野球少年が救われた一言『辛いときこそ笑いなさい』
私が小学生4年生のときに、試合で打てず、エラーをした野球帰りに、母親から言われた一言です。
私は心理士でも無く、精神的なケアを出来る人ではありませんので、精神的なことを言うことが出来ませんが、経験を基に記事を書きたいと思います。
私の母親は野球で失敗したとき、悩むときに私に『頑張れ、頑張れ』といつも励まして応援してくれました。
私の母は全く野球を知りませんが、長年バレーボールをしてきて、スポーツ教育を知ってます母です。
私が勉強で悪い点を取ろうが頭ごなしに怒ることは無く、何事も頑張れ、頑張れと言ってくれました。
悪いことしたときは、こっぴどく怒られましたけどね。
週末には野球の送り迎えをしてくれ、元々喋りな母ですので、ママ友と楽しくやっていました。
そんな母は、観察力はすごく、私が悩んでる、壁にぶち当たるといった時には、何度も頑張れ、頑張れと言って見守ってくれました。
時には私が
そんなもんわかってるわ、頑張ってるわ
と言い返すときもありましたが、母とはそこから言い合いになり喧嘩になることもなく、それでも頑張れと言うだけでした。
そんな母と私のストーリーです。
私が小学4年生の時、試合があったある土日に、6年生の試合に2番セカンドで出ました。
結果は4打数無安打2三振でした。バントも決めれず、守備でもエラーをする野球を始めて最悪の日でした。
毎日毎日、練習してきたことが、全く結果にならず、野球を辞めたいとまで思いました。
帰りの車内で、悔しさから涙が出ました。人前では絶対泣くほうでは無い私だったんですが、母の前で、泣いてしまいました。
すると、母から意外な言葉が返ってきました。
悔しくて、泣くのもたまにはいいけど、辛いときこそ笑いなさい
と言われたのです。
意味がわからず、は?と言いましたが、母はそれ以降は何も言いませんでした。
家に帰ってからも、自分の部屋で母が言った意味を考えていましたが、当時の私は全くわかりませんでした。
とりあえず、悔しさが残っていたので、素振りをするために公園に行きました。
素振りをしてても、どうしても母の言葉が気になったので、一人で作り笑顔をして、笑ってみました。
何の変化もありませんでしたが、なんか気持ちがすーっとした感じになり、落ち着いたので、また素振りを始めました。
それから、時が経ち、高校一年生の春、私は報徳学園に入学しました。
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