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6月病? 宙ぶらりん、就活日記

気づけば6月半ば、梅雨入りして蒸し蒸しする季節になった。夏はもうそこまで来ている。

(最近考えていることをつらつらと述べるので長いです。)

私は就活をしている。いや、就活をする定義が「ESや面接でスケジュールがたくさん埋まっている」とするなら、私は就活をしていないのかもしれない。

というか、停滞している。6月に入って私の世界は止まった感覚なのに、外の世界はちゃんと動いている。ずっと不思議な感覚だ。無駄に半月も過ごしてしまった。人生でもなかった感覚でめちゃめちゃ焦る。

本選考を受け始めた時期を就活開始とするなら2月から本腰を入れ始めた。数社、説明会に足を運び始めた時期だ。

3月はES作成、面接に取り組み、自己分析をするも何が正解なのかずっと模索していた。自己理解が深められていないのだから当然だが、結果が来るたび一喜一憂した。ESは通るのに面接で落とされる現実を目の当たりにし、就活は面接が重要だとようやく理解し始めた。

もともとインターンでライティングをしていたり、好きな教科は国語だったこともあり自分でも「話す」より「書く」方が思いを伝えやすいタイプだと自覚はしていた。

どの企業が第一志望かなんてずっと軸として明確じゃなかったのもあり、その企業じゃないとダメな理由を語れていなかったのかと思う。あと、業務理解も浅かった。

名前が有名な企業に多く応募したが、いつの間にか残った企業数はなくなっていた。

4月は3月の自分のダメさに驚いてひたすら涙をこぼしていた。というより、勝手に流れていたが正しい。普段から泣くことは数年に一回程度なので、あんなに連日泣き続けたのは大学のAO入試の面接で落ちたと確証した時以来かもしれない。

AO入試の結果は一週間後発表だったが、面接で失敗し、落ちたと確信していた。帰路の電車から、学校に戻っても、放課後家で一週間泣き続けた。学校でみんなと話している時は笑っていられるのに、家では涙が止まらず、感情の落差に自分が一番怖かった。ちょうどその時はテスト前だったので、勉強をしないといけないのに気持ちの切り替えと、周囲に心配をかけないよう、悟られないようにするので精いっぱいだった。

人生の転機になると私は本音の感情を出しやすいのかもしれない。

そんな4月前半2週間を過ごした。でもインターネット上で就活生はまだESを作成中の人もいると知った。そこからまだこれからだと気持ちを立て直し、自己分析だったり、面接だったりに改めて取り組むことができた。

3月に一度失敗をしたので、何を改善すればいいのか以前より見えるようになってきた。それに伴って課題だった面接通過率もあがっていった。

5月は面接突破月に、就活を終わらそう!と毎日必死で準備をしていた。寝ている間も志望動機を考えてしまい、全然良質な睡眠になっていなかった。(笑) GWで友人とオンライン会話をしたり、大好きな映画を何本も見まくったりリフレッシュできたのもよかったのだろう。

自分でも「あ、もうすぐ就活終わる!あと少し、頑張れる!!」となんとかメンタルを保てていた。それだけやってきたし、自信もついてきていたのだろう。

5月に第一志望だった企業の役員面接を受けた。二次でFBをお伺いしたところ、「非の打ち所がない」と言っていただけたことも自信になっていた。だから、当然受かると思っていた。

でも、全然だめだった。やっぱり軸がぶれぶれで明確に言語化できていなかったのだ。久しぶりに面接官の様子がおかしいな?と面接中に違和感を感じた。いや、違和感というより「やらかした」と確信した。あんなに面接官のひきつった顔を見たことも、面接終了後に即座に通話を切られたことも初めてだったのだ。

結果はやはりだめだった。でも即日連絡を頂けたのは非常にありがたかった。希望が薄いと感じてしまったものに何日も悩むだけ他の選考にも影響するからだ。

その次に、5月に第二志望だった企業も同じペースで選考が進んでおり、役員面接の連絡がきた。

面接の前にリクルーター面談を何度かして頂いた。しかし、今度は自分の中でその企業とのミスマッチがあるのでは?と薄々感じるようになっていた。

なんだか、リクルーターの人と話が合いにくいのだ。

一方で当時もう1社選考が進んでいた。業界は少し第一志望とはそれていたが、社風や企業理念に共感して選考を受けていた。

こちらの企業はおそらく自分と相性がよく、面接をしていても初めて素の自分で話せてとても気持ちよかった。

前者の企業の役員面接では、案の定だめだった。でも、後者の企業で「ありのままの自分」を出すことが大事だと感じたので、結果はどうであれ全部出し切ろう!「私の」考えを伝えよう!と100%出し切れた。その結果がだめだったので、やっぱり価値観があわなかっただけだと感じている。リクルーターの方にもお世話になったし、モヤモヤしたままお別れにならなかったことは良かった。

そして、後者の企業だが最終選考が残っている。対面面接でオフィスや社員の方を自分の目で見て、肌で感じた上で決めてほしいとのことだった。コロナの影響を考慮して下さり、1か月近く面接が空いてしまったことが少しモチベーションを保つのにしんどいけど、学生一人に対しても配慮して下さる非常に素敵な会社だと思っている。

最終面接はもうすぐだけど、私としても自分の思いを伝えて恩を返すつもりだ。

ただ、キャリアプランややりたいことを考えた時に本当にその企業でいいのか?と考えてしまう。だから今も数社エントリーしようとしている。

しかし、モチベーションが下がっている今、全然ESすらかけないのだ。ESや面接を立て続けに受けていれば今も夢中になれていたかもしれない。なんだか、就活が終わっているようで、終わっていない、ずっと宙ぶらりんな感覚。

過去のES・面接で言われたこと、失敗におびえているのもある。今更なんだよって感じだけど、5月までスケジュールを埋まらせていたのに、6月からは本当にまっさらになって、企業を探すにも困難だし、コロナで一人だから意識していなくても色々考えてしまっているし、考え出すと裏の裏の裏まで考えて”一人圧迫面接”に追い詰められて結局何も行動できなくなっている。

だから、ESが書けないのだ。こんなこと詰められるんだろうな、とか、過去のESみても、ここがダメなのかな、とか。シンプルに考えればいいのに、複雑に考えすぎて自分で自分の首を絞めている。

少し前ならそれに対抗できる力があったのだが、今は5月病ならぬ6月病なのか?

最近、就活中の友人と電話をすることがある。その時は「まだまだやれる!」って本当に思えるんだけど、いざ一人になると「あれ?何をすればいいんだっけ?」と結局わからなくなってしまう。

リストを作って可視化もしてみた。最初はできそうなんだけど、いざ始めてみるとさっきの「ESが書けない」病に陥ってしまう。

なんだか、4月は泣きまくったけど今は涙を流す領域は超えてしまっている。やばいのはわかるんだけど、なんだか停滞している。

今必要なことは、自己分析をさらにつめること、ESを下手でもいいから書くこと、キャリアプランにあった企業を選ぶこと、なんだろうけど、そもそも「何がしたいの?」「なりたい姿?」っていう質問もなんだかうんざりしてしまう。もうわかったって、そんな質問の答えは自分の中で持っていればいいだけで、いいから仕事をさせてくれよって思ってしまっている、笑

働いたことない学生を雇うんだから上記のような質問をするのも妥当だし、今の日本の新卒制度はありがたいと思う。

でも、働く入り口でそんなことをして何が見えるんだ?って。結局、仕事ができ「そう」な人でしかなくて、本当にできるかは分からない。

ならやっぱり海外のようなインターン採用が普通の考え方にならないことに疑問を感じてしまう。そこでその人の真の実力だけで判断すればそれこそ平等だし、納得しやすい。

バイトも同じ仕事なのに、正社員となると、とたんに変な制度を設けて不思議でならない。結局は個人の努力と、周囲の環境だと思う。

とか、つらつらと今の考えを書き連ねてしまった。モチベーションが下がっている今、どう自分で自分をあげていくか、面接の定番質問みたいで嫌だけどそこに尽きるんだと思う。

就活を一時停止して、バイトやインターンを再開するか、はたまた自分で何か始めてみるか、最近はそんな思考回路になっている。

ストレングスファインダーで「内省」が二番目に出た私は間違いなく元から考えることが好きだ。でもそれは考え続けられちゃうってことだから、少し考えて行動して、また改善して~のサイクルを作らないと、ただただ負の方向に落ちていくだけなのだ。

大学では、自然と「行動」を間に挟めるサイクルだったから今の状況は良くないと思っている。大学以前の自分に戻りそうで怖い。

とにかく、今は自分と向き合うこと、スローペースでもいいから就活をちょこちょこすること、ポジティブマインド、行動すること、自分を引き上げるも下げるもその役割が果たせるのは、いつも自分だけしかいない。

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