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憧れの合宿~超人の集いにまぎれて~【後編】


ひとりだけめちゃくちゃ遅くて足を引っぱった
前編はこちら

全員が無事に15㎞(獲得標高1000m)を走りきり、
トレラン夏のお楽しみ、川にドボンと飛び込みに!

飛び込みポイントまでは5㎞あるとのことで、マイクロバスに乗り込み……

乗り込み…………

…半数以上の人が乗り込まずに「ぼくら走って行きまーす」と走り始めた。

どうなってんの?

私は気づいた。
ちょっと元気なおばちゃん(私)が、
うっかり超人の集いに紛れ込んでしまったのだという事実に。


3秒で痛くなるほど冷える川で、熱を取る超人たち



夜はみんなでごはん&ビール!

ビールのために走ってる!という人もいたんでないかな。
私は酒に強くないのだけど、この一杯はほんっと~~においしかった!!

お強い人はこのあと、ワインやら日本酒やら飲んだらしい。
翌日もトレランするというのに、やっぱり肝臓も強いんだわ
……まさに超人の集い。
タンパク質合成と有害物質解毒の雄。雄と雌。

私はといえばちょっと元気なふつうのおばちゃんですから
もう、早々に部屋に引き上げました。
(部屋でちょっとした修羅があったのですがそれはまた後日)


夕ご飯の後開かれたおっくん商店で、おっくんの記事が載った本『極限力』と
おっくん主催のトレイルランニング団体「FunTrails」手ぬぐいを購入。かわいい。
本と並んでくれるおっくん


2日目はチーム戦あり!


翌日も快晴でカーッと暑い。
酷暑のお盆パワー、高原でも健在。

バスで北竜湖まで移動して、小菅神社奥社を通るルートでトレラン。
前日と違ってしっかり眠れたし、

おっくんからのアドバイスで30分に一度は何かを口にするようにしたら
あまり遅れずみんなに着いていくことができた。

・・・・・・いや遅れはしたけれども、前日ほどではなかった。
そして遅れながらも、楽しんで登ることができた。


奥社までの延々続く石段
みなさんエスカレーターに乗ってるときの速度と表情……はやい~


8㎞の道のりをぐるりと帰ってくると、
おなじみサポートカー(エイド)で冷えた飲み物とごはん!

豆腐に梅味のなめたけがのっているやつがめちゃくちゃ美味しくて、
帰りに“みんな大好きツルヤ(※長野の素敵スーパー。行ったら寄るべし)”で同じものを購入したほど。

そして午後は……チームに分かれての駅伝大会~!
ひー!
私がいるチームが負け確定―!

ところがうまいもんで、
人数が少なくておっくんが2回走るという最強チームに入りました。
塩梅がよろしいがな。

北竜湖の周りをひとり一周2kmずつ、4名チーム×5組。
スタートは各組の女性ということで、私も第一走者に。

超人4人と一般1人

スタートが一緒だから遅さもとくと知らしめることになるが
んもうそんなこたどうだっていい。

ただ、無心で一周するのみ。

最初は5人で談笑しながら数百メートルをゆっくり走っていたけれど、
ちょっと勾配がつきはじめるとあっという間についていけなくなった。
急坂となるころには、もう誰の背中も見当たらない。

午前中すでに8kmトレランしている普通の人にとって、
急な坂道を駆け上るとか全然むりなので
普通の散歩の人と化しました。

ただし下りに入ったら猛ダッシュ!
カンカン照りのひなただったし、
はやく木陰に入りたくてズダダダダダーッと走ってゴール!!

まあダントツのビリですわ。

おっくんの見せ場つくりまくり。

おっくんが何人も抜いてくれたおかげで
チームは5組中2位の好成績でゴール。
おっくんが2回走っても追いつかないほどの差をつくったのは
ほかならぬわたくし。

でも主催者が1位ゴールもあれだから・・・ちょうどいいですね。

この図々しさで、また参加したいと思う。

超人に囲まれて
おばちゃんはよたよたとつらいときもあったが、
本当に楽しかったし、
すごく鍛えられ、

そして学びになった。

登り方、補給の仕方、楽しみ方、鍛え方。

自分は超人ではないとつくづく痛感したことも、
プラスになったと思う

トレランを始めて1年半、何も考えず山に通っていたけれど
「無理は禁物」
「コツコツ伸ばそう」
「自分のペースで」
と改めて軸を持つことができた。

よたよたトレイルランナー
もうちょっと進化して、また参加したい。

みなさん、そしておっくん、ありがとうございました!


最後は北竜湖にみんなドボン!
と思ったら3人しか飛び込まなかった……あれ?
(あおむけで浮かぶ矢島)


※写真は、おっくん、日本ランニング協会からいただきました。
ありがとうございます!

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