目的のない会話「雑談」で気がつくこと
ヒトとモノの彩り発見ライター 矢島真沙子です。
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「有意義な時間を過ごさないといけない」
「雑談は意味がない」・・・
少し前はそう思っていました。誰かと会って話をするのに、何かしら持ち帰るものがないと、時間がもったいない…と。誰かと会うのに、無意識に生産性というか、目的を求めていたように思います。
自然の赴くままに、目的なく話しをする
川越で事業を営んでいる友人に誘われて、アフタヌーンティーを体験しました。
ハロウィンに合わせたテーブルコーディネイト
ティーカップも選びました。
定番の3段スタンドが、雰囲気を出します。
起業仲間として、共通の話題はたくさんありましたが、ビジネスチックな話はあまりしませんでした。むしろ、学生や子ども時代にさかのぼった思い出話しや、プライベートも含んだコミュニケーションの話が多かったです。もちろん、ほとんどは意図していない内容でした。
流れにまかせて、語り、聴きあう心地よさ
直感でポン!と思いついたトピックを相手に投げかける、自然の流れは心地よいものです。相手が受けとめて、ストレートに投げ返してくれるときもあれば、さらに発展させたボールになって返ってくることもあります。
スピードが速すぎて、ボールを落としてしまったときは拾いに行き、ゆっくり反芻してからもう一度投げ返します。相手のリズムにあわせているようで、自分でもリズムを作ろうと試みます。
目的のない会話「雑談」には、そんな要素があります。シナリオはなく、すべては相手の反応に委ねる、流れにまかせるというイメージなのでしょう。
心地よさの中に、新しい発見もある
今回の、友人との雑談には確かな実り(発見、気づき)もありました。
ふと友人が「わたし、人からメッセージが読みやすい、分かりやすい、って言われるんだよね。別に普通に書いているだけなのにな?」と言いました。
どうも友人は「普通にやっているだけ」という認識なのです。ただ、話しているうちに、友人が昔から読書好きで、活字に触れるのが苦ではないことが分かりました。つまり、その過程で分かりやすく伝える能力が備わってきたのでは?と思ったので、そう伝えました。
たかが雑談、されど雑談
意図しない会話から、新しく自分を発見したり、新しくビジネスのヒントを得たりすることもあります。
ルーティーン化した日常の中でも、他愛ない会話=雑談は大切にしたいものです。
素の自分に戻る時間を作り、流れにまかせて話をすることで、新しい発見ができるかもしれません。
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