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強者弱者関係はどう捉えるべきかについて、経済等での救済や平等化の議論に対する修正方向も射程に入れつつ

2021-6-002

例えば、今日こんな事があったと話してる時にも、情報を持つ強者と持たない弱者という図式を見る事は可能なわけです。
思うに、強者弱者の関係に対して囚われてない(反応に過大も過小もない)、振り回されてない自由状態とは、
ある場の割り振り原理(ポジションや具体的有り様を規定する原理)を別の場に持ち込まない、という無数にあり得る場それぞれへの尊重態度に等しいのでしょう。

それこそ、現在の自国社会という特定時空もその無数にある場の一つに過ぎず、そこにはそこに特有の割り振り原理(とその帰結)があるだけ、

ただし、場の代替不可能な固有性が割り振り原理となってないなら、他の場の割り振り原理が持ち込まれてるも同然(今は偶々こういう場なのでこんな扱いを受けます、という話が成立してない)な為、
需給事情(場の性質)などでは、それを構成する個々事情に代替不可能化が(扱いの受容に根拠を与えるべく)求められていて、

その個々事情代替不可能化は、最大限代替不可能化させた内在事情外在事情にしか応じてない自由状態の追求でもあり、
また、持つ者は持つ者なりの、持たない者は持たない者なりの最善という地平で繋がってる平等状態の追求でもある、
そういう構造だろうと考えます。


そして、その追求を阻害してるのが近代以降では特に、以下で言う方向性を強化してるパラダイム(財産権主権人権の持ち出し方含む、権利観もそれに縛られてる)、そう捉えましょう。


理系的捨象(同種の他との差異捨象)に特化してるせいで、2+3は10じゃなきゃ嫌だと言い張る事と、
最大限代替不可能化させた内在事情外在事情にしか応じてない状態(強者弱者といったポジションの違いによらずあるそれの下)で得られるものを超えて得ようとする事とを、同等には扱わない現行の論理理解

(捨象対象選定が局面の固有性に帰属しているいない、つまり、確からしさ差に当たる差異の取り出しがその局面での確からしさ差に一致しているいないと、論理の妥当性不当性、
この両者間の関係に対する無理解からくる、文理の論理の間にある差異性共通性への誤解)。


不可避である有限性(内外境界発生)に対し、帰属の修正が機能してる程度という内実差異を見ない、
つまり、それがそれである限り引き受けざるを得ない性質以外の要素もそれに帰属させてしまう対象位置づけ能力でもって、内在性質や外在性質を捉えたり語る事に疑問を覚えないセンス

(できる限り代替不可能化させた内在性質だけを持ち、自身の具体形は無数にあり得る具体化条件次第、外在場の性質次第とする、
ただし、耐条件変動を意味する上の引き受けざる得なさを具体化条件にも求める事で、自身への外在性質による限定効果で減じるものの分を、言わば通用量を補完する、

この抽象具体間枠組みの欠如でもある為、理想に対するその人の設定や現実とのバランスについての安易さが示唆されるセンス)。



以降は、その論理理解やセンスにも関わる、注的話

大会運営がドーピング等に厳格でない的な管理下でバラエティが追求されると、
悪貨が良貨を駆逐する(貨幣意義の崩壊展開まである)的に意義崩壊方向の偏りがかえって生じるように思われるけれど、

理系域では低精度実験扱い(実際の割り振りが場の性質に即してない性質埋没状態とならないよう場の本質の発現を保障する意味の、場の管理に失敗してる、場の本質が要求してる差異の取り出し失敗扱い)だろう、
その種の構造が、

文系域では主張選抜等の思考や議論に、つまり、ある観点(着目差異の設定)の下で通用領域の広いものを選ぶ作業に見受けられても、修正圧力は無きに等しいぬるさがある、

これまでの世界について、そう認めてくれる人を増やすところから始める必要がある気がします。


また、例えば、内実不問な愛を何かの名の下に推奨したり展開したりでは、内実検討してれば起きない事(不問にしてる側に帰属があるもの)もその根拠に擦り付けるという、帰属の失敗が織り込まれてしまうわけで、

余裕の有無のような局面事情のやむを得なさに紐づけて(帰属させて)いない妄信系(検討断念込み)の振る舞いは、
帰属の修正以外も含めたものに、知性や倫理の働きを帰属させてる現れに思われます。


また、外在事情の代替不可能化も、表層的要素の削ぎ落しである以上それは、
外界が持ってる原理を取り出す(原理抽出は帰属の修正の一環)作業も含むわけで、

(空気を読むを、場の表層に合わせると場の本質に合わせるの二つに分けるイメージで、)
現行体系の構造明晰化の像と場の現在の本質を損なわないように立ち上がってる体系像の二つを捉えて踏まえ、
そこのずれへの否定反応の具体化を、現実と理想の排安易なバランス枠組みに落とし込む話とも言えるでしょう。

ご支援の程よろしくお願い致します。