生きようと考えていた木下さん。
中学卒業後の15歳で一度は企業と契約するも、リーマンショックの影響で競技を続けられなくなってしまいました。
その後のキャリアと向き合った時、スポーツを通して医療に支えられてきた経験から、ご自身も医療従事者の道に進むことを決意されます。

そして薬学部に進学して薬剤師免許を取得。
外資系製薬企業のMRやスタートアップ企業でのコンサルティングを経験され、現在は「自分の健康に気軽に向き合うことのできる社会」を目標に話せるメディカル株式会社を創業、経営されています。

木下さんのお話で印象に残ったのは、「特技やキャリアをかけ合わせて自分の付加価値を高める」ことです。
薬剤師・モトクロス・MRのそれぞれの人口を具体例として、自分の経歴や強みを活かしてステップアップしていくことについて教えていただきました。

モトクロスで何度も怪我をされた経験も、患者さん目線のサービスを構築する源になっていると感じました。

想定外のきっかけから薬剤師になれらた木下さんですが、「思い通りにいかないことがあってもそれをバネに新しい人生を切り開ける」という気付きを与えてくださいました。

登壇者資料より
登壇者資料より

木下さんは、一般の方々がいつでも薬剤師に健康相談ができる仕組みを作ることで、より薬剤師が身近な存在として、人々の健康に関与できる社会を創るため尽力されています。

また、働く世代の健康を医療の力で支え、従業員の心身や生活をより良い状態に保つことが、それぞれの企業の生産性を高めることに繋がるという視点も新鮮でした。
薬剤師は気軽に話をしてもらえる医療従事者として、全ての人が元気で過ごすためのお手伝いをしていきたいですね。

文章:運営事務局 岡田


二人目:NPO法人薬剤師緊急対応研修機構 理事長 山口 勉 
勤務時代からNPOの立ち上げ0からスタートの独立開局経験 経営者となった今だから伝えたいこと

山口さんはかっこよく生きたいという思いを持ち、学生時代からモデルに挑戦、薬学部卒業後、小児科の門前薬局にて働きだしました。かっこイイ薬剤師になりたいという思いを持ち続け、NPOや薬剤師イベントを0から立ち上げ、0からスタートの独立開局経験、経営者となった今だから伝えたいことを語ってくれました。

登壇者資料より

かっこイイ薬剤師になるために
小児科の門前薬局の中で、道を極め、新人教育(薬剤師インストラクション)に意欲を持って取り組む中で、カッコ悪いのではないかと思いついたことがありました。
「薬剤師がAEDを使えないのはカッコ悪いのではないか。自信を持って心肺蘇生を出来るのか」と思った時、心肺蘇生の研修(ICLS)に出会いました。その研修を通じて、薬剤師版のICLSを作って欲しいと思い、行動を開始します。

登壇者資料より

救急・外傷・災害を薬剤師に伝える研修を作る
山口さんは、「誰か偉い先生に、研修を作ってもらいたいと頼んで回るが、誰もやってはくれなかった。それは自分が受動的だったからかもしれない」と語ってくれました。周りからも後押しされ、自身で作ることを決意し、薬剤師メディカルラリーを立ち上げました。山口さんは、自分のような薬剤師を作りたいという思いを持ち、行動し続けています。

登壇者資料より

夢をかなえるために
山口さんは、やりたいことをやるために、なしたい世界を作るために大切な3つのことを伝えてくれました。

  1. 仲間を作ること

  2. 決断力を持つ

  3. 速度を持って行動する(行動力を持つ、決まってからではなく決めたらやる)

自分の能力を極めることは大切であるが、それだけではなく、上記を意識して取り組むことで必ず夢は叶うと熱く語ってくれました。

登壇者資料より

山口さんの講演を聞き、考えるだけでなく、決断力を持って行動すること、速度を持って動くことの大切さを改めて感じることができました。医療者として、人として、自身が目指す世界に向け、挑戦していきたいと思います!!
「自分のような薬剤師を増やしたい」というVissionの元、走り続ける山口さんを薬剤師100人カイギは全力で応援していきたいと思います。

文章:運営事務局 山本


三人目:株式会社薬けん 代表取締役 野中牧 
「ふぁーまっち」のアプリ開発者

3人目の登壇者は株式会社 薬けん 代表取締役として、薬剤師と薬局をつなぐアプリ「ふぁーまっち」のサービスを大分県から展開している野中さんです。
野中さんは病院・薬局で薬剤師として勤務した後、人手不足の薬局にスポットで勤務する薬剤師として、勤務していた2児の母としての一面も持ちます。
子育てをしながら薬剤師として働く野中さんが、大分県で「ふぁーまっち」のサービスを開始することになったのか、そのきっかけや今後の展望について語っていただきました。

子どもに寂しい思いをさせたくない。薬剤師の休みやすい環境作り
両親が共働きで寂しい幼少期を過ごした野中さんは、自分の子どもにそんな思いはさせたくないと思い、将来の夢は「専業主婦」でした。
そんな幼少期の夢とは違い、野中さんは共働きを選択し、薬剤師として働いていました。
野中さんの住んでいる大分県は薬学部のない県の一つです。
そのため、薬局・病院ともに薬剤師の人数が少ない中で働いているため、大変な状況が続いています。また、薬剤師業界全体として、まだまだ女性が多い状況でもあります。
そのような状況下のため、大分県の薬局では1〜2人の店舗が多く、休みが取れず経営上も厳しい状況が続いています。子育て中、介護中、持病があり通院が必要な薬剤師には働きづらいと感じる職場環境でもあります。
野中さんも子育て中にお休みがとることも多く、職場に迷惑をかけているなと感じていました。
「お子さん熱があるの?病児保育があいててよかったね!」という言葉。
職場で聞かれる言葉だと思いますが、病児保育に預けた母親としては、本当は帰って子供の看病をしたいと感じる方も多いと思います。
そんな思いを形にするために、働きやすい職場づくりを目指して「ふぁーまっち」のサービスを開始しました。

登壇者資料より

「ふぁーまっち」から広がる地域の課題解決
ファーマッチは人手不足で困っている店舗とスポットで働きたい薬剤師をつなぐプラットフォームです。
元々はフルタイムで働くことが難しいパートやアルバイトの子育て中の薬剤師をターゲットとしていましたが、現在の副業ニーズにもマッチして20代の若手薬剤師の経験やスキルアップを目的とした登録も増えている状況です。
特徴的なのが、時給や働く職場を自分で決められることや短時間の勤務でも問題ない点にあります。
薬剤師の人材不足とワークライフバランスの改善を目的に大分県薬剤師会と協定を結ぶことになったことをきっかけとして、新卒者のUターン事業やドローン医薬品配送事業、薬局の事業継承など地域の課題解決の活動も現在行なっています。

登壇者資料より

今後の展望
ふぁーまっちのサービスを開始するきっかけとなった「働く薬剤師の休みやすい環境づくり」を大分県から全国へ広げることを目指しています。
また、ふぁーまっちという薬剤師のプラットフォームを活用した新しいサービスを製薬企業とともに検討すること。横展開としては、サービスのノウハウを活用して他の有資格者への応用や支援も検討しており、5月から医療事務でのサービスを開始しているそうです。

登壇者資料より

最後に
雇われていた時と変わったことは「ありがとう」が増え、自分も子どもの運動会に参加することができたとのことです。
ふぁーまっちに登録している薬剤師さんの多くが、「ありがとう」と言われているのだろうと思います。野中さんからは最後に「すべての働く女性のためにこれからもサービス展開をしていきたい」と意気込みを語っていただきました。

登壇者資料より

登壇の中で、病児保育に熱の子どもを預けて自分は働く状況は自分も経験があったため、その状況のやるせなさや辛さが痛いほどわかりました。
その実体験を行動に変えて、薬剤師の働く環境を改善するサービスを展開した実行力の高さは見習いたいと思いました。
また、スポットで働く薬剤師という働き方は薬剤師の働く選択肢を増やすことや、普段薬剤師として働いていない薬剤師免許を持つ人にも刺さるのではと感じました。薬剤師100人カイギ運営は野中さんのご活躍を今後も楽しみにしております。

文章:運営事務局 濵地


四人目:大鵬薬品工業株式会社 経営企画部新規事業推進課 森下真行 
ゼブラ企業イントレプレナー / がん検診デザイナー

ゼブラ企業イントレプレナーへの軌跡 〜WHY ME を捜す旅〜
大鵬薬品工業株式会社 経営企画部 新規事業推進課にてイントレプレナー(社内起業家)として活躍されている森下さんは、数々の製品のマーケティング責任者を経験され、社内新規事業の立ち上げをされています。
そんな森下さんが大切にしていることは、”WHY ME?”、「なぜ、自分は事業をするのか?」ということ。薬剤師100人カイギでは、学生時代から現在に至るまでの原体験とWHY MEを語って頂きました。

登壇者資料より

祖母に起こった副作用を切っ掛けに薬学部へ進学、仕事は常に顧客視点で。森下さんが薬学部へ進学した切っ掛けは、祖母が薬の副作用で苦しんでいるのを見て、副作用の少ない薬を作りたいと思ったからでした。
「『過去○○だから・・・』が嫌い」だとのこと。誰もやっていないことに挑戦するのが好きだと気づいたのは、母校の京都薬科大学の学園祭実行委員長として、学園祭の改革を行った経験でした。古い慣習や、長年癒着していた業者の変更などの改革を実行しました。
抗がん剤で有名な製薬会社である大鵬薬品に就職したのは、祖母が大腸がんを患ったことが切っ掛けでした。学術職として、医療関係者へ情報提供を行う仕事を始めます。
“患者視点に立った課題解決の大切さ”に気づく経験をしたのは、大好きだった祖父が、咽頭がんに罹患して自社の抗がん剤を服用した時のことでした。
「副作用として手の黒ずみが起こった時に筆談で、『真行、何とからならないのか」と相談を受けますが、何も答えられなかった自分がいました。」
「色素沈着はグレードも低いし、男性ならば気にならないだろう」と、学術職として考えていました。しかし「一人の患者さんからすると、QOLを損ねる副作用である」ということを痛感。
それ以来、”自分の身内が使う薬だったら”という患者視点を持ちながら、複数の抗がん剤のマーケティング責任者を経験していきます。

登壇者資料より

薬から全社視点へ、治療から社会課題解決へ
”薬”という一製品から、”会社”視点へ視座が上がったのは、社長の側近で経営戦略を作成する部署へ異動したことが切っ掛けでした。会社としてのあるべき姿や、新規事業を検討することにより、それまで”医療従事者へどんな情報を届けるのか?”という視点に立っていましたが、”製薬会社として何をすべきか?”という視点に立ちます。
次第に森下さんは、”治療薬以外のソリューションで、がんに関する社会課題を解決したい”と考えるようになりました。切っ掛けは、骨髄ドナーとして自らの骨髄を患者さんへ提供した後に患者さんから手紙をもらい、「病気になる前の生活を取り戻すことの大切さ」に気づかされたことでした。薬を初めとする治療だけでは解決できないことに気づきました。
現在は、自社の新規事業を立ち上げるイントレプレナー(社内起業家)として活躍されています。“がんの治療と仕事の両立を支援する就労支援サービス”や“がん検診受診率を上げるための企業向けサービス”のというテーマの事業に取り組んでいます。

登壇者資料より

Why meを追い求めながら、ゼブラ企業を目指す
ゼブラ企業とは、”社会性と経済性の両立”を目指す企業のことで、急速な成長を目指すユニコーン型の企業とは異なる会社の在り方として注目されています。
森下さんが働く大鵬薬品では、がんの予防〜治療〜共生まで、がんに纏わるすべての社会課題を解決することを目指しています。その中で特に森下さんは、予防や共生できることを目指して、サービス開発を行っています。
抗がん剤のマーケティング責任者・会社の戦略立案や新規事業の立ち上げなど、数々の仕事を経験されてきた森下さんが、仕事をする上で大切にしていることは”WHY ME?”、「なぜ、自分は事業をするのか?」であると言います。常に自分の心と対話をしているとのこと。
「なぜ?の想いが強いと、仲間が集まり、製品に魂が宿る。」
森下さんの、WHY ME を追い求める旅は続きます。

文章:運営事務局 染谷


五人目:株式会社ヴィンテージ・クリエーション 代表取締役兼CEO 椎木 倫太郎
薬剤師ってどんな職なのか?

100人カイギVOL.7の五人目の登壇者は、株式会社ヴィンテージ・クリエーションの代表取締役兼CEO の椎木 倫太郎さん。
椎木さんは、ベーリンガーインゲルハイムでMR、プロダクトマネージャーを経験した後、株式会社アイノスでの活動を経て、株式会社ヴィンテージクリエーションを設立しました。
ベーリンガーインゲルハイム時代にはプレゼンテーションコンテストでの優勝、シニア人材に関する論文や本の執筆も行っていました。
そのような経歴を持つ椎木さんの活動のコンセプトがこちらになります。
「薬剤師をなりたい職業ランキングTOP10入りさせる」
現在、このコンセプトを軸に3つの活動されている3つの活動をされている椎木さんの熱い想いをプレゼンしていただきました。

登壇者資料より

「薬剤師ってめちゃくちゃやりがいはあるけど、周りの評価は低いんだよね」
椎木さんはMRとして薬剤師と関わる中で、そのような言葉を聞きました。忙しい中で患者さんのために必死で働く薬剤師が、正しい評価を受けていないことにもたいないとも感じていました。
また、2023年度の中高生のなりたい職業ランキングには、医療業界からは「医師」と「看護師」が含まれているが、「薬剤師」という職業は入っていない現状があります。
ただ、視点を変えれば薬剤師になりたい人が増えることで、薬剤師への考え方が変わり、評価も変わってくると思い、「薬剤師をなりたい職業ランキングTOP10入りさせる」と言うコンセプトを軸に活動を始めたとのことです。

  1. なりたい職業ランキングTOP10入りする方法を現役薬剤師とともにディスカッションし、アイディア出しをする「薬剤師サミット」

  2. 薬学生が自分の人生設計を立てられるように他にはない薬剤師のリアルな就活情報を載せた「薬剤師就職活動ナビ」

  3. よりやりがいを持てるもっと輝ける職場への転職をサポートする薬剤師転職サポート「ジョブメディ.com」

登壇者資料より

なりたい職業ランキングTOP10入りするには、2つのフェーズがあるとのことです。
1つ目が、現役の薬剤師32万人が薬剤師という職業をどんどん好きになること。
2つ目が、社会が薬剤師の評価が高くなること。
 
1つ目のフェーズを達成するために、就職する薬学生に正しい情報を届けて自分の就職先や職業を好きになってもらえること、現役の薬剤師が自分の職業をより好きになれるようなサポートを考え・行動するために3つの活動をしているのだと感じました。
 
最後に、椎木さんより「薬剤師は患者さんにとって、健康上の最後の砦」との言葉をいただきました。

登壇者資料より

医師や看護師には相談できないこと、できなかったことを相談できる最後の場所が薬局です。病院に行くほどでもない健康上の不安を拾えるのは薬剤師です。
薬剤師業界をより進化させていきましょうというお言葉とともに、キャリアに悩まれている方はご相談ください。また、薬剤師業界でできることがあれば教えてください。全力でやり抜きますとの強いお言葉もいただきました。
 
質疑応答の中で、学生さんから薬剤師の需要は減っていること、AIに仕事が取られることについて質問がありました。
自分たち薬剤師の世間のイメージはそこなのだと思います。
椎木さんの最後の言葉に「進化」という言葉がありました。現状の評価を受け止めること、そこからアイディアを出して失敗を恐れず行動して「シン薬剤師」を見つけていきましょう。

文章:運営事務局 濱地


運営あとがき

薬剤師100人カイギDAY7では、オンライン配信ではありましたが、現地からの配信も行い、登壇者のアツい想いを肌に感じることができ、非常に心がアツくなりました!!懇親会では、起業についてや今後の進路について参加者の方からの質問を受け具体的なアドバイスをしていただきました。

今回も、高校生の参加もあり、「色んな生き方が薬剤師にはあると知ることができるのでとても為になる」という嬉しいお言葉を頂きました!!このように、登壇者の方々のアツい想いや生き方に触れ、『薬剤師になりたい!』、『自分にも何かできるんじゃないか、やってみよう!』と思う人が少しでも増えていって欲しいです!!

運営メンバー全員、様々な生き方・キャリア・パッションに触れ、1歩踏み出す大切さを再認識することができました。そしてまた、回を重ねることで、益々この機会・時間を多くの人に提供したい、伝えたいと強く感じています!

まだまだ小さいコミュニティーですが、多くの方に素晴らしい登壇者の皆様のパッションやビジョンに触れて貰えるよう、引き続き発信、認知向上に注力し、頑張っていきたいと思います。

今回、リアル会場では、配信後に登壇者・運営メンバー・参加者にてリアル懇親会を行い、登壇で紹介されたプロダクトに触れて活用方法のアイデア検討、サービスの更なる拡大方法などをディスカッションしました!!ぜひ、次回以降は参加者の皆様にもリアル会場にお越しいただき、共にアツい想いを語りましょう!!
これからもたくさんの皆さまにご参加していただけると幸いです!!


文章:運営事務局 右高


第8回 薬剤師100人カイギのご案内

次回、第8回薬剤師100人カイギは、2024年7月20日(土)18:00-20:00に開催されます。駆け出しエンジニア薬剤師、薬剤師なのに銀行員、生成AI時代を楽しむ還暦すぎの私立薬科大学教授、第二の人生を歩む薬剤師、三流薬剤師と様々なジャンルで活躍する方々に登壇頂きます。以下、Peatixに登壇者の詳細も記載されております!!魅力的な方々ばかりですので、ぜひご参加下さい!!登壇者・運営メンバー共々、皆様方との交流も楽しみにしております!!

申込はこちらから
https://peatix.com/event/3886271/view

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