さくさくのショートブレッドをグルテンフリーで作る
今回はスコットランド発祥のお菓子、ショートブレッドを米粉で作ります。
バターの配合多めのざっくりした口当たり、ていねいにいれたコーヒーで味わいたいお菓子です。
米粉で作ると違うおいしさ
ショートブレッドはバターの配合が多めなので、ちょっともたれる感じが私にはありますが、米粉だと不思議と「軽い」仕上がりになります。
粉とバターの配合の割合を本来よりも少しバター少なめにしたのですが、それにしても軽い感じで、とてもいいです。
味のバリエーションとして、「甘さ控えめ」にすると軽くつまめるスナックになるし、甘味をつけず塩だけで作るのもおすすめです。
フードプロセッサを使ってラクに作る
私はフードプロセッサがあるのでそれで作りました。
フードプロセッサだと気軽に作れますが、なくてももちろん作れます
(レシピの一番最後をご参照ください)。
以前はフードプロセッサをほとんど使いませんでした。使えばラクなのは承知ですが、容器を洗うのが面倒で。
持っているのはクイジナート社製、購入したのはもう数十年前でいつだか思い出せない位。とにかく重たいです。しかも洗いにくい部分がたくさんあって今では考えられない仕様です。
(と書いて、現在のサイトを見てみたら、、、、あまり変わってなくて笑
ちょっとびっくりしました。クイジナート社がフードプロセッサを世に出したのが昭和48年とな・・・)
クイジナートってアメリカのキッチンブランドだけど、あちらではもちろん、手で洗うなんてありえなくて、食洗機にぶち込んでしまうんでしょうね笑。手洗いするのがそもそも時代遅れか。
ところが購入から数十年後、最近になって結構お菓子作りに登場するように。
なぜ急に使い始めたかというと、細かな隙間にはいるブラシをみつけたのです。
これを手に入れてからは洗いにくい部分がなくなってフードプロセッサの登場回数が増えました。
このブラシ、3、4年前にヨーカ堂のキッチン雑貨売り場で購入したのですが、これが隙間という隙間に入り込んでくれる。
あらたにもう1本買い足そうとしたのですが最近KEYUKAという雑貨やさんで同じものを偶然みつけました。
2代目も無事、購入し、一安心です。
500円くらいなのですが、本当に便利。
これ1本あるとフードプロセッサを洗うストレスがぐっと減ります。
ぬるぬるしたプラスチックにも洗剤を含ませてブラッシングし、お湯で洗い流してスッキリ洗い上げる事ができます。
もし、私と同じような人がいたら、ちょっと試してみてください。
KEYUKAにあります。
さて、話がそれましたが、とにかくフードプロセッサで米粉とバターをさらさらに混ぜ、水分を適宜入れたら取り出して、伸ばしてカットして焼くだけ。
軽くてさくさくのバター風味のグルテンフリーショートブレッドが楽しめます!ぜひ。
材料
米粉(玄米粉) 100g
無塩バター 50g
はちみつ 20g
アーモンドミルク 40g
※玄米粉を使う場合は、焙煎タイプではないものを使ってください。
焙煎タイプは限りなく水分を吸って作りつらいです。
また、はちみつでなくても砂糖でもOK。
同様にアーモンドミルクは他のミルクでも大丈夫です。
フードプロセッサに粉、バター、はちみつを加えて回します。
さらさらになったらミルクを加えて回します。
写真のようにひとまとまりになったらOK。
打ち粉した台に取り出します。それを手のひらで適当につぶし、カードなどで半分にカットして生地を重ね、それをまたカットして重ね、というのを4回くらい繰り返します。
何をしているのかというと、これで焼き上がりの「層」を作ります。
層を作るとさっくりします。
パイのようなあきらかな層にはなりませんが、さっくり感は十分出ます。
この状態から麺棒などで伸ばしていきます。
麺棒がない場合は手のひらで伸していく感じでOKです。
1㎝くらいの厚さまで伸ばします。
180度で10分、かなり色がついたので170度に落とし10分で上記の焼き上がりです。(電気オーブン)
冷めたら数本ずつまとめて袋にいれて冷凍庫に。
取り出して自然解凍でおいしくいただけます。
本来の小麦粉のショートブレッドよりも軽く、食べやすいです。
今回ははちみつ20gでほんのり甘い生地ですが、甘味をつけずに、塩1gのみ加えて塩味にしてもおつまみみたいなスナックにもなります。
フードプロセッサを使わない場合は、バターを刻み、粉とともにバターの粒を両手の指先でつぶしながらだんだんとなじませていきます。
両手で挟んでさらさらになったら水分を加えて、あとの工程は同じにします。
手で作ると、その工程もまた、楽しいものです。
ただし、暑い時期はちょっとべたつくから夏場はあまりおすすめしません。
フードプロセッサでも取り出して伸ばすのに、夏場はべたつくから生地を冷やすなど配慮が必要かもしれません。ご注意ください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?