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過去に書いた服の話をまとめました。有料記事もあるけど基本的に殆ど無料で読めます。面白かったら是非有料記事も購入いただけると嬉しいです。
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2020年1月の記事一覧

田中さんのカシミアセーター

いろいろなメディアで取り上げられ、口コミだけで有名になったセーターがある。田中さんのセーターだ。 1年に数週間の期間でしかオーダーできず、届くまでに1年ほどかかる。そこを逃すとまた1年またなきゃいけない。そんな伝説のセーターがある。 そう言われると敷居も高そうだが、そんなことはない。誰でもオーダーできる。 ちなみに東京での受注会はもう終わってしまったけれど、何箇所かで開催される予定なので、このノートで興味を持ってくだされば、ぜひ足を運んで欲しい。 ↑2019年の記事 ↑今

センスとは

コトバンクから引用。 センス(sense) 1 物事の感じや味わいを微妙な点まで悟る働き。感覚。また、それが具体的に表現されたもの。「文学的なセンスがある」「センスのよくない服装」「バッティングセンス」 2 判断力。思慮。良識。「社会人としてのセンスを問われる」 BEAMSの新卒説明会に行った時に、 センスとは人の気持ちがわかることです。 って言ってて、それだ!と思った過去。受け売りだけど。その時は本当に思った。今も変わってない。 人が欲しいモノのうちの一つだけど、

高いという物差

高いと判断する基準。 兼ねてからそれが気になっていた。そもそも物の価値なんてものによって全然違うし、正直それが高いか安いかなんて誰にもわからないと思う。それが何かを知ったような口で高い安いと決めつける。 洋服。飯。住居。 衣食住を例とすると、1番優先順位が低いのは洋服であると思う。なぜなら持たなくても生きていけるから。 飯は食べないと生きていけないし、住居もさすがに高架下というわけにはいかないだろう。居候も忍びない。 服だけは違う。正直なんでもいい。 ユニクロでもGUでも

ブランド志向(嗜好)

人々は往々にしてブランドが好きだ。 何故かわからないが、物の良さとブランドの有名度を比べ、 二者択一だった場合は、後者の方を選ぶだろう。 それほどまでに人々はブランド志向が強いと思っている。特に日本人は顕著。 中国人もか。 うちとあちらの国はそういう部分で似てる気がする。 よく話題に上るのは、 アメリカ、イギリスの人たちは、ルイヴィトン、バレンシアガ、グッチのハイブランドなどほとんど身に付けないと聞く。 というのも明確な理由があり、所得に応じて着るものを選んでいるから。 よほ

Visvimというブランド

※結構気合い入れて書いたので有料記事にしました。興味あれば、何卒よろしくお願いします。 4年ぶりに第二弾も書きました。公開記念で少し値引きします。 2024年3月20日(水) 春分の日なので少し無料範囲広げました。 最新情報:写真追加、文章の加筆及び訂正。 ※更新日:2024/03/20、 2023/08/05、2023/04/18、2023/02/25、2022/10/02、2021/11/26、2021/11/14、2021/11/09、 2021/11/02、2

¥450

ビキューナについて

ビキューナ。 神の繊維と呼ばれる。 にしては全然聞き覚えもないのが正直な感想。というより、一般人が知っている方が恐ろしい。博学すぎる。 聞いたことあるだけでもすごいのに、 知っているって何者。 繊維の宝石とも言われる ビキューナについて、今回リサーチしていきたいと思う。 ↑ビキューナ。目がかわいい。 ビキューナについて 下記はロロピアーナのHPからそのまま引用する。 ‘ビキューナはペルーとアルゼンチンの高地に生息し、「アンデスの女王」と呼ばれています。インカの人々は、

アルチザンブランドについて

アルチザンという言葉を聞いたことがあるだろうか? コトバンクでは下記のように書いてある。 アルチザン artisan 職人。芸術批評の分野ではしばしばアルチスト (芸術家) と対立する語として使われる。技術的には熟練し精妙な腕を発揮しながらも,芸術的感動に乏しい作品を作る人々を批判的にいう言葉。しかし,いわゆる「職人芸」を見直す気運が高まるにつれ,この語自体の評価軸にも変化が見られる。 ファッションでよく言われる’アルチザンブランド’とは少し意味が違うが、遠くもない。