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ショーン・コネーリーと007とザ・ロックとその他諸々

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結構日が経ってしまったがイギリス俳優のショーンコネーリーが亡くなった。晩年は認知症だったという。俳優業は2006年で引退しており、それから一切映画に出ていないので今の10代、20代前半は映画好きでもない限り誰ですかそれ?って感じだろう。

知ってる世代からするとショーン・コネーリーと言われて思いつく作品は007とアンタッチャブルであろう。今のダニエル・クレイグの007は暑苦しくいつも血塗れで泥臭くスパイ映画というよりシュワちゃん系のアクション映画だ。昔の007といえばスマートで汗もかかず息切れすることもなく敵地に侵入し颯爽とヴィランを倒して行くスタイルだった。ジェームス・ボンドといえばお酒マティーニをいつも愛し、女好き。銃は小型のワルサーPPKを愛用している。

シリーズ3作目のゴールドフィンガーでは帽子を投げて攻撃するヴィランも印象的だ。この帽子が強烈で岩をも砕く。中に何が入ってるのだろう。このヴィランによる印象的な殺害方法はヴィランが女性ヒロインに対し全身に金粉を塗られて皮膚呼吸できなくて死ぬという奇抜な殺害方法だ。わざわざ金粉を用意して女性を裸にして塗りたくってる姿を想像してしまう。多分塗ってる本人も服が汚れてしまうから裸になっていたに違いない。色々と大丈夫だろうか。この殺害方法が映画史上最も美しい殺害方法の1つという。本気か?

現在ではそんなんじゃ人は死なないと言われておりダニエル・クレイグ版007 慰めの報酬ではオマージュで石油原油を塗りたくられて死んでいた。2000年代で観た筆者は笑うしかなかった。とにかく今のシリアス路線と違い初期の007はギャグに近い。当時は真面目に作っていたんだろうが。ネタの宝庫のため後にオースティンパワーズシリーズが出来る理由もわかる。

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​私が好きだったのはあり得ないくらいやたらと車をクルクル回して、そんなに車って炎上がる?くらいに無駄に爆発させるマイケル・ベイ監督の初期作品「ザ・ロック」である。世に出ている作品ではトランスフォーマーやブロックバスター映画しか撮っていない。個人的にマイケル・ベイの作品で唯一まともに見れる映画がザ・ロックだ。

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<ストーリー>
侵入も脱出も不可能な連邦刑務所として名を馳せたアルカトラズ島、別名ザ・ロック。海兵隊のハメル准将(エド・ハリス)を中心とするテロリストがアルカトラズ島を占拠。観光客を人質に、兵器庫から奪った最新兵器を装備し、政府に1億ドルの要求を突きつけた。タイムリミットは40時間。厳戒態勢の下、極秘指令でこの鉄壁の要塞に挑むのはFBIの化学兵器専門家、グッドスピード(ニコラス・ケイジ)と、知られざる史上唯一のアルカトラズ脱出者メイソン(ショーン・コネリー)。500万人の命は今、二人の男に託された!!

主演はかなり豪華で今は冴えないがこの頃は大作アクション映画主演も多く絶頂だったニコラス・ケイジ、今ではニコラス・ケイジのプリントされた服まで出されネタにされ落ちぶれておりますが・・

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顔が毎回怖すぎるエド・ハリス、昔主演したジェームス・キャメロンの映画アビスでキャメロンに何度も撮り直しで海に何度も沈められキツく嫌すぎて顔に似合わず大泣きしてしまった逸話もあります。近年では海外ドラマウェスト・ワールドに出ています。ほとんど悪役が多いですね

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そしてショーンコネリーだ。

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その昔、水野晴郎さんがショーン・コネリーをどう言った経緯かわからないが何故かソープへ連れてったエピソードをなんかで見た。当時はトルコ風呂だろうか。接客したソープ嬢もさぞかし驚いただろう。何せ007の大スターがいきなりソープランドに来るのだ。ソープ嬢も日々体にローションは塗ってるだろうが流石に金粉は塗ったことはないだろう。ローションを塗りたくっているときにはボンドガールの気分も味わえただろう。コネリーと水野晴郎は事後に自慢のワルサーPで突っついてやったよとか俺のゴールドフィンガーで虜にしてやったよとニコニコしながら話していたに違いない。水野晴郎ってゲイ疑惑あったけど自身もプレイしたのか真相はわからないです。

それでザロックの本題に戻すと本作何故かマイケルベイの作品にしては脚本や台詞に皮肉が聞いておりそれなりに面白い。
ビートルズのLPを集め熱く語る主人公、エルトンジョンのロケットマン演出、その他ギャグ、皮肉、小物どれもマイケルベイらしくない。

調べてみるとクエンティンタランティーノがノンクレジットで脚本に参加していると聞いて納得。パルプフィクションやレザボアドッグスのような下らないけど聞き入ってしまう日常会話が多いのだ。

メイソン(ショーン・コネリー)が実は007のジェーム・スボンドがそのまま長年幽閉されて歳食ったストーリーになっているのだ。ショーン・コネリー版007好きならAmazonプライムなりNetflixでみる価値はあるかもしれない。



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