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【感想】虹ヶ咲7thに行きました。

未来ハーモニー

何度も何度も話しますけど、この曲が好きなんです。
2020年は私に限らず世界の人にとって最悪の転換期だったと思いますが、私の人生でも一つの節目を迎えた年であります。
それまで当たり前だった家族から離れて一人きりになった年。いつも賑やかだった家の中が静かになり、ともすれば世間もまた静かな時期にあってこの曲は燦然と輝くときめきだったのです。

ついに、ついに。フルメンバーの未来ハーモニーが聴けました。ショートだったとか良いんです。全員がそこに居ることが私には大切なんです。
MV、何回も見ました。まだ名前と顔が一致していなかったみんなが、今ではもうすっかり顔なじみになっていました。

アニメ楽曲

虹ヶ咲のナンバリングライブは傾向的にアニメ楽曲中心とアルバム曲中心のときがありますが、今回は5th以来のアニメ楽曲中心のライブでしたね。
思えば3rdは配信でしか見れませんでした。箱自体は大きかったのに、観客数の制限もかかっていたので仕方ないのですが。
なので、前半は初めて生で聴く1期の曲ばかりでそれはそれは良かったです。

えいがさき

最終章、本当に良いですよね。どの曲も本当にキャッチーで、一度聞いたら忘れられない印象が植え付けられます。
中でもエマさん。ソロ曲でありながら、コラボ曲でも有る珍しい一曲でしたが三線の演出まで有るとは思いませんでした。
「本物の天ちゃんがいたらこんな感じか」と思わせてくれる、素晴らしい演奏でした。
あと、ランジュちゃんから歩夢ちゃんにかけての繋ぎ、映画完全再現すぎて本当にありがとう。

全体を通して

虹ヶ咲は本当に大変な時期にアニメ化してくれだけあり、どれも本当に思い出だな、と感じましたがそれは「懐かしい」とは違うのです。
私はスクスタ未プレイなので、実際のところアニメの時間軸で起きたことしか知りません。たとえば、ランジュちゃんなんてのは、専ら赤ちゃんのイメージですし、素直で負けん気で、キレイで可愛い。そんなキャラです。

思い出って、匂いとか雰囲気とか、その時聞こえていた音とか。そういうものが何層にも重なり、しかしその一層一層が僅かに滲んだように見える時間だと思います。
私は1期を見ていた時の自分も、2期を見ていた時の自分も、劇場版、最終章。どれもその時をよく覚えています。が、それは「思い出」なのです。

思い出はとても不確かで、曖昧なものです。滲んでしまった時間の層は正しい色を再現することは出来ません。が、その滲んだ時間を眺めて「そういえば、あの時こんな事思ったよね」って思い出せる事が大切なんだろうなと思います。

昨日、私の思い出に次の層が重なりました。一番下の層からもう数え切れないほどの時間が立ってしまった思い出の層です。
次、彼女たちに会う時。私はまた、次の層を重ねるのを楽しみにしたいと思っています。

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