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アラサー、ネット恋愛に狂い咲き​────Part 2


前回の記事を読んでくれた奇特な方も
そうでない方も初めましてとこんにちは。
ご無沙汰してます松井です。

この記事ではもう遥か過去に蓋をした記憶に
胡椒ではなく誇張という名の調味料を添えて
ネット恋愛に狂った女の走馬灯をつらつらと綴っていくものである。

あらすじはぜひ前回の記事からお読みいただけたら、貴方の貴重で尊い日常がちょっぴり松井色に染まり、その事象にちょっぴり松井が嬉しくなって家でチピったりチャパったりする。
多分YouTubeとかで意識の高いブイログ観てた方が絶対に有意義だと思ったそこの貴方。大正解この上ないので行ってらっしゃい。

さて、前回の続きから。
松井が配信アプリで出会った男の子と絶賛テラスハウスしている所から話を始めよう。

配信アプリで出会った男の子から毎日乙女ゲームから台詞を引用してきているのではないかと疑わしい程の甘いセリフを吐かれていた0.1トンデブの松井。

肉に恋する人間なんていない。
肉は食物であって、食物を性的対象と捉える人は星の数ほど少ないのだと半ば悟りを開いていた松井だったが、彼と出会い世界は一変した。

当時の松井は語る。
「やっぱりね、人は中身なんですよ」

そう、腹の豊かさと心の豊かは比例するのだ。
私が貯めてきたのは脂肪だけではない。包容力なのだ。ただでさえ日々脂肪に包容されている私の中には、優しさと勇気と愛が詰まっているのだ。あの国民的グルテンヒーローも一目置くような慈悲深い存在。それが私なのだ。

配信アプリで出会い、外見を考慮されていない事が良くない方向に拍車をかけ、松井の自己肯定感は身体に負けず劣らず肥大化していた。

さて、ここで問題だ。
恋愛経験が全くなく、外見に自信のない人間が、特定の人間に愛されていると自信を持ち、調子に乗ると一体何が出来上がるだろう。

正解は、メンヘラ執着ネット恋愛依存デブ。
ニーナとアレキサンダーも同情するレベルの地獄の煮こごりのようなキメラが生まれる。

彼に嫌われたくない。でも大丈夫。
嫌うはずがない。だって彼は私の事が大好きなのだ!いやでも、いや!いやいや、いや!

そんな不毛な自問自答を毎日のように繰り返していた。
これまた、出会いが配信アプリというのが良くなかった。

彼と出会った配信アプリは、配信アプリと謳ってはいるものの蓋を開けてみれば公開通話アプリのような気軽さがあり、配信をしている間、配信者とリスナーの希望があれば特に条件などなくコラボができるのだ。
一般人と一般人がコラボ、つまりただの通話である。

彼は配信を開いてはやたら女の子をコラボにあげたがる性質の持ち主だった。
理由を問うと、「女の子の方が話しやすいんだよね」の一点張り。
ふむ、なるほど。なるほどね。
いや確かにそうかもしれない。うん。話しやすい!確かに!

また、彼は私と付き合っている事は配信アプリでは隠したいと提案してきた。
理由を問うと、「他の人に冷やかされるのが嫌なんだよね」
それはそうだ。なるほど。一理どころか五理くらいある。うんうん。納得である。

また、彼は特定のリスナー(JK)とかなり懇ろな仲であった。
どう思っているのか問うと、「いや、妹みたいなものなんだよね」
あー、なるほどね。なるほど。
妹なら仕方ない。うん。妹みたいなものならうん。確かに!

また、彼はXのDMでJKリスナーを始め、不特定多数の異性とやり取りをしていた。
どういう事なのか聞くと、「仲良いだけだよ。可愛いとか言っちゃうのは癖なんだよね」
はいはい、なるほどね。納得納得。
可愛いはね、そりゃ言っちゃいますよ。
人間には癖のひとつやふたつ

ンなもん許すわけねえだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!(クソデカ声)

明らかにカードが出揃っている。
ここまでタネが割れてるのに貫き通すその姿勢にすら好感を覚える。お前の面の皮の厚さは私の二の腕に匹敵する。

流石に不審に思った私は、配信アプリで出会った彼と共通の友人達にdiscordのグループ通話で相談する事にした。

付き合っている事は内緒というクソみたいな制約を無視し、赤裸々に事の顛末をさらけ出した。
友人達からイエローカードを2枚頂いたところで、グループ通話に途中参加した歳のSEが響いた。

参加してくれたのは、先程少し話に出てきたJKリスナーである。
「ああ、この子に赤裸々に話すのは少し居心地が悪いな…」
松井は少し躊躇ったが、ありのままをお伝えする事にした。
するとその子は気まずそうにこう返した。

「私、裸の写真を要求されて送っちゃった事があるんだよね」






ああ、うん。私もどちらかというと味噌汁は白味噌派かな。で、なんて?

「私、松井の彼氏に裸の写真を要求されて、送っちゃった事があるんだよね。それも最近まで続いてて」

追い打ちである。
数秒前の「この子に話すのちょっと居心地悪いな〜😅」の気まずさを圧倒的に凌駕するベスト・キマズニスト。
松井はそこら辺の富澤よりもちょっと何言ってるか分からなくなっていた。
さっきまでイエローカードがどうちゃらこうちゃら言ってたのに一発退場どころか刑務所案件に発展した。

なんといっても相手はJK。
立派な児童ポルノである。

配信アプリで嫉妬しちゃう!なんてレベルの話ではなく、大人として仮にも恋人だった男をどう是正させるかの脳にシフトチェンジしていた。

ひとまず別れを告げなければ。
そして、この男に罪の重さを分からせなければ。

松井はメンヘラ執着ネット恋愛依存デブから分からせおじさんに進化した。
進化というよりクラスチェンジくらいの差だったが、ともかく叱らねばという気持ちが強かった。
この時点で「ウワッ気持ち悪!ブロ削ブロ削!」となれなかった事を今でも後悔しているが、初彼氏が25歳でできたデブには中々難しい判断であった。

私はそっとLINEを開き、一言。
「別れよ!」と送った。

数時間後、彼と通話する事になった。



眠い!!!!!!!!!!

ダメだ。眠すぎる。明日も松井は朝からチピチピチャパチャパと仕事に向かわねばならない。
元彼くらい気持ち悪いオチの付け方だが、今回はここまでにして、続きはまた後日書いていこうと思う。Because眠い。
指と勢いがのった時しか書けないので、溜めておいてキリのいい所まで書いて投稿ができず申し訳ない。
これが松井クオリティなので、どうかお許しいただきたい。

それでは皆さん良い夢を。





コメントやすき、ありがとうございます。
またどこかで会えたらお時間貰えると感謝します。

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