リメンバー・ミーで泣けなかった私達へ
リメンバー・ミーで泣けなかった
リメンバー・ミーで泣けなかった
ちゃんと良くできたいい映画だった
でももう何回でも言いたい
リメンバー・ミーで泣けなかった
それが悲しくなった
納得がいかなかった
誰か助けてくれ
(※今回の話はディスとか言うほど面白くなかったー😣とかそういうあれではなく、リメンバー・ミーで泣けなかったことで納得のいかなさを感じた全ての人へ共有させてほしい感じのあれです)
映画が好きでよく観る
自己紹介にもならないくらいありふれている趣味だけど、映画が好きだ
そんな一般的な私は先日はじめてリメンバー・ミーを観た
説明がいらないくらい有名なあの映画
「号泣不可避!」みたいな感想やら前情報の称賛は沢山耳に入っていたし、なんだったら自分の感受性は結構強めの方である自覚もあった
でも泣けなかった
強調させてほしいが、リメンバー・ミーはちゃんと面白く観られた
面白かったし良くできていたしいいシーンも沢山あった
ちゃんと感動した
楽しく鑑賞した
いい話だった
でも泣けなかった
泣くほどじゃねえなと思った
皆々様が大絶賛しているものをそうでもないと感じるのはあるあるだと思う
思ってたより美味しくないとか単調な曲がバカ売れしてたりだとか
でもそんなのでいちいち落胆したりはしないし、逆にステータスみたいに「大衆心理とは……」みたいな長文ブログを本気で書いてる輩はどうかと思う
でも今回のリメンバー・ミー事変はそうじゃない
そうじゃないんだよ!!!!!!!
友人2人と私の計3人でリメンバー・ミーを観た
感受性が近い友人だった
映画の趣味も似ていた
最初の方はCGの出来がどうとかストーリーがどうとか話しながら楽しく鑑賞していた
全員が同じリメンバー・ミーを観ているはずだった
物語も終盤辺り、所謂「一番の泣き所」とされるようなシーンに差し掛かる
主人公の男の子が祖母の記憶を呼び起こすために本編中でも大事な曲とされる劇中歌を歌う
綺麗なCGで涙ながらに歌う
いいシーンだなーと思った
素敵だなーと思った
感動するシーンだなーと思った
でも泣くほどじゃないかなーと思った
しかし
友人2人はぼろっぼろに泣いていた
その瞬間一瞬でリメンバー・ミーの深淵に取り残された気分になった
待ってくれ
置いていかないでくれ
私をリメンバーしないでくれ
私達は一緒に同じリメンバー・ミーを1時間数十分も共有してきたじゃないか
同じシーンで笑い感動してきたじゃないか
なのに何だこの感情は
これはただ「みんなと同じシーンで泣けなかった」とかそういう話じゃない
私の感受性がどうとかそういう話じゃない
友人達が涙を流した瞬間、私達が観ていたリメンバー・ミーは全く別のリメンバー・ミーに枝分かれしてしまったのだ
もう分岐ものと言って差し支えないと思う
その位多分私が観ているリメンバー・ミーは友人の観ているリメンバー・ミーとは別のリメンバー・ミーに変容した
映画が終わったら当然感想の話になる
楽しかったねーとか良かったーとかあそこのシーンがーとか映画の内容を楽しく振り返る楽しい時間だ
おもしろかった
嘘じゃない
感動した
嘘じゃない
でももう私のリメンバー・ミーは別のリメンバー・ミーになってしまった
あんなに楽しかったリメンバー・ミーがリメンバー・ミーの形をした化け物にすら思えた
リメンバー・ミーが怖い
リメンバー・ミーをリメンバー・ミー出来なかったことが恐ろしい
震えが止まらない
なぜだ
納得がいかない
「これで泣くやつってどうなのwww」とかじゃない
「私は全然感動出来なかったなー😅」とかじゃない
泣ける要素があったしちゃんと感動出来た
これで泣く意味も理由も分かる
分かるけど
分かるのに
「そうでもなかった」
納得がいかない
「今年一番泣いた」とか言ってやがった元職場の同僚に殺意すら湧いた
一周回ってリメンバー・ミーで素直に泣ける人が怖くなってきた
私は心が汚いから泣けなかったの……?
じゃあ全国のリメンバー・ミーで号泣した皆々様は心が井戸水とかで出来てるの……?
なんなの?リメンバー・ミーってなんなの?なんで出来が良くて楽しいファミリー向け感動コンテンツでこんな気持ちにならないといけないの……???
なんなの???????
誰か助けて下さい
あと私と同じリメンバー・ミーの形をした化け物の波動を感じた方は是非ご一報下さい
おもしろかったらいいジャン!してね!