innocent world vol.5”流れつくもの〜南の虹のハーモニー〜”

 ゴミって不必要だからゴミなんです。当たり前のことだけど。だから、ある人はそれをゴミだと思っても、別のある人はそれをゴミと思うかどうかというのはまた別の話です。様々な価値観を持つ人々が住んでいるこの地球で、ゴミの捉え方も随分違います。

 2020年の秋に西表島の南側の海岸で高校生たちとゴミ拾いキャンプをしたのですが、その時の報告もやろうと思って早半年。報告ビデオが出るらしいので、それを待ってやりましょうね。

 人は今ある生活において便利なものがあると、どうしてもそれを求めてしまいます。無ければ作るか、代用品を探します。そんな時に海の彼方から流れつく人工物は時として、この上ないパワーを発揮したりします。その場合はゴミではなく海からの賜り物として、新たな運命を切り開くわけです。

 西表島には昔ターザンがいましたが(西表のターザンで検索)今は酋長がいます。酋長は元々、建築会社の社長さんで、いろいろあって男手一つで娘3人だったかな?育て上げた暁に自転車で旅を始めたそうで、今、西表島にいるんですね。その酋長を紹介してもらって、おうちに行ったのですが、砂浜にびっくりの御殿が建っているわけです。何度かみた景色をスケッチにしてみたのですが、どうしてもあの雰囲気が出せず、未公開なのですが、とにかく素晴らしい城が浜辺に建っているわけです。聞くところによると全てが海からの賜り物だそうです。

 そんなわけで、ゴミというネーミングは人次第。人が生きている形跡を人はどのように超えて行けるのか?

 どこに行っても足跡だらけ。足跡の無い世界を美しいと思ってしまった瞬間には時すでに遅し。この星において、人間はこの星のために何ができるのか?その疑問が人間社会の矛盾を容赦無く見せつけます。人が生きるための地球環境をよくするためには人が絶滅した方がいいのではないかという矛盾。

 そこから出発できる楽しい旅があると、僕は信じています。

(2020.12.29加筆)

 

これは鳥取の砂丘、海岸です。
見渡す限りのゴミだらけでした。
ゴミのほとんどがハングル文字や、中国語の表記でした。
どうやら大陸から流れて来たようです。

 西表のゴミも大陸からのものが多いです。

 今度こっちは、東北の震災で流れ出た宮城のバイクがカナダの海岸に流れ着き、その後の関係者たちの美談動画です。

 日本の海岸の多くが大陸からのゴミで溢れているのは、決して大陸人がゴミを捨てまくって、日本人はゴミをきちんと処理しているからではなく、日本のゴミはちゃんとハワイへ流れ着くそうです。上記はカナダの話だし、東北の震災時、津波にさらわれたものがアメリカについたという話も聞きます。要するに地球が自転する、太陽が行く側に海流も流れているということですね。流れ、対流する地球。

 国境沿いで人間は喧嘩をしますが、ゴミはなんのお構いもなしに、世界を自由に行き交っているという(^^)

 今夏、西表島の自給自足キャンプで得たインスピレーションで一曲作りました。キャンプには三線しか持っていかなかったんですけど、石垣に渡るフェリーの中で鼻歌でほぼ完成させました。歌って楽器なくてもいいのね。イメージとしてはキャンプソングで、いろんな楽器入れて、みんなで歌って踊れたらいいなと思います。子供たちにはこれから発表なので、この曲がどう成長するのか楽しみにしています。

"南の虹のハーモニー"

Fu

流れ着いた南の島
浜へ続くキャラバン
君はだあれ
僕はいま
夢を運ぶ途中なんだ

森の声が騒がしい
波の音が優しい
雲流れ
星も流れ
その全てを見つめてた

溢れ出す思い出も
目を閉じれば笑ってる

風と波のハーモニー
月と太陽のハーモニー
忘れていた歌を LaLaLa 歌おう

青い海は溢れる生命
月と共に満ち引き
山の恵み 
おいしい水
時を告げる木々の鳥たち

歩き出すしんどさも
背負ったら Lacky 笑っちゃおう Fu

雨と虹のハーモニー
人とこの星のハーモニー
忘れていた世界を LaLaLa 遊ぼう

君と僕のハーモニー
彼と彼女のハーモニー
まだ見ない未来へ LaLaLa 繋ごう
君といたこの夏を LaLaLa 忘れない

⇩最後、歌詞間違えまくってるし(^^)途中、迷子になってるし、6割りの完成度の夜明けのさっちゃんズにて初出の様子です。そのうち、いい感じでみんなのところに届けられると思います。

画像1

 それでも、この星は美しい。つづく





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