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聴くことは、同じフィールドに立つこと

ヒトとモノの彩り発見ライター 矢島真沙子です。
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「NCTがさあ~…」と、帰宅直後の娘(16歳、高校1年生)が話しかけてきました。

へ?えむしーてぃー?
「え?(MCT)オイルのこと?」

「はあ?おかあさん、何言ってるの。韓国のグループ!」
(こちら)

思春期真っ盛りの娘は、突然弾丸のように、自分の話したいトピックを私に浴びせかけてきます。トピックは主に大好きな韓国アイドルネタですが、43歳の母はほとんど興味がありません。
しかし、彼女は私の興味の有無は関係ないようで、とにかく好きなネタを誰かに聴いてもらいたいという一心です。火がつくと、怒濤のプレゼンテーションが始まります。

といっても、娘は気分にムラのある思春期。気が向かないと取り付く島もないくらい、ムスッとしています。コミュニケーションを少しでもとりたい私としては、火がついたタイミングでは、ちょっと頑張って相手をするくらいの余裕が必要だと感じています。

聴く力
「この人に話して良かった」と相手に思わせるには、相手と同じフィールドに立つことが大切です。このときは、NCTのライブ中地震があったときに、メンバーのひとりがグループの曲「earthquake」をふざけて歌ったことに批判があって、、、ということが彼女のトピックでした。

私はその事件のことは知らなかったので、まず出来事の解説をしてもらいました。そこで基礎知識をつければ、何が起こったかイメージできるので、自分の興味もわいてきます。(フィールドに立つ)

そして、「一般意見はどんな声があったの」「高校の友達はどんな反応だったの」と、外の声を拾い集めます。自分が知らないネタは、周囲からはどう評価されているかも気になりますので。

とはいえ、一番気になるのが弾丸トークを始めた張本人(娘)の考えです。もちろん尋ねてみました。「で、結局〇〇(娘)はどう思ったの?これからもファンは続ける?」娘は考えてなかったようですが、まわりの声を私に伝えたことで、話す準備ができたようでした。ポツポツと自分の考えをプレゼンテーションしてくれました。

その後は、私なりの考えも話しましたが、まあこれはおまけです。全く韓国アイドルのことに無知でしたが、「相手のフィールドに立つ」ことで、女子高校生の意見を引き出すことができました。これは、私にとっての収穫です。

自分自身をフラットに持っていく
相手の想い(本音)を引き出すには、聴く側に「偏り」がないことが大切です。極端に共感したり、否定したりすると相手から「こう想う」「こうしたい」の発信を妨げる可能性があるからです。
一般的にはこう言われているけど… じゃあ〇〇はどう? というように、常に相手に土俵を預ける姿勢を貫くことで、本音を引き出すことが可能になります。その時の会話の目的にあわせて、自分のスタイルを持っていくことができれば良いですね。

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