innocent world vol.1 〜気持ちのいい人はきちんとゴミを分別しますか?〜

 三線弾きに始まり、ミュージシャンしてるやじびんです。すでに9月も半ばというのに、今年は多分100日にも満たない日数しか在宅していないわけですが、なぜかって、そりゃまー旅に出ちゃってるわけでございまして、この間知ったことをね少しずつアウトプットします。

 innocent world シリーズ・・・その旅で出会った宗教とか、環境問題とか、そもそも何で生きてる?死ぬの怖い?その辺まで言及するのかな?・・・僕を知る人間であれば、どうぞこの行き当たりばったり感を愛してください。

 2020年の6月、四国、九州を車で回ることになり、その際、徳島から高知に向かうところの山の中の出来事です。途中の道の駅あたりで購入した特産飲料がペットボトルとか缶じゃなくて瓶詰めで、それを飲みながらドライブしていたわけです。のどかな景色の中、車を進めながら、その日の朝を満喫していたわけですが、途中、大きなスーパーマーケットがあり、ここぞとばかりに食糧を買い込みに行ったのです。そして、車に戻る際に駐車場にある飲み物の自販機の横に、あの丸い口が2つついた自販機専用のゴミ箱を見つけたので、車内にあった瓶を持ってきたわけです。

 事件はここから始まりました。実は、その瓶がギリギリ入るサイズの丸い入り口に黒いマジックで手書きで”缶ペットボトル”と書いてあったのです。しかし僕は自分の行為を臆することなく遂行しました。手から滑ってしまったと書けばそれは嘘になる訳で、100パーセント自分本意、完全に目覚めた状態でその穴に瓶を捨てたのです。犯行が終わり現場を速やかに立ち去ろうとふと視線を逸らすと、なんと無人だと思っていた目の前の車におばあちゃんがいたのです。”目撃者現る!!!!!!”。

 蛇に睨まれたカエル????あまりの衝撃に、あろうことか、僕も彼女を見つめてしまって、なんかものすごく目があってしまったのです。”私は見たわよー”・・・完全にその目が言っています。いやいやこの自販機に瓶の飲料があれば、それはゴミ箱に記入がないだけで捨てていいんじゃないの?と考え直し、自販機を見上げると・・・”瓶飲料がない・・・”めちゃめちゃバツの悪い思いをしながら、僕は瓶を回収することなく車に引き返しました。言い訳としては、ゴミ箱にあるのは手も入らない二つの小さな丸い穴のみ。その蓋はよれたガムテープで止めてあったのです。覆水盆に返らず。

 ドキドキする心臓を感じつつ車の中で振り返りました。はて・・・、この気分のいい朝、このバツの悪い気持ちを引きずっていくのか???、そんな自問が後から後からこみ上げてきます。そして、この旅の途中で出会った、気のいい方々の優しい笑顔が次から次へと思い出されるわけです。一通りの想像を巡らせた結果、出した答えは簡単でした。あの蓋を開けて瓶を回収する!!。恥ずかしくない!!。

 そんなに長い時間を車の中で逡巡していたわけでもないのですが、ゴミ箱に戻ると、すでにおばあちゃんの車はなくなっていました。しかし、この間、苦悩する間で、すでに僕は人間との会話でなく神様との会話に切り替えていたので何の不都合もなく、そのゴミ箱の蓋を囲うよれたガムテープを再利用できるように丁寧にとり、蓋を開けたわけです。すると、衝撃的光景を見たのです。回収用の真新しいビニールのなかに、缶、ペットボトルの姿どころか、瓶はある、タバコの箱はある、紙屑、他・・・ゴミの種類は数知れず・・・、僕はそのゴミたちに手を合わせ、瓶を回収することなく静かにゴミ箱の蓋を元の通りにしめました。

 どこまでものどかな景色の中、車を走らせながら思いました。美味しい空気、贅沢な自然、いい人、悪い人、教育?・・・そうじゃない。。多分、民衆ってそういうものなんだ。要するに、今のゴミ環境問題、これらを作りだすメーカーが作らないを始めないかぎり終わらない。強大なインスピレーションをいただいた朝でした。つづく

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 noteって投げ銭機能みたいなのがあるのかな?これから調べますけど。

 50歳を目前としたこのタイミングで音楽ステージが激減してしまって、シフトチェンジを迫られる今をラッキーだと思っています。人生の折り返し地点に迫ったのか、過ぎたのか、それともまだまだなのかは知りませぬが、おいらの活動を愛し支援してくれる方、大募集です(^^)

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