きれいな海と米軍をかさねて
先日、沖縄の本島にはじめていってきました。
娘は美ら海水族館にいきたい。息子はカヌーをしたいと。自然の中でそれを楽しめればうれしいな、なんて浮かれ気分で。
レンタカーも4日で1万数千円と破格のよやくがとれて、また浮かれ気分で。
ところがですよ、実際についてみて回っているうちに何とも言えない、気持ちがわきあがってきました。(悪い気持ちではない)
僕は運転かかり。ひめゆりの塔という看板をちらっと見かけた、かじったくらいの知識で女学生が数百人なくなったんだっけとか、思いながら南部の那覇から中部に運転する僕。
風が気持ちよくて、最高のドライブ日和。妻はGoogleマップをみながら案内してくれる。「この辺、マップに何も表示されてないよ?」見渡せば有刺鉄線の策で左右を囲まれている。
急にアメリカ軍基地の真ん中を走っている。
もっと進むとアメリカの陸軍駐屯地があった。空軍と海軍だけだと思っていた。陸軍がいる。あんいな想像で、ここで戦争が起きる可能性があるのかと頭に浮かんだ。
相変わらず、海はきれいで、いい天気。
オスプレイが飛んでいた。アクティビティーのお兄さんによると、「先週からとびはじめたよ」(沖縄弁で再生してください笑)
「本国では不良品扱いなのに、ここでは飛ぶんだ、闇深いね」
こんなに晴れた天気で海がきれいだが闇が深い。どういうことか。
不動産の看板には軍用地買い取りますと書いてある。ここまでの文章を沖縄の人が読んでも、そりゃそうだよと思うのかな。
お兄さんに、一番おいしいハンバーガー屋さんをきいて食べにいった。あとから気づいたけどるるぶで一番おススメになっていた。
お兄さんもるるぶ読んでたのかよ。
ハンバーガーがとっても肉肉しくておいしい。お客さんは8割がアメリカ人だ(おそらく)米兵だと思う(多分)沖縄はアメリカに占領されたのを忘れていた。1972年、また日本になったんだ。
日本人の店員さんはアメリカ人のお客とフランクにお話している(ように見えた)
謝名氏という沖縄の王様のおひざもとに泊まりました。
謝名氏は琉球民族の王様の一人。琉球での内戦をしながら、薩摩藩から攻め込んできた島津家久を追い払ったらしい。1度は。2度目はなかった。
そうそう、琉球王国は日本に占領されたのだった。そうそう、僕は現地の人と仲良くお話させてもらったが、占領した側だったことに気づく。
辺野古湾を埋め立てて基地をつくるとさんざんニュースでみていたけれど、現地にいってみて、高見の見物をしていたように思う。しばらくモヤモヤしながら過ごしてみよう。
簡単に答えが出せるような「知ってる」では知らないうちなのかもと思った旅行でした。
そういえば、帰りにソフトボール女子日本代表と一緒に乗り合わせて、全然にわかだったのに、めちゃくちゃ応援したくなった。一緒に過ごすってだけで全然みえかた変わっちゃう案件でした。
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