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大野研修

こんにちは。ばたこです。

オレンジさんでのインターンの一環として、福井県大野市を歩きました。
荒島旅舎の方が、大野市の観光マップを持ち出して、そこに載っていない穴場まで、おすすめスポットを教えてくださいました。

下田さんと一緒に、ほとんど全て回ることができたので、今回は各スポットのご紹介と、そこで感じたことや学んだことを書いていこうと思います!

HOSHIDO書店

HOSHIDO書店さん。
少々わかりにくいところにあり、隠れ家的な雰囲気がありました。

閲覧用図書と、販売されている本がある書店で、結構マニアックな本が多かったような印象です。

閲覧用コーナーにはおもちゃやゲーム、DVDもあったりして、不思議な書店でした。

ここで本を売ってらっしゃる作家の方に偶然声をかけていただき、その本についてや、芸人さんのコンビ愛について、福岡にあったスペースワールドについてなど、色々とお話ししてとても楽しかったですし、知らないことも教えてもらいました!

こういった狭めのスペースで人が集まるからこそ生まれる会話を、椅子が用意されていないことで手軽に?楽しめて、素敵な空間でした。

私たちが入店したとき、店内で数人集まって話されていたのですが、その方々がこことどういう関係があって、どういう集まりなのかを聞くことができなかったので、お声をかければよかったなぁと思いました。

そうすればどういった経緯でこの場所やここの空気感が生まれていったのか見えてきて、面白かっただろうに…。
少し後悔しましたが、また機会があったときに伺って、お話をきいてみようと思います。
通い続けると、どんどん面白さが深まっていくんじゃないかなと思いました。

九ちゃん食堂

店主がお一人で作っておられて、お蕎麦やうどんだけでなく、煮物やいなり寿司なども売っていました。

下田さんはおろしそばを注文され、私はおろしうどんをいただきました。

おろしうどん
最高でした。

麺がもっちもちのぷりっぷりでとっても美味しかったです!!!
ちょっと辛めの大根おろしも、うどん麺の甘さが際立ってちょうどよかったです!
冷ためのうどんで、さっぱりといただけました。

いなり寿司も食べました!

山くるみ入りいなり寿司♡

山くるみが入っていて、美味しかったのはもちろん、サイズ感も程よかったです。

代わりばんこにお客さんが入って来て、大盛況でした。
立ち食いと書いてありますが、中に入ったらテーブルが2つ用意されていました。
狭い店内だからこそ、個人のお客さん同士だと相席になることもあるらしく、コロナ禍で今は難しいのかもしれませんが、そこで会話が生まれ、交流が深まっていくのもまた一興だなと感じました。

こんなに小さなお店なのに、絶え間なくお客さんが来るのは、商品の美味しさだけでなく、店主の方の人柄や、その場の雰囲気・居心地の良さも関わっているんだろうなぁと感じ、和やかな雰囲気づくりを学びたいと思いました。

店主の方の高校の同級生とおっしゃる方がいらして、近況報告?をされていて、店主の方も地域と人々を繋ぐコミュニティナースなのかなぁと感じました。

内田製麺

内田製麺さん

そばやうどん、焼きそば、ラーメンなど、様々な種類の麺を販売しておられました。汁やソースも売っていました。

店内に入ると、製麺の機械がどーん!と置いてあり、作りたての麺をそのままパッキングしていただきました。

お世話になった同じシェアハウスのお二人に、そばをお土産として購入しました。

美濃喜

和菓子屋さんで、おすすめされた名物のいちごもちを購入しようと思ったのですが、すでに売り切れていました…。
一回目通り過ぎたときにはあったのに。
ショックでしたが、大好きな三色団子を買いました。
甘さ控えめのもちもち食感…。幸せでした。

大野城

大野城
時期が悪く、中に入ることはできませんでした。
外観を眺めて楽しみました。

大野市を一望することができる大野城の山頂まで歩き、城の外観や市内全体を眺めました。

大野市の景色

お城があるということは、この土地一帯を治めていた主がここに住んでいたということで、昔はどんなまちだったんだろう、どんな人がどんな生活をしていたんだろう。そう思いながらこの景色を眺めていました。

また、今見えている建物一つ一つに人がいて、家には人が住んでいて、お寺には住職さんがいて…この見渡せる範囲の中だけでもたくさんの人がそれぞれの人生を過ごしている。生きている。
皆さん何を楽しみに生きているんだろう。生きがいはなんだろう。どうしたらここに住む人たちがより幸せになれるよう働きかけることができるんだろう。私にできる事って何だろう。

そんなことをぶつぶつと考えていました。
きっとこの大野城の主も、この景色を見ながら住民に想いを馳せたに違いありません。
そんな城主の気持ちを体験できたのも、とても良い経験でした!

医療というと、目の前の相手にフォーカスして考えることの方が多い気がします。それももちろん大切で、それぞれの個別性を加味しながら相手の健康のために働きかけていくことが、医療職には求められます。
でも、たまにはこうやって物理的に地域全体を眺めるのも、大事なのかなと思ったりしました。

★番外編★

大野市内を歩いていると、掲示板に、以下のようなポスターが貼られていました。

自衛官募集のポスター①
自衛官募集のポスター②

これを見つけた瞬間、下田さんと二人で大笑いしました。
こんなにユーモア溢れる募集ポスター見たことがない!笑

私も「誤解」に書いてあるようなイメージを持っていたこともあって、勉強にもなりましたし、こういった楽しいポスターを見ることで自衛隊に興味を持つ人もたくさんいると思うので、とても良いアイデアだなと思いました。世にはびこるイメージをあえて活用したこのアイデア…他の場面でも使えそうな気がします。

武家屋敷 旧田村邸

武家屋敷 旧田村邸
母屋が写っていませんが、とても立派な建物でした。

観光マップにも載っていた、旧田村邸に入ってみました。

中はひんやりとして、とっても静かでした。
私の大好きな囲炉裏があったり、家具があったり、トイレがあったり…。
中でも一番のお気に入りは、漢詩が書かれた襖です。
なんだか粋だなあと思いつつ眺めました。

そこに住んでいた人の家族写真や、当時誰がどこに住んでいてどんな仕事をしていたのかが書かれた地図も展示されていました。
それらを見ながら、当時の生活に想いを馳せてみました。

でも、正直全く想像できませんでした…。

この家の中にある家具が実際にどう使われるのか。
休みの日(?)はどういうことをして過ごしていたのか
ここに住んでいた人たちの生きがいは?
住民と田村さんの関係性は?
田村さんの子どもたちはどんな毎日を送って成長していったのか?

ピンとも来ませんでした。

もう少し時間があれば、歴史資料館などを訪れてその土地の歴史や人々の暮らしを見てみたかったです。

自分が住んでいる地域の歴史を知ることは、地域に寄り添って働きたいと思っている私にとってとても重要なことだと思います。
私が今一人暮らしをしている土地の歴史もあまり知らないので、歴史史料館や博物館を訪れて知り、将来自分が働く土地に行ったときに、比較したり、自分なりにその土地の地域性を考察したりしたいと思います。

豊栄堂

おすすめされたかりんとうまんじゅう

かりんとうまんじゅうを購入してすぐに食べました。

控えめに言って、めっっっっっちゃ美味しかったです!!

さくさくカリカリの揚げ生地の、ほのかな黒糖の香り。上品な甘さのあんこ。最高でした。
いくらでも食べられそうなおいしさでした。

ポルタ5番店

たこ焼きがおすすめのお店ということで、最後に訪れ、店内でたこ焼きを頂きました。

ソースと醤油で迷っていると、お店のが気を利かせて半々にしてくださって、お茶も一緒に出してくださいました。

ポルタのたこ焼き
食べ歩きにも良さそう…♡

できたてをハフハフしながら頬張り、噛むと薄くももちっとした生地に包まれたとろとろのたこ焼きが口の中に広がり、なんとも言えないおいしさでした。
ソースも醤油もどちらもとてもおいしかったです!
これはやみつきになる…。今も食べたいです。

まとめ

落ち着いてはいましたがコロナ禍での来訪で、しかも広島から来ましたなんて言ったら不安がられるかな、とか警戒されるかなと少し身構えていました。
(きちんと検査は受けて陰性であることを確認した上での研修でした。)
そんな予想とは裏腹に、いろんなお店の方とお話ししましたが、「広島から来ました」と言っても、誰一人嫌な顔をすることなく、「そんな遠いところからよく来てくれたね」と言ってくださったことがとても印象的でした。

大野市の方だけでなく福井で出会った方が皆さんそうで、よそ者排斥文化だと勝手に思っていたので少し拍子抜けて、皆さんのあたたかさに包まれて研修を愉しむことができました。

家族へのお土産も買えて、大満足の研修でした!
次来るときは家族や友達と一緒に、荒島旅舎のゲストハウスに宿泊して、観光や銭湯巡りを楽しみたいです!

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