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オフ会参加記録

自分がデミロマンティック、アセクシュアルを自認してから数ヶ月が経った今年の夏休みに、2度アセクシュアル(Aスペクトラム)のオフ会に参加しました。記憶が薄れないうちに記録しておこうと思います。

初めてのオフ会

初めてオフ会に参加した理由は自分がアセクシュアルなのかどうか確認するため、他の当事者さんと会話をすることで自分の性自認を明らかにするためでした。当時はデミロマンティックと自認はしているものの、クワロマンティックであるとも思っていたのでアロマンティックの可能性もあるなと思っておりました。あやふやにしておいても良いし、必ずしも名前をつける必要も無いですが、私の場合は名前がついていないことで不安を感じてしまう部分があったので、明確にすることにしました。
共有スペースを借りて行われたオフ会で、私以外に参加者は一人と主催者さんの三人でした。参加者さんはお互いにオフ会参加が初めて、和気藹々とした雰囲気でした。話した内容は主に自認したきっかけや、恋愛とは何か、友情結婚に興味はあるかなど他の人の考え方を沢山知れるようなものでした。話をしていく中で自分は恋愛感情をわかっていない気がするな、アロマンティックなのかなとこぼしたところ、セクシュアリティにはっきりとした答えは無いし自分が思うもので良いんじゃない?と言葉をかけてもらいました。恋愛とは何かの答えを得られたわけではありませんでしたが、私は暫定的にデミロマンティックでアセクシュアルであると言って良いんだという安心感を得ることができました。

二回目のオフ会

最初に参加したオフ会で、自分と同じ悩みを抱える人の存在を知れたことでかなり心が軽くなったのですが、自分に近い年齢層の方とも話してみたいと思っていました。そこで学生さん向けのオフ会(食事会)に誘っていただいたので参加することにしました。夕食を食べながらのオフ会だったので、普段友達と話すような雑談も多く、学生ならではのセクシュアリティの悩みも話せて、改めて自分は一人では無いんだなと感じることができました。私が人見知りなせいで今後も連絡を取り合えるほどの関係性は築けなかったのですが、それでも参加したことで少し前向きになれた気がしました。

私は自分の話をするのが苦手で、人前で話すことも得意では無いので、今後オフ会に参加することは当分の間は無いかと思います。正直オフ会に参加する当日はとても怖くて、もしかしたらアセクシュアルなんて存在しなくて私は騙されているのかも…とも思っていました。しかし結果的には、私はオフ会に参加したことであやふやであることもまた答えであると気がつくことができ、勇気を出して参加してよかったなと思っています。

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