施設、病院用、薬地域在庫共有システム


地域在庫共有システムに興味を持って頂いた先生から、介護施設などで他科受診した場合など、薬の在庫の照会を受ける事があるとお話がありました。
そのため、新機能として、施設もしくは病院のFAXコーナーなどから在庫を持っている薬局を検索できるシステムを開発致しました。
まだ、開発途中ではございますが、イメージ画像とそれぞれの説明文を送付させて頂きます。
お忙しいところ大変恐縮ではございますが、下記の説明をご覧頂き、忌憚のないご意見を頂けますと幸いです。

始めに、このツールの開発目的ですが、無理に施設様が行ったことのない薬局に誘導するものではございません。
前提としては、いつもお願いしている薬局に問い合わせて頂き、在庫が無くて長い時間お待たせしてしたり、こちらの手が足りなくなってしまいそうな場合に、
何も代替案なく断るのは心苦しいと思いますので、その困った時に使用して頂くツールです。

在庫を用意して処方箋を受け付けるか、受付不可にするかは薬局さんの判断となります。
入荷が難しい薬も多く、今まで処方箋を断りにくかったケースでもこのアプリを使用して他の候補を見つけてもらうことができるので断り辛さも軽減され、
1枚の処方箋にかかる業務時間も短縮されます。

薬局間では、現在、リアルタイムで在庫の閲覧が可能となっておりますが、秘密保持の観点から施設様には、制限を設けます。
問い合わせのあった薬局側が受付不可にした場合のみ、4時間だけ在庫の閲覧が可能という仕様です。
くれぐれも薬局様が処方箋の内容を確認せずに閲覧を許可することがないようお願いしているところです。

以下が画像の説明になります。

1、【施設】

施設入所中の患者様がかかりつけ医に診てもらった場合は、いつもの薬局で薬をもらいますが、歯科などにかかり、いつもの薬局に在庫がない場合、薬局を探して不便な思いをされているとのことでこちらのアプリを作りました。

<流れ>
※まずはいつもお願いしている薬局に問い合わせて頂きます。
どうしても対応が難しい場合、このツールを使います。

【1.施設用アプリ】

1.施設が薬局を選ぶ

画像① 現在地から薬局を検索
画像② 登録施設から薬局を検索

画像②(補足)施設登録の画面
画像③ レアケース

画像③(補足)プロットで現在地を自宅、駅、バス停などに変更する画面

画像①~③ 半径5km圏内、10km圏内、20km圏内、の中から薬局を選択できます。

2.施設が薬局を選択し、保存すると、端末のメールソフトが立ち上がります。メールに処方箋画像を添付、またはFAXで処方箋を送付します。

3.施設は薬局からの回答を待ちます。

画像④ 薬局からの回答を待ちます。

A 在庫あります。 → 処方箋を持って薬局へ

B 在庫ありません。 → 在庫検索が4時間だけ可能となります。(画像④(補足))
⇒在庫がある薬局に連絡を取っていただく流れとなります。

※※薬局側の操作(簡単です)※※

画像⑤ PC版
画像⑥ スマホ版

1.アプリから通知がきます。

2.アプリを開きます。
患者氏名を確認し、FAXかメール添付画像として、処方箋がきているか確認します。
3.処方箋をみて受け入れ可能か不可を選択し、保存します。
(不可の場合のみ在庫検索可能になります)

【2.病院用アプリ】

病院のFAXコーナーおよび、退院時のご案内にご利用頂くアプリも開発中です。

こちらは新患さんなど、どこの薬局にいけば良いかわからない患者さんに対し、FAXコーナーで、在庫もあって患者さんの希望する位置から
近い薬局を探してFAXするという流れです。
はじめから在庫検索可能にして、アプリとしての薬局操作はなくし、薬局は従来通りFAXを受けるだけです。
FAXコーナーが患者さんの希望する場所(自宅、駅、バス亭など)から、患者さんの希望する距離の範囲内で在庫のある薬局を探し、
候補として、数店舗患者さんに提示し、患者さんに薬局を選んでもらうアプリとなります。
FAXコーナー側が薬局を決めてご案内するツールではございません。

在庫のない薬のFAXがくる可能性は減り、かつ、加盟していることにより全体としては処方箋がFAXされてくる可能性が増えると考えます。

ご興味のある方はお気軽にお問合せ下さい。
よろしくお願いいたします。